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★トロイカによるギリシャ救済合意 予想通りであるが、これでとりあえずの資金ショートによる突然死は免れたが、具体的な内容と実現可能性に関しては不透明なものも多く、先送り感の強いものになった。
★OECDが日本に対して、量的緩和を求めてきた。マネタリーベースのバランスでいえば、2008年比で米国3.2倍 欧州2.2倍 日本1.4倍となっており、日本の円高は必然となる。
何故ならば、通貨の裏付けは、それぞれの国の持つ国富(国や企業、国民の持つ資産)であり、これは大きくは変化しない。裏付けは同じでお金を増やせば、増やした分だけ、その通貨は価値を失う。(希薄化)続きは■渡邉哲也の今世界で何が起きているのか http://foomii.com/00049
■ユーロ圏とIMF、ギリシャ債務削減で合意
http://jp.wsj.com/index.php/Economy/Global-Economy/node_554525
同国は長らく遅れていた約440億ユーロ(約4兆6800億円)の融資を受け取ることになる。当局者らによると、支払いは3回に分けて行われるという。
■ユーロ圏とIMF、ギリシャ債務削減策で合意 融資実行へ
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK824561820121127
◎ユーロ圏財務相とIMF、ギリシャ債務の対GDP比率引き下げで合意。2020年までに対GDP比124%への債務削減を目指す。
◎ギリシャ融資実行に合意。手続き経て12月13日に正式承認へ。
◎ギリシャ債務削減策、金利引き下げや期限延長、利払い猶予など。
◎国債買い戻しや、ECBのプログラムで生じた利益還流でも合意。
◎ユーロ相場、ギリシャ合意発表後に上昇。
■OECD:経済見通しを下方修正−欧州や中国に金融緩和促す
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-ME4IHQ6S972E01.html
■ミタルのフランス製鉄所の国有化を−仏再建相の発言が物議
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-ME5BNB6JIJUV01.html
「フランスはもはやミタルを望まない」との同相の発言を仏紙レゼコーが26日報じた。同相はミタルのラクシュミ・ミタル最高経営責任者(CEO)が約束を破ったと批判、フランス北東部のフロランジュにある製鉄所を一時的に国家管理下に置くべきだと論じていた。ミタル氏は2006年にアルセロールを買収した際、雇用や投資を減らさないと約束したが、現在はフロランジュの高炉を閉鎖し600人以上を解雇することを望んでいる。モントブール再建相はミタル氏がフランスに対して約束した内容を守っていないと批判した。
■安倍自民総裁、トヨタの救世主になるか−発言で円下落、株価急伸
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-ME39KJ6JIJUR01.html
■安倍総裁:「めど」でなく「目標」に−2%物価上昇で日銀に要求
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-ME4RJW6TTDV901.html
★昨日の市況★
■日本株は4日続伸、出遅れ内需関連に買い−ギリシャ合意や円安期待
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-ME4A2S0UQVI901.html
東京株式相場は4日続伸。ギリシャ債務削減などでのユーロ圏財務相会合の合意が買い安心感につながったほか、衆院選後の次期政権による金融緩和・円安進行への期待も根強かった。直近の上昇局面で相対的に出遅れていた銀行や不動産、情報・通信など内需関連株が高い。
TOPIX の終値は前日比2.10ポイント(0.3%)高の781.60、日経平均株価 は34円36銭(0.4%)高の9423円30銭。
■グローバル・ストックマーケット・サマリー【アジア・太平洋編】
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-ME5B0K1A1I4H01.html
【香港株式市況】
香港株式 市場で、ハンセン指数は小幅下落。中国株の指標である上海総合指数が2009年1月以来の2000割れで終了したことで、上げを消す展開となった。10月の中国工業利益が加速したことで、香港株は一時上昇していた。
中国熔盛重工 (1101 HK)と恒盛地産(845 HK)が下落。資産家の張志熔氏が両社の会長を辞任したことが嫌気された。日産自動車と提携する東風汽車(489 HK)は2.8%安。前日は約1年ぶりの大幅高となっていた。婦人靴製造の百麗国際(1880 HK)も下げた。
ハンセン指数 は前日比17.78ポイント(0.1%)安の21844.03で終了。一時は0.7%上昇する場面もあった。ハンセン中国企業株(H株 )指数は0.4%安の10527.84で引けた。
【中国株式市況】
中国株式 相場は下落。指標の上海総合指数は2009年以来となる2000割れで終了。原材料やヘルスケア関連銘柄が下げの中心だった。26日の売買代金は4年ぶり低水準となった。 上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の双方に連動している上海総合指数 は前日比26.30ポイント(1.3%)安の1991.17で引け、終値ベースでは09年1月23日以来の安値となった。26日の売買代金 は331億元(4375億円)と、08年11月7日以来の低水準となった。上海、深?両証取のA株に連動しているCSI300指数 は1.2%安の2150.64。
11月27日の海外株式・債券・為替・商品市場
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-ME61YG0YHQ0X01.html
◎NY外為:ユーロが下落−ギリシャ合意後も融資実行への不安残る
ニューヨーク外国為替市場ではユーロがドルに対し月初来の高値から下落。ギリシャの債務削減をめぐるユーロ圏の取り決めが行き詰まり、同国への救済融資の実行が遅れるとの懸念が広がった。
ドルは主要通貨に対して上げを拡大。米消費者信頼感指数の上昇を受けた。ユーロ圏の財務相や国際通貨基金(IMF)はギリシャの債務削減策をめぐり、実施済み融資の利子引き下げや債務返済期限の延長、ギリシャ国債の買い戻しなどを決定した。スウェーデン・クローナは主要通貨全てに対して値下がり。同国の消費者信頼感指数が市場予想を下回ったことに反応した。
バークレイズの通貨ストラテジスト、アループ・チャタジー氏(ニューヨーク在勤)は「国債買い戻しなど合意内容に基づく債務軽減の規模には疑問の余地がある」と指摘。「欧州連合(EU)からもIMFからも資金が実際に提供されたわけではなく、提案されている12月の融資実行も条件付きだ。12月13日に実行されるという保証はない」と続けた。 ニューヨーク時間午後2時45分現在、ユーロはドルに対し前日比0.3%安の1ユーロ=1.2939ドル。一時1.3009ドルと、10月31日以来の高値となる場面もあった。対円では0.2%安の106円30銭。一時は0.5%高となった。円は対ドルで0.1%下げて1ドル=82円15銭。
◎米国株:続落、ギリシャ救済合意も「財政の崖」懸念が打ち消す
27日の米国株 は続落。ユーロ圏財務相がギリシャ救済で合意したほか、米耐久財受注も予想を上回ったが「財政の崖」をめぐる懸念が相場を圧迫した。
ニューヨーク午後4時過ぎの暫定値によると、S&P500種株価指数は0.5%安の1398.94。ダウ工業株30種平均は89.24ドル(0.7%)下げて12878.13だった。
◎欧州株:上昇、ギリシャ合意で買い安心−レミー・コアントロー高い
27日の欧州株式 相場は上昇。ユーロ圏の財務相らがギリシャ救済融資の条件緩和で合意し、12月の次回融資実行に道を開いたことに反応した。
上期の営業利益が予想を上回ったフランスの酒造2位、レミー・コアントローは6.4%上げた。オランダの油田サービス会社、SBMオフショアは2.9%高。バークレイズが同銘柄の投資判断を引き上げた。ポルトガルの石油最大手、ガルプ・エネルジアは5.9%安。イタリアのENIが保有株を売却すると発表したことが嫌気された。
ストックス欧州600指数 は前日比0.3%高の272.86で引けた。一時は0.7%上昇した。先週は4%上げていた。
◎欧州債:ドイツ債下落、ギリシャ融資の条件緩和で−スペイン債上昇
27日の欧州債市場でドイツ国債が下落し、10年債利回り は3週間ぶり高水準に達した。ユーロ圏の財務相らがギリシャ救済融資の条件緩和で合意したことから、域内で最も安全とされるドイツ国債の需要が後退した。
ドイツ10年債利回りは1週間で最大の上げとなった。財務相らはギリシャ救済融資の金利引き下げ、10年間の利払い停止、返済期限延長で合意したほか、ギリシャの国債買い戻しの仕組みも整えた。ギリシャ向けの次回融資344億ユーロは12月に実行される。買い戻しへの参加を促すため比較的高い価格で取引が行われるとの観測から、ギリシャ国債は上昇した。
スペイン国債は堅調。証券入札での発行額が40億9000万ユーロ相当と目標上限を上回ったほか、ギリシャ合意で周辺国に対する市場センチメントが改善されたことが手掛かり。
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>OECDが日本に対して、量的緩和を求めてきた。
http://www.keepeek.com/Digital-Asset-Management/oecd/economics/oecd-economic-outlook-volume-2012-issue-2_eco_outlook-v2012-2-en
これの page 8 に、"Additional easing is required in the euro area, Japan, and some emerging market economies, including China and India." とあります。
為替レートはゼロサムゲームの組み合わせ。円安になると、自国通貨が高くなって困る国々も出てくるでしょうが、それはその国の問題。
2012/11/28(水) 午前 9:09 [ equus ]
>先送り感の強いものになった。
以前にも書きましたが、来年(2013年)の9月か10月まで先送りするのが目的。要は、ドイツの総選挙が終わるまで。ギリシャの債務なんですが、民間の債権者は、例の PSI (Private Sector Involvement)で、あらかた飛びました。残るのはトロイカ、つまりECBやユーロ圏諸国政府やIMFなどの Official Sectorなんですが、ここの抱えるギリシャの債権をかなりの程度までチャラにしないと、ギリシャはどうにもなりません。しかし、それは最大の債権者であるドイツの総選挙が終わらないと無理。ドイツ国民の反発が強くて、そんなことを選挙前にやったら、選挙でボロ負けしますがな。勝ち組は、ギリシャから担保を取った上で金を貸したフィンランド政府だけかと。まあ、IMFも、債権者の中では最優先をゴリ押しし、なんとか貸した分だけはむしり取るとは思いますけど。
2012/11/28(水) 午後 4:15 [ equus ]
ギリシャの債務危機なんですが、パチンカスに金を貸した高利貸し、つまりドイツやフランスの銀行たちが損をかぶればよかっただけの話。しかし、自国の銀行セクターを通じて自国の経済全体に影響が及ぶわけで、そうなるとドイツやフランスの政府が、それぞれの国の銀行セクターに対して税金で資金注入する必要がありました。これをやると選挙に負けるので、ドイツやフランスの政治家連中が、民間の債権者が抱えるギリシャの債権をトロイカへ移し、最後は OSI (Official Sector Involvement)で、税金であらかたチャラにする計画。ドイツやフランス以外のユーロ圏諸国の政府は、これが分かっているので、ギリシャ救済に名をかりたドイツやフランスの銀行の救済に参加したくないのですが、ドイツやフランスの政治家に脅されて、仕方なく。この状況でギリシャから担保を取ったフィンランド政府は、非常に立派だと思います。
2012/11/28(水) 午後 4:35 [ equus ]
ところで、トロイカからの借金に関して言えば、ギリシャよりも厳しい条件下にあるアイルランドやポルトガル、黙っちゃいないでしょうな。アイルランドなんて、ドイツやフランスやUKの銀行がやった不始末を、あらかたアイルランド政府がかぶってしまいましたから。
私事ですが、今年は仕事が極めて忙しく、ロクなコメントが書けません。今日も数字の裏付けのないコメントを書いてしまい、恥ずかしいです。来年も忙しくなりそうで、ユーロ圏危機を落ち着いてウォッチできそうもないです。これ、面白いのになあ。だって、数世紀に渡る欧州による世界支配の体制が瓦解しかかっていますから。スペインは、LATAM 経済を金融支配するのではなく、LATAM経済圏に飲み込まれてしまえば、つまりユーロ圏に固執しなければ、割と有望だと思うんですけどね。私がスペイン人なら、LATAMへの移住か出稼ぎを考えます。しかし、世界的な大変革期は、後にならないと分からないものですかね。
2012/11/28(水) 午後 4:57 [ equus ]
戸締役様、皆様こんばんわ〜〜
いや〜〜登別と室蘭がエライ事に…何年か前には突風で白鳥大橋のそばの風力発電の風車が壊れた事があったし。
んま、それはともかく…
>>これでとりあえずの資金ショートによる突然死は免れた
…しかし、まさかと思うが簿外の隠し債務とかないだろうな?とおもいつつ。
>>円安になると、自国通貨が高くなって困る国々も出てくるでしょうが、それはその国の問題。
…えっと、あそことあそこが困る分には問題なしと。
>>スペインは、LATAM 経済を金融支配するのではなく、LATAM経済圏に飲み込まれてしまえば、つまりユーロ圏に固執しなければ、割と有望だと思うんですけどね
…とはいえラテンアメリカ諸国で今比較的安定しているのはブラジルとチリ。両国とも資源国でもあるしアイデアとしては悪くないが…アルゼンチンがもうちっとしっかりしてくれないと難しいのでは?
>>最大の債権者であるドイツの総選挙が終わらないと無理
…しかし1対99問題がこっちに飛び火したらこれもすんなり思惑通りに行かんような気も?
ともあれequus様お気をつけて。
2012/11/28(水) 午後 8:04 [ やまちゃん ]