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ドルの覇権は終焉するか?
今回はドルの覇権について考えてみたいと思います。
何度も述べてきましたが、現在の通貨システムはドルという基軸通貨により成立しています。
先日のFRBの利下げとドル供給オペにより、ドルの希薄化は進んでいます。
ドルという通貨の価値を落としているともいえるでしょう。
世界同時株安以来、ドルの希薄化により他通貨に対する一方的なドル安に進みました。
昨日、ラトIMF専務理事は【ドルは過小評価されている】と表明して、来週末のG7の対応に注目が集まっています。
今後、このバランスはどうなるか?考えてみたいと思います。
基本的認識からはじめます。
ドルというのは、米国という国家に裏付けられています。
現在のドル機軸は、米国が最大の金保有国であったことにより生まれたと思います。
ブレトン・ウッズ協定(擬似的な金本位制)
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%83%83%E3%82%BA%E4%BD%93%E5%88%B6
ドル=金 と他国の通貨との関係において経済が成立しておりました。
当初ドルは、兌換紙幣という形でドルと金は紐付けられておりました。
ベトナム戦争による大量の戦費により、ドルと金の兌換が出来なくなった為 米国はドルの非兌換を発表しました。
ニクソンショック(変動相場制への移行)
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%82%AF%E3%82%BD%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%82%AF
金(絶対量の決まったもの) 資源(絶対量の決まったもの) 紙幣(刷れば増えるもの)
もともと、金とは物々交換の基準でありました。それが紙幣というものに変わったに過ぎません。
紙幣は刷れば増えますので、当然、金や物に対する価値は低下します。(インフレ)
ところで、金との交換対象である資源はどこが支配しているのでしょうか?
多くは資源国ではなく、実は資源メジャーが支配しております。
その支配の背景には、強い米国という軍事力(国力)があるといって過言ではありません。
欧州ですらNATOを通じ、米国の軍事力に頼る状況であります。
資源メジャー一覧
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B3%87%E6%BA%90%E3%83%A1%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E4%B8%80%E8%A6%A7
資源メジャーの支配者と軍事企業(米国軍産共同体)は、資本的に表裏一体ともいえます。
私見ですが、このような前提条件から希薄化が進むことはあっても、無価値化する要素はないと思われます。
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