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昨夜のFOMCですが、公定歩合の引き下げ幅を巡り市場の予想とFRBの決定に乖離が生じた様子です。
これにより、株価、為替ともに急激な下落となりました。
NYダウ 13,432.77 -294.26 -2.14%
フィラデルフィア KBW銀行株指数 93.97 -5.180 -5.224
銀行株も大幅に売られており、市場に失望感を表すものといえるでしょう。
公定歩合が0,25%しか引き下げられなかったことで、今後、市場の信用収縮は進むでしょう。
また、年末の資金需要を抱えた米国などの金融セクターにとって調達金利の上昇を招きます。
12/12 04:52 FOMC、公定歩合25bpに反応しドルは対円で急落
米連邦公開市場委員会(FOMC)は市場予想通り25bpの利下げを決定したが、公定歩合の引き下げが
市場の期待に反し50bpではなく25bpに止まったため、ダウが200ドル以上の急落を演じた。
これを受けドル円は一時110.65円と3日ぶり安値水準を示現。クロス円もダウに引っ張られ急落を演じ、
ユーロ円は一時162.45円、ポンド円も一時225.36円まで急降下した。ユーロドルは対円での下落から
一時1.4665?70ドルまで下落し、ポンドドルに至っては一時2.0354ドルと本日安値を更新した。
4時47分現在、ドル円は110.77円、ユーロ円は162.75円、ポンド円は225.80円、ユーロドルは1.4687ドル
ポンドドルは2.0375ドルで推移。(了)
12/12 05:52 FOMC声明文の見方
MS・グリーンモルガン・スタンレーのデビッド・グリーンロー米国債主席エコノミスト
米連邦公開市場委員会(FOMC)は市場予想通り、フェデラル・ファンド(FF)金利誘導目標を
.25bp引き下げ4.25%に設定した。しかし、公定歩合を25bpの引き下げに止めた点は、驚きに値する。
声明文では住宅市場の減速や市場の混乱から企業や消費の支出が低下し景気を鈍化させていると
指摘しており、10月分よりハト派的だった。しかし、当方が予想したようにリスク・バランスで景気に
対するリスクを強めていない。景気については、「緩やかな成長を促進する(promote moderate growth)」
インフレについては「いくらかインフレ圧力は残っている(some inflation remain)」と言及するに止めていた。
全体的なトーンは利下げの余地を残しつつ、利下げを保証する内容ではない。
ボストン連銀のローゼングリン総裁が50bpの利下げ票を投じたとはいえ、市場は声明文の内容に失望し
ダウは急落、ドル建てLIBORは翌日物で4.95%から5.09%へ上昇した。市場はFOMCの経済見通し悪化
への懸念が不足していると判断したと考えられ、利下げ催促相場へ向かっていく可能性がある。(了)
http://www.m2j.co.jp/marketsquare3
ここのところ、FOMCの利下げ予測とFRBによる豊富な資金供給により維持されてきた市場が再び混乱に陥る可能性が生まれたといえると思います。
しかし、FRBが市場に資金投入をしたからといって、株式や資源など投機的な側面に資本投下されるだけでは根本的な景気動向の解決になるわけではありません。
米国の内需依存体質は、このような投機的な資金が生み出してきたともいえますが、すでに限界に達してきたとも見られ、このあたりで大きな変化が求められるでしょう。
クレジット損失は100─120億ドルの見通し=フレディマック
ttp://jp.reuters.com/article/domesticEquities/idJPnJT808919720071211
[ワシントン 11日 ロイター] 米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)(FRE.N: 株価,企業情報, レポート)のサイロン最高経営責任者(CEO)は11日、現在帳簿上にある
モーゲージに絡むクレジット損失が100─120億ドルになる、との見通しを示した。
CEOは投資家向け説明会で「(帳簿上のモーゲージについて)将来のクレジット損失を、総額で約100─120億ドルと見込んでいる」と語った。
サブプライム対策基金で金融市場の問題は解決しない バフェット氏
ttp://www.gci-klug.jp/fxnews/07/12/12/post_2556.php
米投資会社バークシャー・ハザウェイを率いる著名投資家ウォーレン・バフェット氏 は11日、大手金融機関によるサブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)対策基金では金融市場の問題は解決しないとの見方を示した。
米CNBCテレビとのインタビューで語った。証券化や所有権の移転を行うことで問題を魔法のように解くことはできないと述べた。
サブプライム問題の本質原因である住宅公社債問題、不動産バブル問題は悪化の一途をたどっています。
米シティグループ、SIVの規模を過去2カ月で150億ドル削減=FT
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-29302620071211
[ロンドン 11日 ロイター] 11日付の英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙は、関係筋の話として、シティグループ(C.N: 株価, 企業情報, レポート)がストラクチャード・インベストメント・ビークル(SIV)の規模を過去2カ月に150億ドル以上削減した、と伝えた。
FTによると、9月末時点に800億ドルを超えていたシティグループのSIVの規模は、660億ドルに縮小した。
FTによると、シティグループは7つのSIVの資産売却について、コメントを拒否した。
次なる問題といわれているSIV問題も解決までは遠い道のりであるといえるでしょう。
規模を縮小したとはいえ、シティのSIVはいまだ660億ドルの規模を誇っております。
このうちどの程度の資産が不良債権化しているかわかりませんが、ABXなどの指標からするとかなり厳しいでしょう。
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