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(12/12)米欧5中銀が資金供給・サブプライム対策で異例の協調
http://www.nikkei.co.jp/sp1/nt1/20071212AS1C1200T12122007.html
【ワシントン=小竹洋之】米国、欧州など5つの主要中央銀行は12日、各国の短期金融市場にそろって大量の資金を供給する緊急声明を発表した。米連邦準備理事会(FRB)は年末までに最大400億ドルの越年資金を供給、欧州中央銀行(ECB)とスイス中央銀行のドル資金調達も支援する。主要中銀が流動性維持の大規模な協調行動をとるのは異例。米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題を発端とする金融不安の沈静化を目指す。
日銀は今回の枠組みには直接参加しないものの、歓迎する声明を発表した。スウェーデンの中銀も同様の声明を公表した。
欧米の中央銀行は、クレジットクランチを防ぐ目的で協調して資金供給をするという緊急声明を発表しました。
逆説的にいえば、それだけ年末の資金需要を控えて金融セクターの状況が厳しいということでしょうね。
FRB 追加的な流動性供給策発表 2007/12/12(水) 23:25
入札方式で資金供給。
初回は17日に200億ドル。
2回目は20日に200億ドル。
1月に2回の入札予定
欧州の主要中銀と為替スワップ。
ECBと200億ドル。スイス中銀と40億ドル
2007/12/12(水)23:16
FRB 400億ドルのターム物ファシリティ供給へ
12/13 05:02 5中央銀行による協調資金供給について=大和アメリカ・モラン氏大和証券アメリカのマイケル・モラン主席エコノミスト
米連邦準備制度理事会(FRB)は11日、公定歩合の引き下げを25bpに止め市場を失望させた。しかし本日FRBはターム物入札ファシリティ(TAF)の導入を表明し、新たな資金供給の手段を示した。市場にとっては50bpの公定歩合引き下げより有効な手段と考えられ、小幅な公定歩合引き下げには隠し玉が用意されていたと言えよう。
FRBはTAFを通じ、地区連銀の借入に使用できる担保の短期資金について入札を行なう。対象は、窓口借入ができる預金金融機関のみ。ノンバンクは対象ではないが、市場が正常化すればノンバンクの資金繰りも改善されるだろう。資金は窓口借入から提供されるが公開市場操作の代替である都合上、通常の窓口借入を行なった時のように資金繰りで困難に瀕しているとの烙印を押されることはない。
今回の新たなプログラムの目的は、インターバンクでの資金量を増加させることではない。実際にFRBは、足もと公開市場操作で増えた銀行システムへの資金をトレジャリービルのような短期国債に換えることで調整している。
今回の措置は預金金融機関にとって資金調達が可能だとの安心感を生み、金融機関が資産を売却する誘惑を断ち切る有効な手段と言えよう。結果的に、インターバンクでの貸出が改善するという好結果をもたらす特攻薬となるかもしれない。
このような資金供給をしても、投入資金が投機資金として短期投機目的で流通してバブルを膨らませるようでは意味がないといえるでしょう。
年末にかけて、金融機関には資金的な余裕が出来たと思われますが、当面は市場に動向に注意が必要でしょう。
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