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議席分布と今後の展開(政界再編の可能性について) その1において自民党から見た政界再編の可能性を探りました。
その1はこちら http://blogs.yahoo.co.jp/daitojimari/15476634.html
今回は民主党側から見た政界再編について考えてみることにします。
参議院と衆議院民主党の分裂が起きる場合、動きやすいのは実は今回大勝した参議院です。
自民党が取り込みに動いた場合、物理的には参議院民主党(選挙区候補)のほうが取り込みやすいです。
理由には下記のものがあります。
1、今回の選挙で自民党候補が大量落選したこと
次の選挙は3年後ですが、現状の議席持ちがいる為にこれを排除して選挙に出られる人物は少数です。
つまり、今回の落選議員は6年間待たなくてれはならないことになります。
候補者に高齢者が多いことを考えた場合、候補者枠が空席化している状態といってよいでしょう。
2、民主党の党内対立と支持母体の関係
民主党の場合、左派(旧社会党系)と右派(旧経世会の一部と前原グループ)の考え方に差が大きいのが特徴です。今回の選挙では連合が全面的に支持に回りましたが、主張の対立が起きた場合支持母体離れが
深刻化する候補が出てくると思われます。本質的には安倍氏などと考え方が近いグループと社会主義を主張する労働組合が長期にわたり健全な関係を保てるとは思えない。
3、連合など支持母体の弱体化
社会保険庁解体、教育基本法改正、国家公務員法改正などにより、連合の中心であった自治労や日教組の力は弱体化してゆくと思われます。また、赤化運動を主導した団塊世代の大量引退により、組合自体の組織率が低下するとともに、労使対立型の組合運動は弱体化してきています。
6年後を考えた場合、連合が確かな支持母体ではなくなっている可能性があるわけです。
今回の当選議員の次回選挙は6年後のことではありますが、民主党内の対立が表面化した場合、
自民党の落選議員の支持票を材料に移籍の駆け引きがしやすい状態であると思います。
逆に、民主党の場合勝ちすぎてしまったがゆえに参議院自民党議員の引き抜きは困難であるでしょう。
今回当選した議員は、自分の票と自民党の支持票を固められた議員であるでしょうから、自民からの離脱は少ないといえます。
衆議院を考えた場合、郵政選挙で自民党が勝ちすぎている為に空白議席はありません。
郵政選挙の刺客作戦により、旧経世会などの反主流派は少数になってしまい、比較的意思統一が図られています。
非常にうるさいとは思いますが、離党してまで現政権側に反旗を翻す議員数は少ないとみてよいでしょう。
また、参議院選挙で自民党旧経世会の支持母体が弱体化していることが明確になりました。
反主流派の方で、自己の人気で当選できる議員はとっくに離党しています。
彼等は、自分の議席にしがみつく為に自民党を捨てられないでしょう。
この状態では、衆議院民主党の議員が自民党に移籍するのは無理でしょう。
唯一あるとするならば、郵政選挙のような政局があり、自民党側が議員の切捨てに出た時であると思います。
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