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世界同時株安の原因 解析

世界同時株安の原因は、米国サブプライムローンが主要因であると考えられていますが
その本質的な要因には円キャリートレードがあると思われます。

なぜ、このようなことが起きているのか考えてみたいと思います。
日本は、約2600兆円に及ぶ国富(国民と国家の純資産合計)を持っています。

バブル崩壊後の失われた10年の間に景気が低迷してデフレが起こりました。
これを打開する手段としてとられたのが【低金利政策】であります。
金利を低くすることで、投資意欲を増大させてデフレからの脱却を図りました。
しかし、低金利政策だけでは景気が回復しなかった為に、市場の資金供給料を
ふやして、お金をだぶつかせる政策に出ました。これが【量的緩和政策】というものです。

【ゼロ金利】と【量的緩和】を続けることで、企業や個人の投資を増大させようとしました。
しかし、なかなかそのお金は投資に廻らず景気は回復しませんでした。

ところが、この過程で【日本のだぶついたお金が国内に廻らず輸出されてしまった】のです。

日本のだぶついた低利のお金に目をつけたのが海外などのヘッジファンドでありました。

ヘッジファンドは、日本で低利の資金を調達して金利差を利用して利益を上げる戦略に出ました。
これが所謂【円キャリートレード】といわれるものです。

円キャリートレードにより、日本の低利のお金が世界の市場に【ばら撒かれた】わけです。
この低利の大量の資金が、世界中をバブル状態に追い込んだのであると考えます。

所詮、サブプライムローン問題も低所得層への過剰融資が原因であり、輸入された低利の資金の
だぶつきが生んだものといえるのではないでしょうか?

また、振興国における株式バブルや土地バブルなども同様であると思います。

本来、その国の持つ価値異常のお金が流入したことで過剰な投資や消費が起こりました。

この資金がすべて、産業誘致など国家基盤の整備に用いられていれば、その国の経済水準があがり
結果的に国家価値の上昇により、ひずみの補正が行われ返済にも支障がなかったでしょう。

しかし、この投資主体がヘッジファンドというお金を商売にする金融業であった為に実体のない株式
や不動産などに偏って投資されてしまいました。

実は、円キャリートレードはその過程で、【円安と投資対象国の通貨高】を招きます。
円キャリトレードにより生まれた円安が日本の輸出産業を手助けすることに一役買ったともいえる
でしょう。

そこで、円安が低価格低賃金を売り物にする新興国との輸出産品の価格差を埋めてしまい
日本企業の輸出競争力を上げる手助けをすることにもなりました。

日本の産業の復活は、日銀の【量的緩和】と【低金利政策】に大きな影響を与えることになり
日銀に従来の方針を変更させて金融引き締めに走らせることになります。

これが、徐々に他国のバブルに影を落とし始めることになります。
従来、供給され続けた低利の資金の量が徐々に減少する結果を呼ぶことになります。
これが、サブプライムローンを要因とするアメリカの不動産バブルの低迷要因になったでしょう。
また、新興国の一部では長期資金の調達に負担が生じることになったとの考えられます。

さらに、ぎりぎりのバランスの中で成立していた関係が、今年2月の日銀利上げで大きな影響を受けました。
これが、前回の世界同時株安と円キャリーの巻き戻しともいえるのではないでしょうか

また、日銀の動向を見たファンドは、将来の利上げによる円キャリ巻き戻しに備え、不動産など長期的な
投資から株式などの換金しやすい投資に投資先を変更していったとも考えられます。

これが、不動産バブルの崩壊を呼び、資金流入による株高を形成している要因であると私は考えます。

今回の発生した株安は、サブプライムローン問題を背景に、8月の日銀利上げを織り込む過程で生まれた
リスクの拡大と、資金還元(円キャリー巻き戻し)によるキャピタルフライトが原因と考えます。

これが私が考える今回の世界同時株安の原因であり、それまでのプロセスであります。

とりあえず、昨夜のNYは途中までずるずると下げる展開でしたが、最後に急激に上げて終わりました。
しかし、中身を見るとNYのダウなど株価の波形と円ドルレートの為替波形がほぼ一致しています。

参考 緊急特集!!世界同時株安 その7
http://blogs.yahoo.co.jp/daitojimari/15047888.html

これが何を意味するか?ということになりますが、私の認識はこうです。

ファンドなどが大量の株をドルに換えて現金化(株価下落)
現金化したドルを円に換える(円キャリー巻き戻しと円上昇)

また、円の上下幅が大きくなっている傾向から考えると

円売りが出て円安が進む、為替の差益を狙い株式現金化、円買いが起こるので円高に動く

このような動きが繰り返されながら、大幅な円の還流(円キャリーの巻き戻し)がおきているように思います。

また、為替と株価の波形の間にほとんど時間差などが無いことから、ファンドなどの大型投資家はほほ一致した動きを示していると考えます。
逆の動きをする力が強くなれば、株と為替の間に時間軸のずれや乱れが生まれると考えるからです。

また、このことはファンドなどの投資家に余裕資金が無いことを表しているようにも思います。

負のスパイラルに入ったと思われる世界市場の動きに注意が必要ですね。

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