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今週の株式の見通しについて
今週は明日の深夜のFOMC政策決定会合が山場になると思われます。
すでにFFを利下げするという見込みで織り込み済みではありますが、
利下げ幅をめぐっては、どの程度になるか市場の判断が分かれております。
すでに、臨時処置として公定歩合を下げた上で金融機関への直接融資を行っていますが
やはり、本命となるのは市場での調達金利を決めるFFレートということでしょう。
市場金利を下げた場合、利幅が少なくなるのでキャリートレードのまき戻し要因です。
すでに、アメリカからの巻き戻しは終わっているという見方が優勢ですが
これで、どの程度円高方向に進むかという点が争点のひとつでしょう。
FF金利を下げた場合、国内の資金調達やローンを抱える債務者は金利が減少することで
非常に楽になります。
しかし、キャリートレードの巻き戻しが進むことで海外からの資金が逃避するでしょう。
すでにFRBは、膨大な金額を市場に投入して市場介入していますが、利下げのために
より強い介入をしなくてはならないことになるでしょう。
基軸通貨国であるメリットともいえますが、長期のわたるドルの下落は避けられないでしょう。
情報更新
先ほど先週末のイギリスの銀行取付騒ぎに関連して、欧州において暴落が発生したようです。
先週末の記事から
再送:ロンドン株式市場=反落、ノーザン・ロックが金融・不動産株を圧迫[ロンドン 14日 ロイター]
ロンドン株式市場は反落。世界的な信用収縮の影響で資金繰りが悪化した住宅金融大手ノーザン・ロック(NRK.L: 株価, 企業情報, レポート)が、イングランド銀行(英中銀)から緊急融資を受け、金融・不動産関連銘柄の圧迫材料となった。
FT100種総合株価指数(.FTSE: 株価, 企業情報, レポート)は74.6ポイント(1.17%)安の6289.3。ザラ場では6209.1まで下落したが、資源株が午後になって値を戻しFT指数を下支えした。週足では1.6%上昇した。
この日は欧州株式市場も下げて引けた。
ノーザン・ロックは2007年と2008年の業績見通しに警戒感を表明、英中銀から緊急融資を受けた。英中銀による金融機関救済は1997年に中銀の金融政策の独立性が認められて以来初めてとなる。
ノーザン・ロック株は31%以上急落。1日の下げ幅としては最大で、年初来では62%強の下落となった。
格付け会社スタンダード&プアーズ(S&P)とフィッチは、ノーザン・ロックの信用
格付けを引き下げた。ノーザン・ロックの支店やウェブサイトには預金を引き出そうとする顧客が殺到した。
もともと、不動産バブル崩壊が懸念されていたイギリスですがこれでほぼ確定といってよいでしょう。
アメリカと違い、ローンに所得による分類が少ない為にその影響はさらに大きなものになると予想されます。
日本のバブル崩壊と同様に、すべて顧客層の不動産が同時に下落することになるように思われます。
イギリスへの融資に関しては、使い勝手が良いスイスの保険や金融機関が深く関わっているように思われます。
日本においては、日本人が多く関係する外資の保険会社への影響が懸念されます。
続報、NYもだめかもしれません。
インフレ抑制には政策金利2ケタ台の必要も=前FRB議長
[ワシントン 17日 ロイター] グリーンスパン前米連邦準備理事会(FRB)議長は、USAトゥデー紙と
のインタビューで、インフレを抑制するために、FRBが今後数年の間に政策金利を2ケタ台に引き上げる
必要がある、との認識を示した。
14日に実施されたインタビューが、17日付の同紙に掲載された。
それによると、グリーンスパン氏は「2ケタ(の政策金利)は短期間にとどまりそうだ」と述べたうえで、
そこまで引き上げる必要に迫られる時期を予測するのは困難、と付け加えた。
政策金利を2ケタにすることは長期的解決策にはならない、との見方も示した。
政策金利であるフェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標が2ケタの水準にあったのは1980年代。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-27913720070917
[ニューヨーク 17日 ロイター] 米ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)電子版によると、グリーンスパン
前米連邦準備理事会(FRB)議長は、米国がリセッション(景気後退)に陥る確率について「3分の1をやや
上回る」との見方を示した。
グリーンスパン氏は以前、米リセッションの確率を「3分の1」と見ていた。
WSJによると、グリーンスパン氏はインタビューで、住宅の在庫が「極めて高水準」で、建設業者に新築住宅を
早急に売る圧力がかかっている、と指摘。その結果、「住宅価格がさらに大幅に下落する可能性があり」、
サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)のデフォルト増加や消費減少につながりかねない
との見方を示した。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-27913320070917
FOMC前のグリーンスパン氏の利上げ誘導発言でしょうかね。
現役ではないですが影響力はまだまだ大きいので明日のFFはどうなるんでしょう?
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