|
米ステート・ストリート:7−9月期は33%増益−手数料収入伸びる
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=acu6wwmYBZ7w
10月15日(ブルームバーグ):金融資産のカストディ(保管)業務で米3位の銀行ステート・ストリートが15日発表した2008年7−9月(第3四半期)決算は、前年同期比33%増益となった。変動の激しい金融市場環境を背景に口座管理や取引の手数料が伸びた。
純利益は4億7700万ドル(1株当たり1.09ドル)と、前年同期の3億5800 万ドル(同0.91ドル)から増加。一部項目を除いたベースの1株利益は1.24ドルで、ブルームバーグ・ニュースがアナリスト16人を対象に実施した調査での予想平均値(同1.20ドル)を上回った。
世界的な金融危機を背景に、第3四半期のニューヨーク証券取引所の出来高は前年同期比で37%増加し、投資信託やヘッジファンドなどの顧客の口座管理手数料の増加につながった。
米ウェルズ・ファーゴ:7−9月期24%減益、住宅市場の低迷が影響
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=avJ2y8C5s6tE
10月15日(ブルームバーグ):米銀ウェルズ・ファーゴが15日発表した7−9月(第3四半期)決算は減益だった。住宅価格の下落や住宅ローン返済遅延の増加が影響した。
同社発表資料によると、純利益は前年同期比24%減の16億4000万ドル(1株当たり49セント)。前年同期の純利益は21億7000万ドル(同64セント)だった。
貸倒引当金は前年同期の2倍に当たる80億ドルに増加した。
総収入は5.4%増の104億ドル。クレジットカード事業や保険事業、資産管理業務の拡大が寄与した。純金利マージンは4.79%と前期の4.92%から縮小した。前年同期は4.55%だった。
融資総額に対する貸倒償却の比率は2%と、前年同期の1%から上昇、前期末の1.6%を上回った。同行は政府管理下に置かれた米住宅金融のファニーメイ(米連邦住宅抵当金庫)やフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)、破たんした米証券リーマン・ブラザーズ・ホールディングスへの投資で6億4600 万ドルを償却した。
米JPモルガン:7−9月期84%減益−買収効果で黒字は確保
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=a9FyYSS_kO_o
10月15日(ブルームバーグ):米銀大手JPモルガン・チェースが15日発表した2008年7−9月(第3四半期)決算は、前年同期比で84%の減益となった。評価損と損失、貸倒引当金として約58億ドル(約5880億円)を計上したものの、米S&L(貯蓄・貸付組合)最大手ワシントン・ミューチュアル買収が寄与し、黒字を確保した。
純利益は5億2700万ドル(1株当たり11セント)と、前年同期の34億ドル(同97セント)から減少した。ワシントン・ミューチュアル関連の一時利益5億8100万ドル(約590億円)を除いたベースの損益は1株当たり6セントの赤字となり、ブルームバーグ・ニュースがまとめたアナリストの予想平均の同18 セントの赤字に比べ小幅な損失にとどまった。株価はニューヨーク市場で上昇した。
ジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は今後数四半期の利益が減少すると予想し、「すべての業務部門」が景気減速の影響を受けていると述べた。JPモルガンは米政府が14日発表した救済案に基づき250億ドルの資金注入を受ける。
ダイモンCEOはアナリストとの電話会議で、「今後さらに一段と大幅に悪化することを覚悟しなければならない」と語った。
ニューヨーク時間午前10時3分(日本時間午後11時3分)現在、JPモルガン株は前日比37セント(1%)高の41.08ドル。
第3四半期の総収入は147億ドルと、前年同期の161億ドルから減少。株主資本利益率(ROE)は1%と、前年同期の11%から低下した。
ワシントン・ミューチュアル買収に絡む損失は6億4000万ドル。JPモルガンはワシントン・ミューチュアルの貸倒引当金の関連で12億ドルの特別費用を計上した後、同社買い取りに絡んで5億8100万ドルの利益を計上した。
住宅ローンとレバレッジド・バイアウト(LBO)向け融資関連の評価損は合計36億ドル。引当金は13億ドル積み増し153億ドルとした。中核的自己資本(ティア1)比率は8.9%となった。
JPモルガンは4−6月(第2四半期)までで、評価損と信用コストとして 188億ドルを計上している。損失は同業のシティグループなどに比べて少ない。ダイモンCEOは市場混乱の下、住宅ローン関連不良債権と投資家の信頼低下によって倒れたベアー・スターンズとワシントン・ミューチュアルを買収した。
アリエル・インベストメンツのチャールズ・ボブリンスコイ副会長はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「難しい業界、厳しい事業環境だが、JPモルガンは他行ほどの業績悪化に見舞われていない」と評価した。
米政府は同国の銀行に総額2500億ドルを注入する計画だ。このうち1250億ドルは大手9行に注入する。ダイモンCEOは、米政府の銀行救済案は「強力だ」と評価、滞った与信の流れを回復させるだろうと語った。JPモルガンは公的資金を融資の原資に充てるつもりだと付け加えた。
投資銀行部門の第3四半期利益は8億8200万ドル。前年同期は2億9600万ドルだった。収入は11億ドルに増えた。リテール(小口金融)銀行部門の利益は2億4700万ドル(前年同期は6億3900万ドル)。クレジットカード部門利益は2億9200万ドルと、前年同期に比べ63%減少した。JPモルガンは先に、年末に向けて貸倒償却が徐々に増えるとの見通しを示していた。
マイケル・カバナ最高財務責任者(CFO)はこの日のアナリストとの電話会議で、クレジットカード・ローンの貸し倒れ率が来年6−7%となるとの見通しを示し、景気減速に伴い引き当てを積み増す方針だと述べた。
|