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ドル崩壊!
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22日から都内ビジネス街のローソンでも販売されることになりました。
韓国は、現在通貨危機的状況に置かれている。これは短期的に見た場合、キャピタルフライトの深刻化、信用低下による流動外債のロールオーバー困難、株式市場の低迷など複数の要因がもたらしている。
しかし、本質的な問題は資源インフレによる恒常的な貿易赤字や家計の赤字、不動産バブル問題など国内要因に起因する物が前提となる。これが解消できない限り、キャピタルフライトは継続することになる。
そして、この問題は一朝一夕に解決できる問題ではない。
リーマンショック以降、銀行間市場において、韓国系銀行はドルを資金調達できない状況に陥っている。
これに対処するため、韓国政府は銀行間取引に政府保証を付けた。しかし、残念ながら市場はこれを評価しなかった。逆に、韓国政府に対する信用が低下して、韓国そのもののCDSを引き上げる結果となっていまった。
韓国CDS
01.10.2008 183
02.10.2008 200 +17
03.10.2008 245 +45
06.10.2008 270 +25
07.10.2008 270 0
08.10.2008 310 +40
09.10.2008 300 -10
10.10.2008 350 +50
13.10.2008 325 -25
14.10.2008 240 -85
15.10.2008 280 +40
16.10.2008 350 +70
17.10.2008 380 +30
20.10.2008 390 +10
21.10.2008 410 +20
22.10.2008 470 +60
23.10.2008 620 +150
これを見るとわかるように、政府保証後CDSが急激に上昇している。本来、銀行債など民間の債務は政府の保証外である。しかし、政府が新規の銀行間取引に保証を付加したことで、韓国政府に対する信用不安が発生してしまった訳である。基本的に韓国の企業や銀行などの債権金利は国債の金利より高い物となる。これにより、韓国系銀行、企業などの外債発行ロールオーバーはほぼ困難と言うことになるだろう。
貸し手側から見た場合、ノンリスクで融資するためにはCDS+LIBORということになる。これを基に計算した場合、5年物の外債金利はドル建てで年利10%以上と言うことになる。現在、このような高金利先(ハイリスク)に貸し出す金融機関はほとんどない状況である。つまり、韓国政府は外貨準備を取り崩し外債の償還に対応するしかない。
韓国政府は外貨準備高約2400億ドルと公表しているが、その中身と流動性が疑われており、その言葉を信じる投資家はほとんどいない。だからこそ、信用危機に陥っている物と言えよう。
詳細は過去記事をどうぞ
http://blogs.yahoo.co.jp/daitojimari/42314803.html
また、企業や銀行などの外債の償還を支援するため、銀行間市場に膨大なドルを供給している。同時に通貨防衛のため、為替市場において介入を続けている。この結果、保有するドルが失われていると見られており、これが悪循環に拍車を掛ける形となっている。
現在、韓国政府は個人のドル売りに対する規制や輸出企業にドル売りを要請するなど国内への規制と圧力を強めている。この結果、国内の為替市場は売買が減少して取引規模が急激に減少している。しかし、この結果、規制を受けない域外市場などでのドル売りが活発化しており、これが市場の歪みの拡大と悪循環をもたらしているという指摘も強い。
FT、WSJなど各種の外信が次々と韓国の通貨危機を伝え、日本経済新聞などの国内メディアも韓国の危機を報じ始めた。これにより韓国の対外信用は急激に低下したことになるだろう。
IMF、出資額の5倍までの融資供与へ−新興市場国救済で検討
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003013&sid=agmY8uplvWZA&refer=jp_us 一部抜粋
韓国の出資額は44億ドルで、このプログラムの下では最大218億ドルの融資を受けることができる。メキシコは最大235億ドル、ブラジルは226億ドル、ポーランドは100億ドルの融資をそれぞれ獲得できる可能性がある。
現在、来年三月までに償還が到来する韓国の流動外債規模は約2200億ドル程度と見られている。これ以外にも国内債や株式市場からのキャピタルフライト、貿易赤字の悪化に伴うドル需要などその他の支出を含めた場合、回復までに必要となる額は4000億ドルを超えることになるだろう。これではIMFのプログラムに参加したとしても必要とされるドルを得ることが出来ないだろう。第一IMFの貸し出し限度は2500億ドル程度しかない。
さて、どうするつもりなのだろう?
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