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まずは、週末のニュースです。
■米政府と民主党が自動車業界支援で合意、財源問題解決−議会関係者
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aaFVX.Bkt9gM
12月6日(ブルームバーグ):米議会民主党はビッグスリー(米自動車大手3社)の破たん回避に向けた支援で、ブッシュ政権と大筋で合意した。議会関係者が5日明らかにした。
同関係者によると、ビッグスリーへの具体的な支援額を含め、来週採決される予定の法案の詳細について最終的に詰める必要がある。ただ、民主党と米政府の合意により、財源をめぐる論戦は決着した。
ペロシ米下院議長は自動車会社が必要とする資金について、250億ドルの低燃費車開発目的の政府融資を財源とすることを容認し、交渉打開につながった。ゼネラル・モーターズ(GM)とクライスラーの最高経営責任者(CEO)は今週の公聴会で、来年3月末までの運転資金として両社で140億ドル(約1兆3000億円)が必要だと証言していた。
ペロシ議長は自動車業界に対する「短期的で限定的な支援」を提供する法案が来週提出されるとの見通しを示した。同議長によると、法案には資金の使用で厳しい監視が盛り込まれる見込み。下院は9日、上院は8日に審議を再開する予定。
議会関係者によると、ペロシ議長は5日午後、問題を解決するためボルテン大統領首席補佐官と直接会談した。
☆ビッグ3救済に向けて、政府と民主党が合意した。しかし、議会の合意に向けては、まだ不透明な部分が残っている。特に年内は、上院にレームダック化した共和党議員が10名以上残っており、救済に向けて反発も予想される。また、この合意案は短期的な資金ショートを防止するだけのものに過ぎず、債務超過状態に陥り、根本的な構造改革を必要とする自動車業界を救うものとはならない。逆に今回の救済案は、米国政府を泥沼へと引きずり込むだけかもしれない。
■三菱自が米イリノイ州工場を2月18日から7週間閉鎖-トリビューン紙
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=akhG9wULvLz4
☆自動車会社各社は、大規模な生産調整を始めている。これは日本の自動車メーカーも同様である。ガソリン価格は下落傾向にあるが、ローンシステムの崩壊などにより、回復の目処は立っていない。
■オバマ次期米大統領:1950年代以来の大型投資−経済再生計画で
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aQ5ErK.mqWQY
12月6日(ブルームバーグ):オバマ次期米大統領は6日、週末のラジオ演説で、景気浮揚と雇用創出のため、道路や橋、公共の建物に1950年代のアイゼンハワー大統領以来「最大の大型投資を行う」意向を表明した。
同氏は具体的に、250万人の雇用を創出する経済再生計画には公共の建物のエネルギー効率改善や学校の修復、医療システムの近代化を盛り込むことを明らかにした。
同氏は5日発表された11月の米雇用統計で非農業部門雇用者数が前月比53 万3000人減少したことについて、「米国が直面している経済問題の深刻さを改めて示すものだ」と指摘した。
同氏は大型投資について、アイゼンハワー大統領による全米の高速道路網の整備以来最大の規模になると説明。来年1月に招集される議会と協力し、直ちに計画を成立させることを楽しみにしていると語った。
米議会民主党はオバマ次期大統領の就任後直ちに景気刺激策を送付する意向を示している。同党のシューマー上院議員は先月末に、景気刺激策に関して 5000億−7000億ドルの規模と指摘した。
オバマ氏はまた、米国のインターネット環境の改善も計画している。
☆問題となるのは財源である。金融安定策への出費で毀損したBSをさらに悪化させる要素もある。1950年代のアイゼンハワーの時代との最大の違いは、ドルの位置づけと信頼低下である。また、道路建設といった将来性と生産性の高い公共投資と、福祉色の強い生産性の低い投資は全く違う。アイゼンハワーと比較するのは間違いではないだろうか?
■政府:大企業に最大1兆円の低金利融資枠、来年度末までに−日経
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aPVckO7vvfOs
☆タイトルが誤解を招く表現になっている。すでに中小企業向けの低利融資システムは実施されている為、これを大企業に拡大しようという物である。世界的なリセッション観測が強まる中、大企業の資金繰りも厳しいものになることが予測されている。日本の場合、大企業から中小下請けに仕事が流れる構造であり、大企業を守ることは中小下請けを守る事にもつながる。これを理解せず、一部のメディアなどでは大企業バッシングを続けているが、馬鹿としかいいようがない。
■経財相:雇用対策に積極的財政措置を、補正予算示唆−NHK番組で
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=ayhDd6KQCE4w
12月7日(ブルームバーグ):与謝野馨経済財政担当相は7日午前、NHK番組「日曜討論」に出演し、概算要求基準を守る一方で、深刻化が予想されている雇用対策については積極的な財政措置をとるべきだと述べ、補正予算編成の可能性を示唆した。
与謝野氏は、来年にかけて「雇用の問題が非常に深刻になる」との見方を示した。その上で、「雇用に対してしっかりとした予算を使うということは、許されることだし、むしろ評価を受けることだと思う。社会が必要としている対策を大胆に打っていくことは政治に課せられた責任だ」と強調した。
☆現在、派遣労働者と非正規労働者の切り捨てが社会問題になっている。
ここにおいて、派遣労働者と非正規労働者を混同して論じることは間違いである。
派遣労働者の雇用責任はあくまでも派遣企業にある。派遣労働者への保障は、人材派遣会社の責任を持ってすべきものであり、派遣先に批判の矛先が向けられるのは大きな問題である。人材派遣会社は業として、派遣収益を得ているわけであるので、ここから派遣労働者に対する責任を果たす必要がある。
非正規労働者の雇用責任は雇用した企業にある。この部分に関しては、企業は再就職支援などを社会的な責任を負う必要がある。
また、どちらも短期の雇用契約に基づくものであり、ここにおいて違法性を見いだすのは難しい。
そして、このような切り捨ては企業を守り、そこに働く他の労働者を守る為の物である。多くの場合、新入社員と短期労働者の給与を比較した場合、短期労働者の方が高給である。見方を変えれば、不安定な労働環境を容認する代わりに、それだけの所得を得ていたと言える。この部分を排除して報じられ、企業のみが批判される現状は間違っている。
雇用環境の確保は政治の責任であり、企業の責任ではない。また、世界的な環境の悪化に伴う不況であり、これは日本の責任に帰する物とは言い切れない。メディアなどでは責任論ばかり取りだたされるが、責任論を論じていても意味がない。財政出動を伴う救済処置が必要であり、これは政治的な配慮である。
■インド中銀が1ポイント利下げ−テロ受け投資家信頼感の動揺に対応
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003011&sid=aCGfHeDtucWs&refer=jp_asia
■印首相、パキスタン空爆を警告=同時テロで要求拒否なら−新聞報道
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008120700147
☆インドとパキスタンの情勢が非常に厳しい状況になっている。双方共に核保有国であり、地政学的にも原油市場に大きな影響を与える。なんとか戦争だけは回避して欲しいものである。
☆パキスタンの位置づけ等に関しては、床屋スレテンプレートをどうぞ
http://blogs.yahoo.co.jp/daitojimari/folder/1639184.html
■米ファースト・ジョージア・コミュニティー銀、破たん−今年23行目
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=newsarchive&sid=awwOhBfK7Zw8
☆毎週末恒例となってしまったが、また銀行が破綻した。まだ、危険行は100行以上残っており、増加を続けている。
■09年の欧米株式相場は急上昇へ、S&P500種は53%高も−UBS
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003013&sid=a9swwXNc5feQ&refer=jp_us
12月3日(ブルームバーグ):スイスの銀行UBSによれば、欧米の株式相場は2009年、「本格的」な世界のリセッション(景気後退)に耐えて上昇するとの見通しを示した。
ストラテジストのデービッド・ビアンコ氏は2日付のリポートで、米S&P 500種株価指数が09年末までに1300と、現水準から53%上昇する公算があるとの見方を示した。
ビアンコ氏は「09年は年間を通じて景気が低迷するというのが大多数の見方だ」が、「当社は、来年中に信頼感に回復の兆候が出てくると考えている。最初のわずかな明るさは多くの投資家の予想よりも早い時期に現れると思われる」と書いている。
UBSはまた別のリポートで、英FTSE100種株価指数が41%高の5800となると予想した。
☆この自信の根拠はなんだろう?教えて欲しい、、、単なる嵌め込みでしょうか、、、、
さて、今週の予定です。
来週の欧州金融機関決算発表(無し)
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=25121
来週の米主要企業決算発表
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=25120
12/08 H&Rブロック (-0.396)
12/08 ナショナル セミコンダクター (0.222)
12/09 クローガー (0.380)
12/09 オートゾーン (2.187)
12/09 ポール・コーポレーション (0.375)
12/11 リーマン・ブラザーズ・ホールディングス* (-1.046)
12/11 コストコホールセール (0.619)
12/11 シエナ (0.031)
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