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  ドル続落103円台に!!ドルからのキャピタルフライト

モノライン問題から始まった本格的な債権不安が深刻化、ドル資産からの逃避の動きが臨界点を迎えたのでしょうね。

ドル建て債権が売れない=ドル資産からの逃避 ですから、世界的なドル売り圧力が強くなることを意味します。

特に外国人投資家は、最終的には自国通貨での利回りを期待します。

いくらその通貨では高金利高利回りであっても、自国通貨換算で元本割れが起これば意味がない。

将来的なドル安予測は、外国人のドル離れを加速させることになります。

債権価格の下落とドル安 ダブルパンチで負の連鎖を起こしている状態でしょう。

ドル安とハイスピードのインフレを容認して利下げをしますか?

それとも、利下げを諦め金融セクターの破綻を容認しますか??


実を言うと、どちらも同じ結果が待っているように思います。

債権価格の下落は、それを大量に保有する金融セクターの財務状況を急激に悪化させます。これは株価下落の比ではない負の影響を銀行に与えます。

利下げで膨大な資金供給を行いドル安を容認すれば、金融破綻は先延ばしできるでしょう。しかし、金融セクターの損失は拡大してゆく。

利下げを否定して資金吸収を行えば、市場の資金枯渇が発生して金融セクターの破綻が激化する。

債権価格の崩壊とは、それを支え後押しした金融セクターの信用崩壊です。

それでは今日の記事
米アムバックの格付け見直し延長、増資協議を見守る−ムーディーズ
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003009&sid=ad8OUFXFwRt8&refer=jp_home
 2月29日(ブルームバーグ):米格付け会社、ムーディーズ・インベスターズ・サービスは29日、米金融保証会社(モノライン)大手のアムバック・ファイナンシャル・グループの資本が「Aaa」格付けの最低基準は上回っているものの、目標水準には達していないと指摘。一段の資本増加に成功すれば、目標水準を満たすとし、格付け見直しを延長する考えを示した。
 アムバックは現在、少なくとも30億ドル(約3123億円)相当の資本増強で銀行やプライベート・エクイティ(PE、未公開株)投資会社と協議しているとみられ、ムーディーズは増資に成功すれば目標水準を満たすとの見解を明らかにした。6週間に及んでいる格付けの見直しを継続する方針も発表した。
 ムーディーズのアナリスト、ジャック・ドラー氏はリポートで、「アムバックは積極的に資本増強を図っており、成功すれば、資本はAaaの目標水準を満たすとみられる」と指摘した。
 ムーディーズは2週間前、アムバックとMBIAの格付け見直しについて、2月末までの完了を目指していると発表していた。同モノライン2社は債務担保証券(CDO)の損失を受け、格下げ方向での検討対象になった。MBIAは資産担保証券(ABS)の保証を少なくとも6カ月停止し、地方債とABS業務を5年以内に分離することで合意し、26日に「Aaa」格付けを維持された。
 アムバック株はニューヨーク時間午後2時38分現在、前日比変わらずの 11.80ドルで推移している。過去1年では86%安。

Mish's Global Economic Trend Analysisより
MBIA Maintains Highest Rating, Pfizer Cut
http://globaleconomicanalysis.blogspot.com/2008/02/mbia-maintains-highest-rating-pfizer.html
先日格下げされたファイザーと比較して、明らかにモノラインの格付け基準がおかしいと述べているもの。

格付け機関を信じていないのは、実は機関投資家と金融セクターなんでしょうね。

米MBIA:債券保証の新規需要は「ごくわずか」、損失拡大を予想
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003017&sid=avWxBRiEfJsc&refer=jp_japan

そりゃそうでしょう。モノラインの保証を付ければ逆に金利が上がるんですからw
先日、NY都市交通局の都市交通局がモノラインを付けて発行した債権金利が8%
自己の信用だけで発行した債権金利が5%。これじゃ、モノラインの意味がない。
モノラインの需要悪化は財務状況を確実に悪化させる。


参考資料(金融セクター別、モノライン保証付債権の保有状況)
Reggie's Blog
http://boombustblog.com/content/view/182/34/

2月米シカゴ購買部協会指数:44.5に低下、01年来最低-雇用は33.5(2)
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003005&sid=aMqm6LTzQ5Xw&refer=jp_currency
 2月29日(ブルームバーグ):シカゴ購買部協会が29日に発表した2月のシカゴ地区の米製造業景況指数(季節調整済み)は44.5と、前月の51.5から低下。2001年12月以来の低水準となった。生産ならびに雇用が低下した。ブルームバーグ・ニュースが実施したエコノミスト調査の予想中央値49.5も下回った。同指数は50が製造業活動の拡大と縮小の境目を示す。また、過去2カ月間の低下幅は1980年4−5月以来の最大だった。

   雇用指数は33.5(前月47.0)に大幅低下。3カ月連続で50を下回った。

住宅市場の深刻な低迷と信用ひっ迫、過去最高値付近に上昇しているエネルギー価格を受けて、需要が減退し、これに伴い企業は生産を縮小している。

 H&Rブロック・フィナンシャル・アドバイザーズ(デトロイト)のシニアエコノミスト、ラッセル・プライス氏は「製造業部門は既にリセッション(景気後退)入りしている可能性が高い」と指摘。「住宅や消費耐久財、自動車のすべてで需要が弱く、製造業者の多くが在庫縮小方向にある」と述べた。

 受注残は38.3と前月の48.0から低下。生産指数は46.5(前月 51.3)に落ち込んだ。新規受注は48.8(前月44.7)。仕入価格は79.4 (前月81.7)と高い水準で推移した。

これでもリセッションは起きていないと言い張るのですが?

失業率増加は新たな債権デフォルトを生み出します。また企業は原材料価格の高騰と借り入れ金利の上昇に悩まされていることでしょう。

再び、強いドルを構築する為には何が出来るのか?何をしないといけないのか?
FRBは考えなくてはいけませんね。

主要通貨の騰落率:日本円、対ドルで上昇一位
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003013&sid=aRaVKAZnHbMc&refer=jp_us
膨大な国民資産と実体経済に支配された円は強いですねぇ。

メディアは終わった終わったとうるさいですが、実は日本は終われない国なんですね。
膨大な資金を持つ日本人投資家の海外投資資金の巻き戻しも起きていることでしょう。

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