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元銀行アナリスト現エコノミストの小原由紀子様かブログを開設されました。

小原由紀子のエコノミスト日記
http://blogs.yahoo.co.jp/economistdiary

やさしく学ぶサブプライム問題 など、興味深いトピックいっぱいです。

ご興味がありましたら、是非一度ご訪問ください。

昨日のNYですが、予想通りのワコビアの決算悪化を小売売上高の上昇で吸収する形で終わりました。

米ワコビアの第1四半期は予想外の赤字、減配と70億ドル増資
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK813885620080414
[ニューヨーク 14日 ロイター] 全米4位の銀行持株会社ワコビア(WB.N: 株価, 企業情報, レポート)が14日発表した2008年第1?四半期決算は、クレジット問題が響いて予想外の赤字となった。ワコビアは配当を引き下げるとともに70億ドルの増資を行うと発表した。
 世界的な信用収縮により貸し倒れと評価損が拡大した。また、米住宅市場が頂点を迎えようとしていた2006年に行った変動金利型住宅ローン専門会社ゴールド?ウエスト?フィナンシャルの買収が裏目に出た格好となった。
 第1?四半期の最終損益は3億5000万ドルの赤字で、優先株配当を含めた普通株主帰属損益は3億9300万ドル(1株当たり0.20ドル)の赤字。四半期での赤字計上は2001年以来となる。前年同期は23億ドル(同1.20ドル)の利益を計上していた。
 特別項目計上前の1株当たり損失は2億7000万ドル(同0.14ドル)。ロイター?エスティメーツによるアナリスト予想は同0.47ドルの利益だった。
 収入は5%減の79億ドルと、予想の平均83億7000万ドルドルに届かなかった。
 ワコビアは前年同期比16倍の28億3000万ドルのクレジット損失引当金を計上したほか、投資銀行部門が15億6000万ドルの評価損を計上した。
 四半期配当は1株当たり0.64ドルから0.375ドルに41%引き下げる。これにより年間21億ドルのコスト削減が可能になる。ケン?トンプソン最高経営責任者(CEO)は1月に、配当を維持する方針を示していた。
 ワコビアは普通株および転換優先株での増資を行う。普通株は11日終値を13.7%下回る1株当り24ドルで35億ドル調達。転換優先株は7.5%の配当で30%のプレミアムで株式に転換できる条件で35億ドルを発行した。増資規模は80億5000万ドルとなる可能性もあるという。08年は自社株買いを行わない予定。
 トンプソンCEOは、第1?四半期決算の結果について「住宅市場の急激な落ち込みと、これまでにない消費者行動の変化」により引当金の積み増しを余儀なくされたと述べた。
 純貸倒損失は5倍増の7億6500万ドル、不良債権額は4倍以上増加し83億7000万ドルに上った。
 法人?投資銀行部門の損失額は7700万ドル。前年同期は5億5000万ドルの黒字だった。
 今四半期の評価損は、債務担保証券(CDO)などの仕組み商品の損失が大半を占めた。内訳は、商業用モーゲージの評価損が5億2100万ドル、サブプライム(信用度の低い借り手向け)ローンの損失が3億3900万ドル、企業買収ローンの損失が3億0900万ドル、消費者向けモーゲージに絡む損失が2億5100万ドル、サブプライム以外の損失が1億4400万ドルだった。
 個人?企業向け銀行業務部門の利益は17%減少し12億ドル。自動車?住宅ローン関連のクレジットコスト拡大が圧迫した。一方、キャピタルマネジメント部門の利益は22%増の3億8100万ドル、ウェルスマネジメント部門は9200万ドルと10%の増益となった。
 第1?四半期末時点のティア1の自己資本比率は7.5%と2007年末時点の7.4%から上昇した。

内容を分析するとわかるが、すでにサブプライム問題ではない。すべての債権価格の下落と流動性減少による受け取り手数料の減額が主要因、さらに今後のデフォルトリスク上昇による将来的不安要因を抱えている。

 この状況でムーディーズは格付け維持を発表し、表面上、当局は増資を求めなかった?らしい。
米ワコビアの格付けを維持、増資努力を評価=ムーディーズ
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT813918420080414
規制当局から資本増強求められていない=米ワコビアCEO
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT813906220080414
米ワコビア、第2四半期に投資銀行部門などで12%人員削減へ=CFO
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT813905420080414

さて、株式下落の打ち消しの要因となった小売売上高を見てみよう。
3月米小売売上高は予想外の+0.2%、ガソリンの伸びが寄与
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT813906020080414
耐久消費財は落ち込み、食品や生活必需品の伸びが売り上げ上昇に貢献、
単に、急激な資源インフレによる生活物資の値上がりを反映しただけではないか、、、、
失業率や企業業績の悪化を勘案すると明確なスタグフレーションの発生を確認させるに過ぎない。
また、生活必需品の伸びは可処分所得の減少とデフォルトリスク上昇を意味する。


これは明確な株価のマイナス要因である。なぜ、これを好感するんだ、、、、

自己資本比率低下で当局から改善命令を受けていたフレメントですが、銀行部門の売却で片付きそうです。
米フレモント、銀行部門をキャピタルソースに売却へ
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT813921420080414
[ニューヨーク 14日 ロイター] 米フレモント?ジェネラル(FMT.N: 株価, 企業情報, レポート)は14日、銀行部門を商業金融のキャピタルソース(CSE.N: 株価, 企業情報, レポート)に売却することを明らかにした。
 フレモントは前月、同社の銀行部門について連邦預金保険公社(FDIC)から資本不足との指摘を受けたとし、2カ月以内に資本増強するか同部門を売却するよう指示されたことを明らかにしていた。
 売却により、銀行部門の預金は保護される。キャピタルソースはフレモントのローンサービス事業、住宅モーゲージ資産は買い取らない。
 キャピタルソースは銀行預金に2%のプレミアムを支払うほか、商業用不動産ローンの残りの利払いを3%減額する。他の資産については、純帳簿価格で買い取る。
 また手続き完了時に5800万ドルを支払うほか、資本不足に備え最大2億ドルの融資を提供するとしている。

腐った部分をフレメント本体に残し、負債を減少させた上で持参金つきで銀行部門を売り渡すようです。

さて、米国は新型証券融資の影響もあり、なんとか流動性が確保されている状況といえますね。
しかし、欧州の銀行は新型証券融資などの対象外であり、影響が懸念されてきました。
また、一部の国で不動産バブル崩壊の噂も絶えません。


欧州にも金融危機の波及が始まったように思います。
ユーロ圏金融?債券市場?終盤=軟調、株安も債券買い進まず
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT813910820080414
ユーロ圏金融?債券市場は軟調。株式市場が下落するなか、株式から債券への資金シフトはさほど見られず、投資家の現金保有志向が高まっている。(一部抜粋)
ドイツ銀行、200億ドル下回るLBO債権の売却目指す=関係筋
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT813936420080414

ついに、FRB理事が市場回復の長期化を認める発言を始めました。
UPDATE1: 市場の回復には時間かかる見通し=ウォーシュFRB理事
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT813940420080414
金融危機、市場構造やプライシングに10年間は影響及ぼす=JPモルガン
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT813929820080414

発表された米企業業績は「ひどい状態」、株式は下落へ=ゴールドマン
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT813932620080414
短期回復を予想しリバレッジの拡大を続けてきたゴールドマンですが、予想以上の実体経済の冷え込みを認める発言をはじめました。

さて、今日の決算発表と指標は下記の通りです。

15日  ベア、インテル、ジョンソン?エンド?ジョンソン、
    生産者物価指数-3月、
    NY連銀製造業景気指数-4月
    NAHB住宅市場指数-4月  

まだまだ、死の行進は始まったばかりです。さてさてどうなることやら、、、

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