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昨日のNYは、金融セクターに厳しい見通しが出される中、資源高からエネルギー株を中心に買い進められ上昇、最終的には若干の上昇で終わった。
注目されていたアイスランドクローナですが、通貨スワップにより破綻危機を回避出来たようです。
アイスランド・クローナ:5日続伸−北欧3国による緊急融資を好感
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003015&sid=aA1PzHaJPc20&refer=jp_europe
5月19日(ブルームバーグ):19日の外国為替市場では、アイスランド・クローナがユーロとドルに対し5営業日連続で上昇した。アイスランド中央銀行が先週、スウェーデンとノルウェー、デンマークの中銀からの緊急融資を受け入れたことがアイスランド・クローナ買いにつながった。
ブルームバーグのデータによれば、アイスランド・クローナは主要16通貨すべてに対し上昇した。北欧3カ国は16日、通貨スワップ合意に基づいてそれぞれ5億ユーロ(約810億円)のアイスランド向け融資枠を設定した。アイスランドの政策金利は5年ぶり高水準の15.5%にあることから、低金利で調達した資金を高利回り資産で運用するキャリー取引の運用通貨として、アイスランド・クローナは魅力を増している。
SEBの新興市場通貨ストラテジスト、カール・ハマー氏(ストックホルム在勤)は、「通貨スワップ合意でアイスランドの金融システムが安定する公算は非常に大きくなった」と述べ、緊急融資は「信頼感を高め、クローナがキャリー取引で再び活用されるようになる上で効果的だ」と指摘した。
クローナはレイキャビク時間午後3時18分までに1ユーロ=114.3357クローナで推移。一時は前週末比2%高の同113.5486クローナまで上昇した。16 日は前日比4.8%高の115.7958クローナと、ほぼ2カ月ぶりの大幅高だった。 19日の市場では、1ドル=73.80クローナ。16日は同74.33クローナだった。
通貨スワップにより安定した様に見えるアイスランドクローナですが、単なるリスク軽減によるキャリーの復活であり、本質的な解決からはほど遠い状況、特段の方策がない中でどのような解決をはかるのだろうか?
ゴールドマンなど証券3社の利益見通しを引き下げ=シティグループ
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT818364920080519
[19日 ロイター] シティグループは、ゴールドマン・サックス、リーマン・ブラザーズ、モルガン・スタンレーの利益見通しを引き下げた。厳しい業務環境を理由として挙げている。
シティグループのプラシャント・バティア氏は16日付報告書で、第2・四半期について、顧客関連トレーディングが減少し、バンキング業務はさほど活発でなく、効果のないヘッジ関連の損失、負債のフェアバリュー評価を認める会計原則導入による収入の修正が発生することを見込んでいるとした。
さらに、市場の流動性改善に伴い、レバレッジド・ローン在庫、商業・住宅モーゲージに関連したかなりの資産の売却を予想しているという。
「一部に集約した状況から脱するため、証券会社がある程度の損失を計上すると予想している」と指摘、「5月に環境は大幅に改善したようだが、3月や4月のかなり弱い状況を相殺するには至っていない」との見方を示した。
投資判断は、リーマン・ブラザーズとモルガン・スタンレーが「バイ」、ゴールドマン・サックスは「ホールド」としている。
米JPモルガンの08年利益予想を引き下げ=ドイツ銀行
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT818384720080519
信用危機の大部分は過ぎ去った=UBSCEO
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT818389920080519
[チューリヒ 19日 ロイター] スイスの金融大手UBS(UBSN.VX: 株価, 企業情報, レポート)のマルセル・ローナー最高経営責任者(CEO)は19日、信用危機の大部分は過ぎ去ったが、同行のリスクポジションは依然大きく、引き続き圧縮している、と述べた。
同CEOは当地でのパネル討論会で「危機の大部分はすでに過ぎ去った」と語った。
そのうえで、同行はリスクポジションを減らしたものの、まだ十分ではないとし「依然高水準過ぎると判断されるリスクポジションがある」との認識を示した。
スイス国立銀行(中央銀行)のヒルデブランド副総裁は、クレジット危機は「後半」にさしかかったが、それが長引く可能性があると指摘。大部分は米不動産市場が安定するかどうかにかかっているとし、今後数年を予想することは引き続き非常に困難との見方を示した。
バークレイズは欧州銀行中で「主要な懸念」、資本増強の必要大−メリル
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003017&sid=apjcYv6E6lbA&refer=jp_japan
5月19日(ブルームバーグ):米メリルリンチは19日までに、欧州の銀行が評価損の拡大に直面するなか、英銀3位バークレイズの資本増強の必要性が「主要な懸念材料」だとする見方を示した。
メリルリンチのアナリスト、スチュアート・グラハム氏はリポートで、今回の信用逼迫(ひっぱく)の中で同社が注視してきた欧州の12金融機関は、仕組み信用商品でこれまでに1240億ドル(約12兆8820億円)の評価損を計上したと指摘。将来の衝撃度を予測する「ストレステスト」によれば、欧州金融機関による追加評価損は最大220億ドルに達する恐れがあるとの見方を示した。同氏は、信用環境の改善に伴い120億ドルに収まる可能性が高いと付け加えている。
グラハム氏は、バークレイズにすべての注目が集まっていると指摘し、メリルリンチのストレステストに基づくと、バークレイズは50億ポンド(約1兆200億円)超の追加資本の調達が必要となる可能性があると指摘した。
同氏は、欧州の銀行は「不安定な状態」にあるとして、信用逼迫の結果必要となった評価損計上は大半が終わったものの、今度は欧州経済が減速し始めていると指摘した。グラハム氏は、投資家らは今後、景気減速と資金調達コスト上昇の銀行事業への影響を注視するだろうと付け加えた。
世界経済は「持続的で著しい市場の調整」に直面=ECB総裁
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK818318120080519
[ロンドン 19日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁は19日、世界経済は「持続的で非常に著しい市場の調整」に直面しており、政策当局者は物価安定を目指す必要がある、との考えを示した。 BBCラジオに語った。
同総裁は、雇用を維持および拡大する上でインフレ抑制が最善の方法だと指摘、 「中期的な物価安定や物価安定に対する信頼感は、高水準の成長や持続可能な雇用創出を達成する上で最善の方法だ」と述べた。
同総裁は、原油・食品価格の上昇でインフレ圧力が強まっており「難しく、厳しい時期だ」と述べた。
政府が誤った政策を発動すれば、1970年代の石油ショック後のようなインフレへの二次的影響を招く恐れがあると指摘。70年代は「(二次的影響により)長期にわたって高水準のインフレが続き」欧州で大量の失業者が生まれたと述べた。
今後状況は改善に向かうかとの質問には、調整はまだ終わっていないと主張。「持続的で非常に著しい市場の調整だ」と述べた。
銀行などは、手数料収入の減少と保有資産の損失拡大という二重の被害を受けており、解決にはほど遠い状況、米国の不動産が上昇に転じない限り、その損失は増大することになる。
また、米国経済の減速に伴う消費の減少も予測され、資源インフレの拡大による可処分所得の減少がこれに追い打ちをかける状況といえる。
さらに、欧州は通貨高による国際競争力低下に悩まされており、これが実体経済に与える影響について考慮され始めている。
通貨高により資源インフレを吸収している部分もあるが、それ以上に競争力低下の影響は大きいものといえる。
また、欧州圏においても信用収縮の影響で不動産バブル崩壊が観測され始めており、これが欧州圏の金融機関に致命的なダメージを与えることになるかもしれません。
現在公表されている銀行損失は米国に起因するものであり、欧州圏の損失は織り込まれていない状況
英国の動向も気にかかるところですが、ユーロ圏という面では深刻なバブルにあるといわれるスペインの動向をトレースしてゆくことが必要でしょう。
ユーロは通貨統合により、各国の情勢に合わせた積極的な通貨政策がとりにくい状況が生まれており、欧州内でも先進国の不満は増大傾向にあると思われる。
〔焦点〕新段階に入る欧州通貨統合、難しい政治課題に直面
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK818324520080519
リスボン条約の批准も含め、注視してゆく必要があるかもしれません。
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