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昨日のブルームバーグは、複数のバフェット氏の発言が取り上げられておりました。
現在の氏の市場影響力の大きさを象徴するのでしょう。
資産家バフェット氏:ドルは引き続き他通貨に対し下落基調と見込む
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003005&sid=aoo30MQFUiu0&refer=jp_currency
5月3日(ブルームバーグ):米保険・投資会社バークシャー・ハサウェイを率いる資産家ウォーレン・バフェット氏は3日、ドルは他通貨に対し今後も引き続き下落基調が続くとの見方を示した。
この日ネブラスカ州オマハで開かれた同社の年次株主総会での質疑応答で、バフェット氏(77)は、火星の通貨単位の呼び名はどうでいいが、「本日、自分が火星から10億『火星ドル』を携えて地球に降り立ち、投資先を考えるとしたら」、全額をドルに投じることはないだろうと述べた。
バフェット氏は少なくとも2002年以降、ドル下落を見込んだ投資を行ってきている。同氏は「米国はドルの下落につながるような政策を取り続けていく」との見方を示した。
また同氏はこの日、米国外で大型の企業買収を行う際、為替リスクのヘッジを行う「必要はない」と感じていると説明した。
資産家バフェット氏:一部モノラインは「AAA」格付けに値せず
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003017&sid=a.VgyYN.NOlA&refer=jp_japan
5月4日(ブルームバーグ):米保険・投資会社バークシャー・ハサウェイを率いる資産家ウォーレン・バフェット氏は4日、一部の金融保証会社(モノライン)は最高位の信用格付け「AAA」に値しないとの認識を示した。バークシャーはモノライン事業に進出、最大手の米MBIAやアムバック・ファイナンシャル・グループと競合する立場となった。
バフェット氏はこの日の記者会見で、14%金利で資金を借りたり、株価が95%下落しているようなモノライン会社に対し、格付け会社は最高位の信用格付けを付与するべきではないと主張した。 バークシャーは前日、年次株主総会を開催した。
バフェット氏は「株価が1年間で96ドルから4ドル下落した企業で、AAA格付けを維持したというようなケースがこれまであっただろうか。私はみたことがない」と語った。
バークシャーは、格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスを傘下に持つ米ムーディーズの株式約2割を保有している。そのためムーディーズがバークシャーに対し好意的な判断、あるいは競合他社に対し逆の姿勢をとることで、格付けがバークシャーに有利に働く可能性もある。これに対し、バフェット氏は3日、ムーディーズに対し影響力を行使しようとしたことは1度もないと言明した。
MBIAの広報担当者、ウィラード・ヒル氏は電子メールで「格付け会社は既に評価・判断を下しており、ほかの誰よりも格付け評価を下す上で良い位置にあることは明確だ」と述べた。アムバックとムーティーズ、同業の米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)からはコメントを得られなかった。
投資家バフェット氏:ウォール街や規制当局に苦言−一段の痛みを予想
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003015&sid=aa32fkGFqC.8&refer=jp_europe
5月5日(ブルームバーグ):投資家ウォーレン・バフェット氏は、金融システムを制御不可状態に陥れ、証券大手ベアー・スターンズからの資金流出を引き起こし、他の銀行をも破たんのリスクさらしたとして、ウォール街の投資銀行と住宅金融業者、規制当局に苦言を呈した。
バフェット氏は4日の記者会見で、「ウォール街はもうけを追求するばかりで結果を考えない」と指摘した。また、「銀行は、相当期間にわたり真実を伏せたままで事業を続ける余地がある」との見解を示した。
バフェット氏と投資パートナーのチャーリー・マンガー氏はオマハ(ネブラスカ州)で2日にわたり開催されたバークシャー・ハサウェイの年次株主総会で、格付け会社と金融保証会社(モノライン)、政策当局者も批判した。バフェット氏はまた、悪影響がさらに続くと予想するとともに、ドル安のなかで海外での企業買収を示唆した。
バフェット氏は「一段の痛みがあるだろう」と語った。米経済はリセッション(景気後退)入りしているとの見解をあらためて示した上で、3月に米連邦準備制度理事会(FRB)が推進したJPモルガン・チェースによるベアー・スターンズ買収は「損失が終わったことを全く意味しない」との認識を示した。
バークシャーの副会長のマンガー氏は「規制当局も会計事務所も、われわれの信頼を裏切った」と述べた。
バフェット氏は株主総会開始前のブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「ベアー・スターンズが破たんしていれば、翌日には他の銀行が倒れていたことだろう」と語った。救済を主導することを当局者に打診されたが、バークシャーには状況を分析する資源も時間もなかったことからこれを拒否したことも明らかにした。
同氏は格付け会社が、地方債保証だけでは達成できないような増益率をモノラインに求めることによって金融システムをゆがめたと指摘。モノラインは「ウォール街と格付け会社が求める増益率を達成するために」、米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン関連などリスクの高い証券の保証に進出し、そのような証券の市場を全世界に拡大させたと批判した。
またバフェット氏は4日、バークシャーの子会社による英国での「中規模」の企業買収が「恐らく近い」と発言。英銀ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)が売却する保険部門について検討する考えも示した。
さらに、アジア通貨がドルに対して上昇すると予想し、同地域での買収を検討する方針も示した。ただ、コスト高が日本企業の買収を妨げるだろうと述べた。また、中国への批判の高まりを予想するとともに「中国について被害妄想的になることは大間違いだ」と指摘した。
氏自体が市場のプレイヤーであり、ポジショントーク的な側面があるとはいえ、発言は非常に順当といえる物であり、氏の発言は拝聴に値すると考える投資家が多い理由でしょう。
スタンスのより色々な見方があるのでしょうが、私には全面的に同意できる内容でした。
グリーンスパン氏:米国は「色の薄いリセッション」、年内継続も
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003017&sid=ai7R611R16yA&refer=jp_news_index
(一部抜粋)グリーンスパン氏は、景気回復が始まるのは、住宅価格が安定の兆しを見せ、金融機関から住宅ローン関連の評価損の重圧が取り除かれるようになってからだとの見方を示した。
過剰な証券化などを容認した当事者であるグリーンスパン氏からの、リセッション確認発言の意味は重いでしょう。
米ResCap、債務再編後も6月末に返済不能に陥る可能性残る
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003002&sid=aD0bL848ZV5w&refer=jp_bonds
5月5日(ブルームバーグ):米金融会社GMACの住宅金融部門レジデンシャル・キャピタル(ResCap)はこの日着手した債務再編計画が成功した場合でも、債務履行には6月末までになお6億ドル(約630億円)の資金を必要としている。5日の証券取引委員会(SEC)への届出文書で明らかになった。
ResCapはこの日、償還期限の延長と経営破たんの回避を目指し、140億ドル相当の社債を対象に額面1ドル当たり最低80セントでの交換もしくは買い戻しを開始した。ResCapはこの債務再編の資金として、GMACに対し35億ドルの新規与信枠を求めている。
同社は届出文書で、「債務の不履行をはじめ、与信枠に設定された契約の不履行、2008年6月に流動性がマイナスに陥るリスクが著しく高まっている」とした。
さらに、与信枠の条件変更やGMACからの新規与信枠獲得など、すべての措置を実施したとしても、6月30日までになお6億ドルの資金が必要となるため、資産の売却など何らかの措置を講じなくてはならないという。
米BOAはカントリーワイド買収で再交渉か−アナリスト
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003003&sid=aXfT1__5u.OM&refer=jp_stocks
5月5日(ブルームバーグ):フリードマン・ビリングス・ラムジーのアナリスト、ポール・ミラー氏は顧客向けリポートで、バンク・オブ・アメリカ(BOA)は40億ドルで合意した住宅金融大手カントリーワイド・ファイナンシャルの買収で再交渉する可能性があるとの見方を示した。カントリーワイドが抱えるローンが収益に悪影響を及ぼすとみられることが理由。
ミラー氏はBOAがカントリーワイドを買収した場合、最大300億ドルの評価損が発生する可能性があると指摘。カントリーワイドの投資判断を「マーケットパフォーム」から「アンダーパフォーム」に引き下げ、目標株価についても7ドルから2ドルへ引き下げた。目標株価の引き下げは「BOAが買収契約を再調整する可能性が高いことを反映している」という。
スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は2日、カントリーワイドの格付けをジャンク級(投機的な等級)へ引き下げた。BOAが買収後にカントリーワイドの債務を保証するかどうか疑問があることが理由。
カントリーワイドの株価はニューヨーク時間午前9時30分現在、前日比 75セント(13%)安の5.23ドル、BOA株は55セント安の39.24ドルで推移している。
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