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今日も二部作です。
第1回 緊張するアジア経済 通貨防衛を観測
http://blogs.yahoo.co.jp/daitojimari/39750212.html
しばらくぶりの大作ですので、是非ご覧ください。


一部で力尽きたため、市場ニュースの概要のみです。お許しください。

昨日のアジア市場では、FRBの通貨防衛宣言を受ける形でドル高が進行、一時107円台後半まで回復するものの、その後の欧州とNYでは上値が重い展開、結果的には106円台まで下落、ダウも1.68%の下落で終わった。
FRBなどの口先介入の効果は限定的で原油は再び上昇し、結果的に最高値を狙う展開となった。
このため、実体経済の悪化懸念が再燃、金融機関のリスク上昇もあり、株価は大幅に下落した。

米メリルリンチの業績見通しを引き下げ=JPモルガン証券
http://jp.reuters.com/article/stocksNews/idJPnJT819596520080611

米メリル、ブルームバーグやブラックロックの保有株売却を検討する可能性
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJS819652920080611

リーマンが急落、追加増資の可能性めぐる報道で=米株式市場
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJS819659120080611

米リーマン株が4日続落−予想以上に大幅な赤字決算を引き続き嫌気
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003003&sid=a3_bpSV6ICA4&refer=jp_stocks

スティール米財務次官:リーマンは増資を通じ「問題に対処」している

http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003002&sid=aO4rMj_FyUFc&refer=jp_bonds
 6月11日(ブルームバーグ):スティール米財務次官は11日、ブルームバーグテレビジョンのインタビューに答え、米証券リーマン・ブラザーズ・ホールディングスは信用市場の混乱を乗り越える上で必要な問題の解決に取り組んでいるとの認識を示した。
 同次官は「リーマンは株式を発行し、問題に対処している。従って、事態は前進するだろう」とし、「増資は重要で、それによって企業は衝撃に耐え、長期にわたり事業を展開することができる」と語った。
 米4位の証券リーマンは9日、60億ドル(約6400億円)規模の増資を実施。同社の時価総額は今年これまでに6割余り減少しており、この日の米株式市場で同社株は13.6%安の23.75ドル。
 また、スティール次官は「われわれは絶えず金融サービス会社の指導者らと話し合っており、これらの金融機関と常に連絡を取り合っていると考えてもらっていい」と語った。

米企業の社債保有リスク、2カ月ぶり高水準−インフレ懸念を反映
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003015&sid=aKYW4JgA_cMk&refer=jp_europe

米財政赤字:今年度累計3200億ドルに接近−戻し減税で歳出増(2)
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003009&sid=aFacLyBwW5Cc&refer=jp_top_world_news

5月の米財政収支:1659億ドルの赤字に膨張
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003011&sid=aR_gtzEgZALQ&refer=jp_asia

米MBA住宅ローン申請指数:10.9%上昇の557.1−購入指数上昇で

http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003009&sid=a.h2WRZSWWso&refer=jp_top_world_news

一時的に改善されたように見えるが、市場の反応は限定的でした。

米ヘッジファンドの資金フローが4月に流出に転換、6年半ぶり高水準=調査会社
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK819529520080611

LIBOR:改革案も信頼回復にはつながらない公算−市場関係者
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003001&sid=aAJ4EeVuBC1g&refer=commentary

4月の英貿易赤字:75億9000万ポンドに拡大−予想は73億ポンド
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003005&sid=an8Bu35fCkVI&refer=jp_currency

英RBS、リスク資産のパフォーマンスと評価損は従前のガイダンス通り
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK819565120080611

英HBOS、株価が株主割当価格を割り込む−不動産低迷で業績懸念
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aTkGeaA01iO0

5月英失業者数:9000人増の81万9300人−7カ月ぶり高水準(2)
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aTkGeaA01iO0

ロンドンの金融業界、5月の求人数が急減−英経済と業界の低迷響く

http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003009&sid=aRGJGxmrzBQo&refer=jp_top_world_news

英国の不動産バブル崩壊と実体経済の悪化が深刻化してきている。今後、金融セクターの決算に英国の損失が反映される可能性が高いといえよう。 

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昨日のウォンドルチャートとベトナム株価チャート

まずは、誘導金利と通貨防衛の仕組みについて簡単に説明します。

インターバンク市場(銀行間市場)で、中央銀行が行う資金量調整の(無担保オーバーナイト物)目標金利を誘導金利といいます。 インターバンク市場には外銀支店も参加しています。

借り手が多い場合、 目標よりも金利は上昇→中央銀行が資金供給して金利を下げる。
借り手が少ない場合 目標よりも金利が下落→中央銀行が資金を吸収して金利を上げる。

誘導金利を上げることで、市場全体のドルが失われます。→引き締め政策
誘導金利を下げることで、市場全体のドルが増加します。→緩和政策

物の量が一定だとすると、全体としてのドルの量が減ることで、1$あたりの価値が上昇します。

ドルの場合、基軸通貨=物との交換レート になりますので、ドルの量が減ることで資源インフレを抑えようということですね。

しかし、全体のドルの量が減ることで、信用の低い銀行は借り入れしにくい環境が出来ます。
すると、現在持つ債務の償還(借金の借り換え)が出来なくなります。
結果的に、ドルで借りた物はドルで返さなくてはいけませんので、銀行はドルを必要とする訳です。
銀行がドル調達(自国通貨を売りドルを買う)をすることで、為替市場からドルが減少してしまいます。

この段階で誰かがドルを売らない限り、自ずからドルは青天井になりますね。
ドルの売り手がいなければ、中央銀行は外貨準備を使い為替市場にドルを供給して通貨の安定を図らざる得なくなるわけです。これをしなければ、自国通貨は急落して信用危機につながります。
本来、通貨バランスをとるためには利上げ(通貨量を減らす)をして、両替レートの適正化を図るのが本道です。

基本的にそれぞれの国の中央銀行は誘導金利以外の政策として、窓口融資(公定歩合)というものを持っています。これは一定の枠内で中央銀行が金融機関に対して直接資金を貸し出す仕組みです。
米国の場合、金融危機の発生でこの枠を拡大、その対象を投資銀行(証券会社のようなもの)まで拡げました。しかし、このような緊急貸し出しは、基本的に自国金融機関に限定されています。
ですから、外国の金融機関はこの対象外となるためにドルを手に入れにくい環境が生まれます。

このような環境下で、外部資金や外債に依存している国家の銀行は信用危機に陥りることになります。
利上げをすれば、流動性が失われ、景気悪化や株価の下落を招く可能性が高くなります。
窓口貸し出しを増加させたとしても、外債返済のためにはドルを必要とする為、自国通貨売りドル買い圧力が強くなるだけです。

このようなタイミングを見計らい、ヘッジファンドなどは通貨の売り浴びせを行うことになります。
通貨の先安感が生まれている時に、為替介入を利用して利益を図る訳ですね。
これにより、より一層外貨準備が失われ、通貨危機が本格化してゆくことになります。


アジア通貨動向(11日)=総じて下落、米利上げ観測拡大で米ドルが上昇
http://jp.reuters.com/article/forexNews/idJPnTK012056920080611
 [シンガポール 11日 ロイター] 11日午前のアジア通貨は、総じて下落。米当局者による一連の発言を受けて米連邦準備理事会(FRB)が年内にも利上げに踏み切るのではないかとの観測が広がり、米ドルが主要通貨に対して上昇している。
 バーツ<THB=TH>は、前日のアジア取引終盤から0.5%近く安い1米ドル=33.12バーツまで下落した。しかし、9日につけた5カ月ぶり安値の33.41バーツは上回っている。
 米ドルが多くの通貨に対して上昇していることがバーツ安の原因だとトレーダーらはみている。あるトレーダーは「タイ中央銀行は前日に1米ドル=33.1バーツ近辺で市場介入を行ったため、現在の水準でも介入に踏み切る可能性がある」と述べた。タイ中銀はバーツの下落を防ぐため、前週から今週にかけて連日のバーツ買い・米ドル売り介入を行ったとみられている。
 韓国、フィリピン、インド、インドネシアなど他の国々の中央銀行も、インフレ懸念から自国通貨防衛の米ドル売り介入を行っているとみられている。

 JPモルガンのストラテジストはリサーチノートで「われわれは、こうした中央銀行の動きはインフレ抑制に軸足を置いた金融政策に沿ったものとみており、各国中銀がこのような政策行動をとり続けることで市場が安定すると予想している」と述べた。
 対ユーロ<EUR=>と対円<JPY=>で今週大きく上昇している米ドルは、引き続き高値で推移。インフレを強く警戒するバーナンキFRB議長の9日の発言を受け、市場では年内にも利上げが行われるとの観測が広がった。
 また、米当局者らが相次いで米ドルの動向を注視していると発言し、ドル安に歯止めをかけるためにドル買い介入の可能性を排除しない姿勢を示した。
 シンガポールドル<SGD=>は一時、0.5%安の1米ドル=1.3740シンガポールドルに下落。
 フィリピンペソ<PHP=>はほぼ0.2%安の1米ドル=44.50ペソに下落し、昨年10月以来の安値をつけた。
 人民元<CNY=CFXS>は1米ドル=6.9252元まで下落。10日には、切り上げ後の最高値となる6.9140元をつけていた。
 ただ、シンガポールドルと人民元については、両国がインフレ抑制のツールとして為替を用いるとの見方から、今後はさらに上昇するとみられている。以下略

アジア勢:「介入合戦」は勝ち目なしか、相手は米財務長官−モルガンS
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003001&sid=asArybcNsDIE&refer=commentary
6月11日(ブルームバーグ):モルガン・スタンレーによれば、アジア諸国の中央銀行がドル高を阻止しようとして介入しても、勝ち目はないかもしれない。ポールソン米財務長官は介入の可能性をほのめかしている。
 タイ中央銀行のスチャダ副総裁は、同中銀が10日にドル買い介入に踏み切ったことを明らかにした。韓国の企画財政省も為替相場の安定を望んでいる。韓国銀行も10日にウォンを買い支えた。
 しかし、モルガン・スタンレーのチーフ為替ストラテジスト、スティーブン・ジェン氏は、「アジア勢に勝ち目はない」と言う。同氏はインタビューで、「ドルはアジア通貨に対し上昇に向かう」との見方を示した。
 原油や主食のコメの価格上昇でインフレの脅威にさらされたアジア諸国が自国通貨高を望めば、米財務省と衝突することになる。ポールソン長官は介入の可能性を無視するなと警告。バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長もドル相場を注視していると表明した。
 資産運用会社アバディーンで新興市場債投資に携わるエドウィン・グティエレス氏(ロンドン在勤)は、アジアの中央銀行はインフレと戦う武器として自国通貨高を望んでいると話す。
 韓国のウォンは今年、ドルに対して一時11.5%安まで下落した。その後、5月26日以降は2%上昇し1ドル=1027.6ウォン。タイ・バーツとフィリピン・ペソ、インド・ルピーはそれぞれ、年初来で10%、7.2%、8.2%の下落で1ドル当たり30.39バーツ、44.49ペソ、42.93ルピーとなっている。
 グティエレス氏は44ルピー、45ペソ、34バーツまでドル高が進むと予想する。ウォンは1000−1050ウォンのレンジの弱めで推移するとみている。
 ジェン氏は10日付のリポートで、「韓国のような単独での介入はドルに対して自国通貨を上昇させる力はないし、インフレ抑制策としても適切ではない」と指摘。新興市場通貨の買い時は過ぎたとの見方を示した。

ベトナム通貨ドンの公式レートが2%下落し過去最低に、事実上の通貨切り下げとの見方
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJS819553520080611

インド中銀がレポレートを0.25%引き上げ8%に、インフレ抑制目指す

http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT819614720080611

どこが発火点になるかわかりませんが、ベトナムの状況はかなり厳しいと見ざる得ないでしょう。

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