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一昨日株価が急落し、その後リーマンに信用不安が発生し、各種の報道がなされました。
それを時系列に並べてみました。
米リーマン、連銀窓口貸出をきょう利用していない
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT817475020080603
リーマンに増資観測、数ある選択肢の1つにすぎないとの見方も
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK817502420080604
[ニューヨーク 3日 ロイター] 米証券大手リーマン・ブラザーズ・ホールディングス(LEH.N: 株価, 企業情報, レポート)が資本増強を余儀なくされるとの報道を受け、同社株は約5年ぶりの安値を付けた。
リーマンは評価損の計上による打撃を緩和するため、人員削減と40億ドルの増資をすでに実施している。
リーマンが、この数日間はプライマリーディーラー(米政府証券公認ディーラー)向け連銀窓口貸出を利用していないとして、窓口貸出に関する観測を否定したため、株価は安値を離れた。それでも終値ベースで前日比9.5%の下げは、3月のベアー・スターンズ問題以降では最大の下落となる。
リーマンによると、連銀窓口貸出制度を最後に利用したのは4月16日で、試験目的だった。第2・四半期末時点での流動性は400億ドル超という。
3日付の米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が、リーマンは数十億ドル規模の資本増強を行う可能性があると報じたことについて、リーマンのスポークスマンはコメントを差し控えた。
ある関係筋は3日、リーマンは増資を必要としていないが、市場状況が適切であった場合や、投資家の評判を良くすると判断した場合に、増資に踏み切る可能性があると述べた。
関係筋はさらに、増資は「数ある」選択肢の一つにすぎないとの見方を示した。
WSJ紙はリーマンが30億─40億ドルの資本増強を行う可能性があるとのアナリストの発言を引用して報じ、増資計画は第2・四半期の赤字が市場予想の3億ドルを超える可能性があることを示唆していると伝えた。
ただ、一部のアナリストは、リーマンがバランスシートを早急に改善する必要性はないと指摘する。
フォックス・ピットのアナリスト、デービッド・トローン氏はリサーチノートで「われわれの考えでは、早急な増資の必要性はない。同社に対するネガティブな見方を払しょくする努力の一環としてのみ、痛みを伴う増資を行うだろう」と述べた。
米リーマン・ブラザーズ、自社株買いを開始=WSJ
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK817510820080604
米リーマン・ブラザーズ、韓国など海外での増資を検討=WSJ
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJS817592620080604
米リーマン、ヘッジ取引などで30億ドルの損失の可能性=ワコビア
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT817628020080604
米リーマン、プットオプションやCDSは一段の状況悪化を示唆
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003003&sid=aiwzFBqRiVxw&refer=jp_stocks
6月4日(ブルームバーグ):オプションやデリバティブ(金融派生商品)市場の投資家は、米証券大手リーマン・ブラザーズ・ホールディングスの状況が一段と悪化すると見込んでいる。同社が赤字で資本増強を迫られるとの観測が広がっている。
オプション市場では3日、同社株の下落を見込むポジションが2カ月で最大となった。一部アナリストは同社の3−5月(第2四半期)が上場来で初の赤字となると予想している。4日のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場では、リーマン債のCDSスプレッドが19ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し275bpとなった(CMAデータビジョン調べ)。CDSスプレッド上昇は信用の質が劣化したとの認識を示唆する。
リーマン株は3日のニューヨーク市場で約5年ぶりの安値に落ち込んだ。4日午前9時35分(日本時間午後10時35分)現在は前日比2.4%安の29.88 ドル。米紙ウォールストリート・ジャーナルは4日、リーマンが韓国企業を含む海外の投資家から出資を受ける可能性があると報じた。情報源は明らかにしていない。
バンク・オブ・アメリカのアナリスト、マイケル・ヘクト氏はリポートで、「リーマンは増資せざるを得ないだろう」と指摘した。同氏はリーマンの第2四半期業績を1株当たり約50セントの赤字と見込んでいる。リーマンは16日からの週に決算を発表する。
リーマン株のプット(売り)オプションは3日に28万3676枚と、20日平均の4倍となった。コール(買い)オプションを1.6対1で上回った。最も活発に取引されたオプションの価格は3.35ドルと68%急上昇した。6月21日までにリーマン株を17.50ドルで売る権利は約1万4000枚に増えた。
ウニクレディトの信用アナリスト、アンドレア・クレパス氏は4日付のリポートで、「当社ではリスクがあるとは考えていないが、もしあるとすれば、債券保有者ではなく株主にとってのリスクだろう」と指摘した。
リーマン株は3日、同業のベアー・スターンズの身売り合意発表の翌日(3月17日)以降で最大の下げを演じた。リーマンは四半期末に400億ドル(約4兆2000億円)超の流動資産があったと発表。また、米連邦準備制度理事会(FRB)の連銀窓口貸し出しを前回利用したのは4月16日だと言明した。WSJ紙は同社が韓国産業銀行かウリ・ファイナンシャル・グループから出資を受ける可能性があると報じた。
CJアセット・マネジメント(ソウル)で運用に携わるコ・セウン・ピル氏は「韓国の銀行には米国に投資するのに十分な資金がある。米国への投資は良い収益機会かもしれない」と述べた。
リーマンの投資判断引き上げ、第2四半期業績予想は引き下げ=メリルリンチ
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT817658420080604
[4日 ロイター] メリルリンチは米リーマン・ブラザーズ(LEH.N: 株価, 企業情報, レポート)の投資判断を「アンダーパフォーム」から「バイ」に引き上げた。同社株価の調整は行き過ぎだとし、バリュエーションに基づいた判断だと述べた。増資の可能性も考慮したとした。
メリルのアナリスト、ガイ・モスツコウスキ氏はリサーチノートで、リーマンがベアー・スターンズのような苦境に陥るとの見方には根拠がないとし、ベアーのような資金調達リスクにはさらされていないと指摘。リーマンは証券化市場から遠のく方向で事業再編を進める必要があるが、投資銀行・資産運用・株式の業務では依然として世界的に非常に強いとの見方を示した。
一方、第2・四半期の損益予想は従来の1株当たり0.06ドルの黒字から同0.74ドルの赤字に下方修正。ヘッジ効果の低下や5月の市場が軟調なことなどを理由に挙げた。
米リーマンのレバレッジ比率、第2四半期に低下する見通し=関係筋
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT817672620080604
各種の信用不安が拡大する中、リーマンは不安解消に躍起となり、最終的にはメリルリンチが火消しをする形になりました。実際中身はどうなんでしょうね。
ベアスターンズの際も噂の進行とともに危機が本格化、一種の取り付け騒ぎと相まって、急激に状況が悪化しました。一旦信用不安が生まれると調達金利が上昇し、急激に状況が悪化してゆきます。
さて、どうなるのでしょうか
金融不安とリスク回避圧力の上昇で、その他の金融セクターにも信用危機が発生し始めました。
バンク・オブ・アメリカの利益見通しと目標株価を引き下げ=メリルリンチ
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK817600220080604
クウェート投資庁、米シティ・メリルに追加出資も=首脳
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT817633420080604
[クウェート 4日 ロイター] クウェート投資庁(KIA)のマネジングディレクター、バデル・アル・サアド氏は4日、米シティグループ(C.N: 株価, 企業情報, レポート)やメリルリンチ(MER.N: 株価, 企業情報, レポート)へ追加出資する可能性があることを明らかにした。ロイターとのインタビューで述べた。
金融セクターへの投資機会を探っているかとの質問に対し「(米クレジットカード大手)ビザ(V.N: 株価, 企業情報, レポート)に投資している。既に他の機会も調査している」と答えた。
KIAは1月にメリルとシティに50億ドル出資したが、同氏は追加出資する可能性があると述べた。
「シティやメリルについては、良い機会があれば検討する。出資比率を引き上げるかについては、業績と戦略次第だ」と語った。
その2に続くhttp://blogs.yahoo.co.jp/daitojimari/39385402.html
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