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昨日のNY市場は、一昨日に続きフェニーメイとフレディマックの件で揺れた。また、イランとイスラエルの間で紛争が発生したという報道もあり、これが原油を押し上げることになった。
2Qを終え、各企業や銀行などが決算発表を控える中、投資家の不信感は高まりを見せており、ホットマネーの増大とともに市場は乱高下を繰り返し、安定とはほど遠い状況に陥ってしまっている。
ファニーメイとフレディマックの破たん回避を−米議員が相次ぎ発言
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aVNYYbQ3kfNY
米政府、ファニーメイとフレディマックを公的管理の可能性も−NYT
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aJSc89Anw9Vg
フレディマックとファニーメイ株が大幅続落、30%前後の下げ-時間外
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aisXBwlIOuYw
米ファニーメイとフレディマックの「国有化」は予想せず−シティ
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=atWjZ6Qe6bSg
米財務長官:ファニーメイとフレディマックの「現状」維持で支援
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aGWQdA5ALx.o
米ファニーとフレディ、現行体制維持に公的資金が必要-市場関係者
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aeTq2.GN9aMg
ファニーとフレディ,政府救済には770億ドル損失必要か-専門家の見方
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aGptPgM1CxfU
7月11日(ブルームバーグ):米住宅金融大手のファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)とフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)の株主は、政府救済が差し迫っていると考えるべきではない。
フォックス・ピット・ケルトンとフリードマン・ビリングス・ラムジーのアナリスト試算によると、米当局が救済措置を迫られるとすれば、ファニーメイとフレディマックは約770億ドル(約8兆1900億円)の損失・評価損の計上が必要とみられる。ローン延滞率が少なくとも29年で最悪に達するなかで、両社はすでに損失補てんで200億ドルを調達している。以下略
米国債の保証コストが過去最高付近−ファニー・フレディ救済を懸念
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=ae69nQHtMoaU
7月11日(ブルームバーグ):11日のクレジット・デフォルトスワップ(CDS)市場で、米国債の保証コストが約4カ月ぶり高水準に達している。住宅金融投資のファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)とフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)を米政府が救済し、米国のAAA格付けが脅かされるとことへの懸念が背景。
CMAデータビジョンによれば、10年物の米国債のCDSスプレッドはロンドン時間午後1時20分(日本時間同9時20分)現在、4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して18bpと、過去最高付近。ベアー・スターンズの身売りが発表された直後の3月17日に過去最高の19bpとなっていた。
米紙ニューヨーク・タイムズ(オンライン版)は11日、複数の米政府幹部が、ファニーメイ とフレディマックの状態が悪化し続けた場合、両社あるいはどちらか1社を公的に管理する計画を検討していると報じた。両社の債務は計5兆2000億ドル(約550兆円)。格付け会社スタンダード・プアーズ(S&P)は4月に、米政府が両社を支援することになった場合、米国債の最高格付けが脅かされると警告していた。
BNPパリバのロンドン在勤クレジットストラテジスト、アンドレア・シシオーネ氏は、ファニーメイとフレディマックの救済によって米国がAAAの格付けを失うリスクについて、「可能性は低いが、あり得ることだ」と論評した。 以下略
救済にはいろいろな形があるのだろうが、現状(株式)を維持する形で米国政府が救済した場合、約770億ドル(約8兆1900億円)の政府支出が必要となる。国有化方向に進んだ場合、5兆2000億ドル(約550兆円)の債務が米国のバランスシートに計上されることになる。
もし、救済しなければ、5兆2000億ドル(約550兆円)の債権が格下げの危機に瀕し、同時にCDOなどその派生債権も大きく毀損する。当然、金融セクターは膨大な評価損を抱え込む形になり金融システムは崩壊してしまうことになる。
米国政府としては、救済処置を採らざる得ない状況に追い込まれているといって良いだろう。
しかし、どちらにしても米国の信用を毀損することは確実であり、米国債など米国資産の評価が低下することは確実の情勢といって良いだろう。
シティ:独リテール部門をクレディ・ミュチュエルに売却へ−49億ユーロ
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aHer9iiHF4jo
米ワコビアは増資と減配実施か、通年の赤字を予想-フォックス・ピット
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aHPbk.hxDJhc
決算を控え、先月から銀行などの間で損失補填と思われる資産の切り売りが本格化し始めている。
米ゼネラル・エレクトリック:4−6月は3.9%減益−予想に一致
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aEz9PKBGAB5Q
新生銀:米GEから「レイク」など個人金融部門を買収−5800億円で
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=amG2KW3uPgr8 一部抜粋
新生銀は当初GEの同事業のローン残高8840億円、顧客 220万人、無人店を含め約1000拠点を手に入れる。売却交渉の過程で焦点となった過去に取り過ぎた利息(グレーゾーン金利)の返還損失では、新生銀の負担を最大2060億円とし、それ以外はGEが負担する契約も盛り込んだ。
問題は、過払い金利がどの程度あるかという一点につきるであろう。シティは消費者金融部門の売却をあきらめ廃業という選択をした。レイクも実際は膨大な含み損を抱えているのではないかと見られている。
GEは売却をしたとしても、将来にわたる過払い請求の可能性から逃げられたわけではない。
一種の先延ばしに過ぎないという見方も出来ることになる。
UBSとクレディ・スイス、当局の自己資本規制強化に直面−英紙FT
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aupunxDicbTE
連日お伝えしているが、スイスの2大銀行も非常に厳しい状況に追い込まれている。
NY原油時間外:最高値146.90ドル-イスラエル空軍演習と現地紙報道
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aegB7_ryU150
戦争というリスクは拡大、米国は事実上当事国になることからドルが売られる可能性が高まっている。
また、原油の価格も上昇を続けており、金などの上昇も進んでいる。
7月米消費者マインド指数速報値:56.6、80年以来の低水準付近
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=afAStvkqPBDA
米国の実体経済の冷え込みが表面化を始めた。金融株は下落を織り込んでいるが、今後それ以外の業種に飛び火することになるだろう。そうなるとダウ10000切れが視野に入ってくることになる。
英中銀:特別流動性スキーム拡大をめぐる銀行業界との協議ない
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=agy3faduv3yo
英国のバブルは崩壊しており、急激なスピードで金融セクターの損失拡大が進んでいる。
近い将来、英中銀においても大きな選択を迫られる可能性が強まっている。
米S&P:インドを投機的格付けに引き下げも、財政悪化なら−小川氏
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aW9DtUBgMAhM
ついに新興国潰しが始まったと見て良いだろう。中国の動静も気にかかるところである。
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