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昨日のアジアは、NY終了後に発表されたAMEXの悪い決算結果を受けて上値が重い展開、その後、欧州に入ると非常に悪いワコビア決算を受ける形で急落したが、NYに入りドル防衛宣言やGSEに対する救済宣言と資源価格の急落を受けて最終的には上げて終えた。為替株価ともに非常に大きな値動きとなりローラーコースタ−状態が続いている。まるで、末期の仕手戦を見ている様な展開である。
強いドルは米国にとって重要=米財務長官
http://jp.reuters.com/article/forexNews/idJPnJT821178320080722
これで何度目になるだろう?
NY外為:ドル、対ユーロで上昇−米財務長官の強いドル支持で買い
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=ad6T_NL9kK78
NY金:下落、エネルギーコスト低下やドル上昇でヘッジ需要が減退
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aOdPQos3dW0k
ポールソン米財務長官:市場安定化にはファニー、フレディ救済が必要
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aD_ZaluxkbJk
米ファニーとフレディ救済、納税者負担は250億ドルか−議会予算局
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aLnV4oGHdcrE
7月22日(ブルームバーグ):米議会予算局(CBO)は22日、ポールソン米財務長官が推進しているファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)とフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)救済策について、納税者の負担は250億ドル(約2兆6787億円)に上る可能性があるとの報告書をまとめた。
CBOは「財務省が提案している新権限は恐らく50%を上回る高い確率で、使用されることなく、2009年12月に有効期限を迎えるだろう」とも記述している。 以下略
米財務長官:ファニーとフレディ支援法案を議会が週内に可決と確信
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=apzVFwi4RuUM
ポールソン長官の必死な姿を見ていると、逆に心配になるのは私だけであろうか、議会に対して必死に金額を小さく見せようとしている姿を見ていると哀れみを感じるほどである。
米ファニーとフレディ:新たな評価損計上も−連邦住宅公社監督局
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aGGf3ivGFovM
7月22日(ブルームバーグ):米連邦住宅公社監督局(OFHEO)は、住宅金融大手のファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)とフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)で追加評価損の計上が必要になる可能性を指摘した。サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローンとオルトA(信用力がサブプライムと優良の中間)ローンを担保に民間が発行した証券の購入拡大が原因という。
OFHEOは年次住宅ローン市場リポートで、このいわゆるノンエージェンシー(民間)住宅ローン担保証券(MBS)の価値(計2170億ドル=約23 兆1214億円)が低下していると指摘。ファニーメイとフレディマックのポートフォリオに占めるこれらMBSの割合は、サブプライムローン担保証券が計 9.2%、オルトA担保証券が計約5.8%だという。
OFHEOはまた、両住宅公社が2004−05年に民間発行のMBSに「大量に」投資したことで「市場価格の変動に伴う適正価値悪化の影響を受ける度合いが著しく高まった」と説明。さらにストラクチャード・インベストメント・ビークル(SIV)と証券会社についても、同様の証券に投資したことで、GAAP(一般会計原則)ベースでファニーメイとフレディマックの損失拡大につながりかねない価格変動の一端を担ったと指摘した。
GSEの財務内容であるが、予想以上に悪化している可能性も指摘されている。また、不動産価格の下落が継続する限り、更なる悪化は必須であり、これはほぼ確定項になりつつあるといえよう。前述の議会の負担はないだろうというポールソン長官の発言を信じろという方が無理ではないだろうか?
5月の米住宅価格:前年同期比4.8%下落、融資厳格化で-OFHEO
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=ahGMo0ITs4Wk
ワコビア:4−6月赤字、過去最悪の89億ドル−減配、6350人削減
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=ak05euzjyM7A
7月22日(ブルームバーグ):米銀大手ワコビアが22日に発表した2008 年4−6月(第2四半期)決算は、過去最悪の赤字となった。同社は配当を1株当たり5セントに引き下げることと、6350人を削減する計画を発表した。同社株は22日のニューヨーク市場で一時10%安となった。
第2四半期の損益は89億ドル(1株当たり4.20ドル)の赤字。前年同期は23億ドル(同1.23ドル)の黒字だった。同行は資産価値の低下に伴う損失として61億ドルを計上した。
同社は今月、直前まで米財務次官だったロバート・スティール氏を最高経営責任者(CEO)に起用した。評価損計上と人員削減、3カ月で2回目とな る減配は住宅市況悪化へのスティール新CEOの対応だ。ワコビアは06年に240 億ドル(約2兆5600億円)で買収したゴールデン・ウェスト・ファイナンシャルが業績の重しとなり、株価下落やケネディ・トンプソン前CEOの更迭につながっていた。
ゴードン・アセット・マネジメントのジョゼフ・ゴードン社長は「スティールCEOは手を打ち始めている」が、「ゴールデン・ウェストと商業ローンでの問題についてワコビアが完全に情報を開示するまでは同社株の買いは勧められない」と話した。
ワコビアの株価はニューヨーク時間午前9時55分現在、前日比9%安の 12ドル。年初来では65%安。ワコビア債のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)のスプレッドは10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し315bpとなった(フェニックス・パートナーズ・グループ調べ)。格付け会社フィッチ・レーティングスはこの日、ワコビアの発行体デフォルト(債務不履行)格付けを「A+」と、従来の「AA−」から1段階引き下げた。住宅金融事業での問題が理由としている。ムーディーズ・インベスターズ・サービスもワコビアの格付けを「A1」と「Aa3」から引き下げた。
ワコビアは配当を1株当たり5セントと、従来の37.5セントから減らすと発表した。また、アナリスト向けプレゼンテーションで4440人の人員を補てんしない計画を明らかにした。スティールCEOはまた、「非中核資産を選択的に売却する」方針や融資のみの顧客を減らす考えも示した。今年7−12月(下期)に経費を4億9000万ドル減らし、09年は15億ドル節減を目指すという。
第2四半期の減損処理にはゴールデン・ウェストののれん代償却は含まれない。「リテール支店網の価値」がその理由としている。商業ローン債権の評価額は45億ドル、投資銀行資産は5億9700万ドル引き下げられた。
ワコビアは9日、第2四半期の赤字は少なくとも26億ドルとの概算を示し、オプション変動金利住宅ローンで33億ドルの損失が出たことを明らかにしていた。
第2四半期の個人・中小企業向け事業の利益は23%減の11億2000万ドル。法人向け・投資銀行事業の利益は2億900万ドルと前年同期の7億7900 万ドルから減少。AGエドワーズを含む資産管理事業の利益は2億9700万ドルと同3億1200万ドルから減少した。
ワコビアの決算は予想を遙かに上回る悪い結果に終わった。内容から判断する限り当面改善の見込みは見えてこない。
米モノラインのアシュアードとFSAを格下げの可能性−ムーディーズ
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aBmn4aGqHU7I
再び、モノラインの格下げが視野に入ってきた。すでにある程度は織り込み済みと思われるが、格下げにより保証先債権とその派生債権の格下げと評価損の発生が懸念される。
市場は、ポールソン長官の発言に振り回され、完全な仕手戦状態、これがどのような結果をもたらすか誰もわからないであろう。
臨時更新
米S&L最大手ワシントンM:4-6月は33億ドルの赤字−延滞増加で
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=a__JM2tjWaDg
米ワシントンMの格付けをジャンク級に引き下げも−ムーディーズ
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=ak8683AERJA0
時間外取引で投げ売りされている模様、アジア市場にも影響を与える物と思われる。
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