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お陰様で昨日、20万アクセスを突破しました。ご訪問いただきありがとうございます。
かるーく宣伝から、今度出版される ドル崩壊 の初稿ゲラが上がって来ました。
うん、三橋氏の書く文章は読みやすくて面白い。
原稿段階からすると10回以上読み返しているのですが、ゲラの形で見るとまた違ったものに見えてきます。読み返してみると不足していたキーワードを発見。三橋氏に追加執筆をお願いしました。
現在、出版社が原稿の校正を進めております。この予定だとお盆に間に合うかどうか、、、
正式な出版日が決まりましたら、またご報告させていただきます。
さて本題に移ると、現在までのところ、GSE救済法案の投票結果が報じられていません。行方次第では週明けの市場に大きな影響が出るものと推測されます。わかり次第更新いたします。
米上院、住宅公社支援法案の投票に向け前進-協議を今後30時間に制限
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=a61smCUn4QiE
GSE救済案成立を、日経、朝日が報じていました。
米住宅公社支援法が成立へ 上院で法案可決
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20080726AT2M2602926072008.html
米で住宅救済法案、成立へ 公的資金注入に道
http://www.asahi.com/international/update/0727/TKY200807260269.html
大統領署名が残っていますが、両院を通過したことで成立は確実と見られ、GSEを巡る金融の混乱は一時的に抑えられることでしょう。
米フレディマック:金融資産、過去最大の7920億ドルに増加―月報
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aozrY.u4M.F0
7月25日(ブルームバーグ):米住宅金融大手のフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)は25日、金融資産が6月に7920億ドル(約85兆4488 億円)と、過去最大に増加したことを明らかにした。同社の住宅ローン債権の買い取りと保証の上限枠が拡大されたことが背景にある。
フレディマックの月間報告によると、住宅ローン関連資産は6月に214億ドル拡大。5月は328億ドル拡大していた。米連邦住宅公社監督局(OFHEO)が3月に買い取り枠を拡大し、資本規制を緩和して以来、フレディマックの資産は11%超増えている。
クレディ・スイスのアナリスト、モシュ・オレンバック氏は25日のインタビューで、「4―6月期に増資なしで資産を最大800億拡大することが可能だ」と指摘した。
6月に拡大した資産の大半は、フレディマックが組成に携わり、保証した住宅ローン担保証券(MBS)の購入分(186億ドル)だった。
米セントルイス連銀のプール前総裁は「フレディマックは資産拡大によって窮地を脱しようと試みているようだ。多くのS&L(貯蓄・貸付組合)が 1980年代にとったのと同じ戦略だ。その戦略は納税者のリスクを高める」と指摘した。
金融当局は、不動産バブル崩壊の対策として、GSEによる保証買い取り枠の増額を決定しました。
しかし、最終的にRMBSを買い取る投資家がいない為に、このような事態を招いたといえるでしょう。
売れないから自分で買い取るしかない。非常に危険な兆候ともいえるでしょうね。
昨日、新たに2行の銀行破綻が報じられました。
米ファースト・ヘリテージ・バンクなど2行を閉鎖措置−規制当局
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aQ4aFBtnqJbk
7月25日(ブルームバーグ):米のファースト・ナショナル・バンク・オブ・ネバダとファースト・ヘリテージ・バンクは25日、同国規制当局から閉鎖措置を受けた。
米通貨監督庁(OCC)は声明で、ファースト・ナショナル・バンク・オブ・ネバダ(本拠地:ネバダ州リーノー)とファースト・ヘリテージ・バンク(同:カリフォルニア州ニューポートビーチ)について資本不足を指摘。両行の預金は、ミューチュアル・オブ・オマハ・バンク(同:ネブラスカ州オマハ)が引き継ぐと米連邦預金保険公社(FDIC)が発表した。
住宅不況を背景に金融サービス業界が苦境となるなか、今年こうした措置がとられるのは両行が6番目と7番目になる。
FDICによると、ミューチュアル・オブ・オマハ・バンクは両行のすべての預金と一部資産を引き継ぎ、両行の28支店については28日にミューチュアル・オブ・オマハ・バンクの支店として営業を再開する。
FDIC破綻銀行リスト
http://www.fdic.gov/bank/individual/failed/banklist.html
過去にも取り上げましたが、実はFDICには救済する余力があまり残っておりません。
第274回 インディマック破綻!
http://blogs.yahoo.co.jp/daitojimari/41170174.html
今回は地方の中小銀行ということですから何とかなりますが、現状のままでは大銀行の預金者救済は難しい状況です。新たな法案の策定や基金の増額などが早急に必要でしょう。また近い将来、金融当局による本格的な資本注入などが必要な局面を迎えるかもしれません。金融セクターの株価などを見る限り、それが反映されている様に思われます。
ウォール街の賃金・諸手当、今年は前年比180億ドル減も−米紙NYT
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aYqZNVgtFhiw
7月25日(ブルームバーグ):米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT、オンライン版)は25日、シティグループやメリルリンチなど米大手金融機関が従業員に支払う賃金・諸手当が今年、前年を約180億ドル(1兆9400億円)下回るもようで、こうした傾向にニューヨーク市や州当局は頭を抱えていると報じた。
金融各社は住宅ローン関連投資にからんだ損失に苦しんでいる。こうした金融各社の賃金カットの動きは、ニューヨーク市の税収減につながりかねない。金融各社はニューヨーク市で約17万8000人を雇用しているという。
従来、貰いすぎていたとも言えますが、あまりに額が巨額に及ぶため、その影響は大きいと言えるでしょう。税収減少に伴う公共投資や公的サービスの縮小が必要となるでしょう。また、今後、富裕層減少に伴い、消費減退や不動産価格の下落などが顕著に表れてくるでしょう。
現在のところ、不動産バブル崩壊は米国東部に限られていますが、今後は、米国西部や富裕層エリアにも波及を始めるものと推測されます。
米GE:4部門に削減−株価5年ぶり低水準のなか低成長事業を見直し
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aEDzWBSiZQYk
7月26日(ブルームバーグ):複合大手の米ゼネラル・エレクトリック(GE)は25日、従来の6部門から4部門に組織を再編すると発表した。今回の決定は、株価が5年ぶり低水準となるなか、低成長事業を見直す同社の方針を反映している。
GEの発表によると、再編後の主要4部門はGEテクノロジー・インフラストラクチャー、GEエナジー・インフラストラクチャー、GEキャピタル、NBCユニバーサル。同社は2週間前に、照明・スイッチ事業をスピンオフ(分離・独立)する方針を明らかにしている。
今回の再編は、消費者向け事業を切り離して景気動向に左右されない経営体質をつくり、発電用タービンと航空エンジンメーカーとしての地位固めを優先したいというジェフリー・イメルト最高経営責任者(CEO)の意向が強く打ち出されている。4月以来、同社の時価総額は約810億ドル(約8兆 7400億円)減少している。
この日のニューヨーク株式市場で同社株は前日と変わらずの28.71ドルで終了。イメルトCEOが通期1株利益目標を達成できないとの見通しを示す前日の4月10日以来、22%下落している。同社株は今月18日、一時25.60 ドルと2003年4月以来の安値を付けていた。
米クライスラー、リース事業から撤退−8月1日から実施
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=azEEigg9x4WE
7月25日(ブルームバーグ):自動車メーカーの米クライスラーは25 日、傘下の金融部門クライスラー・ファイナンシャルを通じたリース事業から撤退することを明らかにした。
ジム・プレス社長は記者団との電話会議で、「資金面で厳しく、リース事業は以前のように魅力的ではなくなっている」と説明した。8月1日から実施される。
アメリカの象徴であったGEや自動車産業のかつてのビッグ3は、今や見る影もありません。
本業の物を作ることを忘れ、実体のない金融に踊った企業の末路なのでしょうね。
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