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昨日の市場は、アジア欧州と金融不安の悪化を受けて下落、その後のNYは、途中まで下げ基調が強まるも反発、ダウは大きく下げたものの、ナスダックは前日レベルで終了した。原油や資源はこのところの下落により需要回復を見込む形で上昇に転じた。
昨日は、金融株に対する空売り規制が解けた初日となったが、大きな混乱はなかった。
日本株(終了)金融中心に大幅続落、米金融不安再燃−国内景気も鈍化
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aPIkRb.JdWYE
世界経済のリセッション予測と金融不安の悪化、インフレなどを受け、日本経済も厳しい見通しとなってきた。昨年より輸出企業を中心に生産計画の見直しが進められてきたが、ファンダメンタルにそれが現れだしたといえよう。内需においても資源価格高騰で消費者心理の冷え込みが見られはじめた。
他国に比べ、サブプライムなどの影響は少ないものの、不況に対して過敏な反応を示す国民性が反映された形になった。
米ワコビアやファニーメイ、差し押さえ物件売却で損失拡大−WSJ紙
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=ah0Z5eqCTXpY
8月12日(ブルームバーグ):米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ、オンライン版)は12日、ワコビアやファニーメイなどの金融機関が売却できるペースを上回る速さで住宅を差し押さえているため、一段の住宅値下がりを招いていると報じた。
WSJによると、差し押さえ物件の一部は価格が2、3年前の半額未満に低下。銀行や投資家はこうした物件の売却で損失を被っており、値下がりが今後も続くとみているという。
差し押さえ物件の販売を急ぐためカリフォルニア、フロリダ両州に事務所を開設する計画のファニーメイは1−6月期に住宅4万4071戸を差し押さえたものの、売却したのは2万3627戸だけだったという。同社の集計を基にWSJが伝えた。
差し押さえの増加が不動産価格の下落を主導しており、それでも差し押さえ数を売却数が下回っている。このような状況では更なる下落を招く形となるだろう。今後、下げ止まっているNYなど他の都市にも下落の流れが波及するものと思われ、これが更なる不動産価格の下落と金融セクターの損失を拡大するだろう。日本のバブル崩壊に比べ、何倍も早いスピードで進んでいる状況のように思われる。
米トール・ブラザーズ、5─7月期住宅建設売上高は34%減の見通し
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT823418120080813
米MBA住宅ローン申請指数:1.5%低下の425.9−金利上昇が響く
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aycruqZzqiSE
信用市場の危機、「終了から程遠い」−メリルのバーンスタイン氏
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aZv2cGneUfgE
8月13日(ブルームバーグ):米証券大手メリルリンチの主任投資ストラテジスト、リチャード・バーンスタイン氏は顧客向けリポートで、信用危機は「広範で深刻、かつ世界的なもので、終了には程遠い」との見方を示した。信用危機が表面化して以来、金融機関が計上した評価損や信用市場の損失は5000億ドル(約54兆3230億円)を超えた。 以下略
クレジット危機「せいぜい」半ば、オルトAローンなど警戒=S&P
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT823461120080813
[ニューヨーク 13日 ロイター] スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は13日、過去1年にわたるクレジット危機について、「せいぜい」半ばを過ぎたのみで、プライム・モーゲージのデフォルトや米金融保証会社(モノライン)の問題が今後の金融機関の業績に打撃を与えるとの見通しを明らかにした。
S&Pのアナリスト、タニヤ・アザークス氏は電話会議で、プライムおよびオルトA(プライムとサブプライムの中間)モーゲージの債務不履行や支払い遅延の増加、モノライン問題を背景に、金融機関の業績は今後数四半期にわたって圧迫を受ける可能性があると述べた。以下略
米銀行債保有リスク上昇、住宅値下がりに伴う追加評価損への懸念で
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=acpDRjkZ.KVQ
銀行債のCDSが上昇している。これにより銀行の資金調達コストは上昇し、収益を圧迫、貸出金利の高止まりを促進するだろう。完全な負の連鎖が発生している。
米リッチモンド連銀総裁:米銀損失はさらに悪化も-C・オブザーバー紙
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aTDtM2Sxjlvs
8月13日(ブルームバーグ):米リッチモンド連銀のラッカー総裁は13日、米銀の損失は最悪期を脱していない可能性があるとの見方を示した。米紙シャーロット・オブザーバーが、同総裁の経済ジャーナリズム・セミナーでのコメントを基に伝えた。
ラッカー総裁は、質疑応答で「住宅ローン関連の損失が最終的にどの程度の規模になるのかをめぐっては、かなりの不透明感がある」と指摘。「いかなる住宅ローンでも最終的な損失の度合いが確定するまでには4、5年を要する」として、最も問題の多い「2006年と07年初めに組成された住宅ローン」の見通しを判断するには「まだかなり早い」との考えを示した。
ゴールドマンやリーマンの投資判断引き下げ、状況「著しく悪化」-メリル
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aFIX3YgiNBUs
米リーマンの第3四半期と通期の利益見通しを下方修正−ドイツ銀
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aqQGI2zlxfPY
商業銀行の決算を終え、一段落した間もあるが、金融セクターの損失は拡大しており、今後発表される投資銀行の決算の行方に注目が集まっている。
スイスのチューリヒ:4−6月期は2.5%減益−投資損失が響く
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aFvDzIhlqKUA
蘭INGグループ:4−6月期は25%減益、投資収益の悪化響く
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aESuDDeYczrI
2社ともアメリカの保険会社と違い、リスク性資産の評価損というより、投資収益の悪化により減益となった模様、日本の保険会社と同様に世界的な株価低迷による保有資産の悪化が懸念されている。
6月の米企業在庫:前月比0.7%増−在庫比率は16年ぶり低水準
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=afIiuIm94l9I
7月の米輸入物価指数:前月比1.7%上昇、石油除くと0.9%上昇
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=a3ePZViFRGsc
資源インフレにより表面的な売上高は上昇しているが、実態は厳しいものとなっていると思われる。
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