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昨日の市場は、アジアではRBSの損失拡大予測など金融セクターに対する不信感の高まりから大きく下げる展開、欧州に入ってもHSBCの厳しい将来見通しなどを受け下落、NYの下落傾向を示したが、原油の急落もありその下落幅は限定的、しかし、原油下落で南米など新興国は大きく下げる展開に
英HSBC:1−6月29%減益、米不良債権で−アジアの減速指摘
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=a1alaSV7RHg8
8月4日(ブルームバーグ):時価総額で欧州最大の銀行、英HSBCホールディングスが4日発表した2008年1−6月(上期)決算は、前年同期比 29%減益となった。米国での不良債権増加に対応し引き当てを増やした。同行はまた、新興市場の成長が減速しつつあるとの認識を示した。
HSBCの資料によれば、純利益は77億ドル(1株当たり65セント)と、前年同期の109億ドル(同94セント)から減少。ブルームバーグ・ニュースがまとめたアナリスト予想(11人の平均)は73億ドルだった。
HSBCは上期に貸倒引当金を101億ドル(約1兆900億円)積んだ。不良債権で07年は172億ドル、06年は106億ドルを計上した。上期は欧州と中南米、アジアの大半で増益だったものの、スティーブン・グリーン会長は、「見通しは非常に厳しい」とし、新興市場の「成長の勢いは鈍化している」と指摘した。
プリンシパル・アセット・マネジメントの投資責任者アラン・ビーニー氏は、「状況はかなり暗い」として、「アジアは想定通りに減速しているし、米事業は打撃を受けた」と指摘した。
ロンドン時間午前10時20分(日本時間午後6時20分)現在、HSBCの株価は前週末比1.7%安の822.5ペンス。
6月末時点の中核的自己資本(Tier1)比率は8.8%と、昨年末の9.3%から低下した。
地域別
上期の北米事業は赤字、香港は減益だった。その他のアジア地域と中南米、欧州は税引き前で増益。グリーン会長は発表文で「アジアでは昨年の好調に比べ、一部の分野で企業活動が鈍化していることは明らかだ。株価下落に伴い、株式関連や富裕層向け商品の需要も後退した」と説明した。
北米事業の税引き前損益は29億ドルの赤字。前年同期は24億ドルの黒字だった。米国の消費者ローン貸し倒れなどへの引当金は85%増え68億ドル。英国を含む欧州事業の利益は28%増の52億ドル。
企業買収向けの融資債権や債務保証契約を含む信用関連資産の評価額は 39億ドル引き下げた。評価損は07年7−12月(下期)の21億ドルから増加した。
金融機関債の保証コストが上昇、英HSBCの米不良債権増加を嫌気
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=auC9Cqc92UBA
8月4日(ブルームバーグ):4日のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場で、金融機関の債務保証コストが上昇した。英銀HSBCホールディングスが米国での消費者ローンの不良債権が増えたと明らかにしたことから、リスク意識が高まった。以下略
ベルギーのフォルティス4−6月期:49%減益−評価損計上が響く
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aXAoI5OJQoiU
RBS:10億ポンド以上の損失も、英銀行業界で過去最大か-タイムズ
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aLoIw.wyG8kk
ロンドン金融界で半数のバンカーがボーナス最悪ゼロか−英テレグラフ
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=avPGSfp6Z5Vw
米シティグループ:転換社債ヘッジファンドを閉鎖へ−代替事業縮小
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aai_R48_vP0k
質への逃避と将来への不透明感からハイリスク投資からの離脱が増えているということなのでしょう。
米シティ:カードローン証券化で損失−延滞増えて、他行にもリスク
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=a8hrQHDWg1PU
不動産価格の下落によりホームエクイティローン市場は凍結状態、それに替わる資金調達手段としてカードローンが多用されたのでしょう。そして、限度額がいっぱいとなりデフォルトリスクが急上昇している状況なのではないでしょうか?
今年に入り、農林中金が5000億円のシティのカードローン債権を購入していたと思います。購入価格が判りませんので何とも言えませんが、年初に比べ大幅な評価損が発生している者と思われます。担当者はどのように責任を取るつもりなのでしょうか?
数百の米銀が破たんの可能性、業界救済のための納税者支出は2兆ドルも─ルービニNYU教授=バロンズhttp://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK016647820080804
反グリーンスパン、バーナンキの代表格であり、当初よりベアリッシュな見方をしてきたルービニ氏の発言ということを差し引いても意見は拝聴にあたいするであろう。FRBは何を切り捨て何を守るのか?
そろそろ、議会も含め国民的な議論が必要な段階にあると思われる。
WCIコミュニティーズ:破産法による保護申請へ−CEOは退社
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aS.8KQYsGaaE
8月4日(ブルームバーグ):米住宅建設WCIコミュニティーズは4日、米連邦破産法11条に基づく保護適用を申請する計画を明らかにした。同社は新規借り入れに失敗し、株価は過去1年間で90%下落している。
WCIの発表資料によると、ジェリー・スターキー最高経営責任者(CEO)の退社が決定、暫定CEOにデービッド・フライ氏が就任する。
WCIの会長でもある投資家カール・アイカーン氏は文書を通じ、「当社はあらゆる手を尽くし、破産法による保護申請の回避に努めた。しかしながら、融資を獲得できず、当社が抱える18億ドルの債務がまもなく不履行に陥る可能性があるとの認識を踏まえ、今回の申請が必要になった」と述べた。
ついに建設業の大型破綻が発生した。サブプライムローンの影響による受注低下もさることながら、金融機関による貸し渋りが原因と考えられる。同様の現象は中小や他の業種にも波及する物と考えられ、一層の景気悪化が懸念される。また、同時に建設業の破綻は膨大な失業者を生みだし、実体経済を急激に冷え込ませる要因となると思われる。これは日本のバブル崩壊過程でいやと言うほど見せつけられてきた課程に過ぎない。
スイスUBSの投資銀行部門顧問アウフハウザー氏、辞任
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aLNXOmF.piOM
UBSによるARS疑惑の中心人物、アウフハウザーが辞任しました。今後の捜査の展開次第ではUBSは大きな代償を払わされることになるでしょう。
S&Pのアナリスト:自らの住宅ローン関連格付けを疑問視−WSJ
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=a9hvkL7fHsaw
8月2日(ブルームバーグ):米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は2日、米証券取引委員会(SEC)報告書の草案を引用し、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)の複数のアナリストが住宅ローン関連商品の自らの格付けに疑問を呈したと報じた。また、アナリストは格付け件数の増加に伴い過労になっていると述べたという。
同紙がSEC報告書の草案を引用して伝えたところによれば、匿名のS&Pの格付け担当者は電子メールで、住宅ローンや証券化商品は「ばかげて」おり、「われわれはそれを格付けするべきではない」と語った。以下略
いまさら、そんなこと言われてもねぇ 何を信じたらよいのでしょう?
7月米人員削減:前年比141%増、航空と金融で顕著−チャレンジャー
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aniS0FFRGOjg
6月米個人消費支出:実質ベースで0.2%減‐価格指数0.8%上昇
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aZySILE1e2EA 一部抜粋
ドレスナー・クラインオートのシニア市場エコノミスト、ケビン・ローガン氏は、「多くの人が想像していたより、インフレ圧力はやや高まっている」と指摘、「インフレ圧力はより広範囲に及んでおり、連邦公開市場委員会(FOMC)にとっても懸念事項だ。減税は消費を維持する一助にはなったが、今年第4四半期には消費は大きく落ち込むだろう」と語った。
個人所得は前月比0.1%増と、前月の1.8%増から大きく低下したが、市場予想の0.2%減は上回った。米政府による税還付の効果は一時的だったことが示された。
6月米製造業受注:1.7%増、今年最大-石油や化学の価格高騰が影響
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aDU9ruWRizzk
資源インフレにより額的には伸びを示していますが、中身はどうなのでしょうね?
6月ユーロ圏生産者物価:前年同月比8%上昇−過去最高の伸び
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=a2y8V4ffHo1Q
世界的に資源インフレの影響が明確となり、実体経済に強い陰を落としている状況です。ここ数週間、資源価格は下落に向かっていますが、その影響が現れるのには一定の時間差が必要と思われ、それまでにどこまで悪化傾向を示すのか気にかかるところです。非常にデリケートな金融政策を要求されるでしょう。
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