|
昨日、北京オリンピックが開幕した。その裏でロシアとグルシアの戦争が始まり、ユーロバブルが崩壊を始めた。また、中国もオリンピックという目標を失い、株価は迷走を続けている。
昨年から中国に対して、オリンピックまでは、、、という言葉が合い言葉のように聞かれ始めた。オリンピックのその先に何があるのだろうか?
今度発売されるドル崩壊!を嘲笑うかのように、ドルが上昇を始めた。ユーロバブルに懐疑的な見方が強まりユーロ安によるドルへの巻き戻しが始まっている。しかし、世界的なバブル崩壊の要因となったサブプライム問題は解決の目処が立たず、米国の経済が改善されたわけではない。巻き戻しの次にくる物はまだ誰も判らない。
東京外為:ユーロが大幅続落、デカップリング崩壊でドル買い戻し加速
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=a3iVQxgTjWBI
ロシア首相:「戦争が始まった」−グルジアはロシアが侵攻と主張
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=abj9S0Vxsefc
ロシアのプーチンは、オリンピック開幕というこのタイミングを見計らっていたにちがいない。北京には世界の首脳が集まり、正面からは大国ロシアを非難しづらい状況にある。中国、米国、ロシア 軍事大国3国は、グルシアのパイプラインを巡り対立関係にあり、今回のロシアの一手に苦々しい思いをしているに違いない。これは民族紛争ではなく資源対立である。
BTCパイプライン--南コーカサス地方への政治経済的影響に関する考察
http://oilgas-info.jogmec.go.jp/pdf/0/660/200603_047a.pdf
さて、本題に入ろう。
昨日の市場は、NYの下げに反応する形で下げて始まるも、中国を除くアジアは反発、前日水準で終了、欧州に入ると、ファニーメイの決算悪化を受ける形で下落したが、その反応は限定的な物となり、NYの上げにつられる形で終了、NYは上げ基調を維持したまま終了した。
NY金(8日):6営業日続落、終値864.80ドル−ユーロ大幅安で
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aSnWVGLQGm6c
NY原油(8日):4ドル超急落、バレル115.20ドル−ドル高で需要減
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=a6gLCgVDCIgk
ドル買いにより原油と金が下落、市場の資金移動が始まった。
米ファニーメイ:4―6月23億ドル損失、4四半期連続赤字-減配へ
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aGV9a_oIdpAM
ファニーメイとフレディマックの株価は年初から80%超下げている。両社が保有あるいは保証する5兆2000億ドルの住宅ローンで債務不履行が過去最高に膨らむ中、十分な資本を維持できないとの懸念が背景。ミラー氏は両社とも最大150億ドルの増資が必要になるとみている。 以下略
米メリル:ARS約100億ドル相当を小口顧客から買い戻しへ
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aGV74jn4eg1o
8月7日(ブルームバーグ):米証券最大手メリルリンチは7日、約100億ドル(約1兆1000億円)相当の入札方式証券(ARS)を小口顧客から買い戻す方針を明らかにした。米銀大手のシティグループもこの日、ARSの買い戻しで米当局と和解している。
メリルの発表資料によれば、同社は2009年1月15日から1年間にわたり、顧客のARSを額面価格で買い戻す。対象となるのは個人投資家と慈善団体、中小企業。米ウォール街の金融機関がARSの買い支えを取りやめた今年2月以来、顧客が購入したARSを売却できない状態が続き、米証券取引委員会(SEC)と米マサチューセッツ、ニューヨーク両州の当局が調査に乗り出していた。
ジョン・セイン最高経営責任者(CEO)は同資料で、「われわれの顧客はかつてない流動性危機に見舞われた」と述べた上で、「顧客に対し、自らのポジションをわれわれに売却するという選択肢を提供することでわれわれはこの問題を解決していく」と語った。
当局は、3300億ドル規模のARS市場が崩壊した2月以前に、金融機関がどのようにARSを販売したかを調べてきた。シティはこの日、約75億ドル相当のARSを買い戻すことで、連邦と州の当局と合意した。マサチューセッツ州当局は、ARS市場が崩壊にひんしているにもかかわらずメリルと同社アナリストがARSを顧客に売り込んだとして、先週提訴した。
メリルは買い戻しによって同社の「資本比率や流動性、連結業績が重大な悪影響」を受けることはないとの見通しを示した。
スイスのUBS:入札方式証券194億ドル買い戻しへ-米当局と和解
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aq6XMwDNUNOQ
米シティ:ARS195億ドル流動化で和解−75億ドルを買い戻しへ
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aKBPNwznl5uc 一部抜粋
シティの推計によれば、買い戻し対象のARSは額面73億ドルで、時価評価すると、購入時点に比べて5億ドルの評価損が発生する可能性がある。
流動性を失っているARSの評価損が約6.8%ですか?顧客は売りたくとも売れなかった訳ですが、、、
多分、レベル3(自己評価)資産として計上して塩漬けにするか、これをFRBの証券融資の担保に流用するのでしょうね。総額3300億ドル、これをまともに評価したら、ほとんどの銀行は破綻してしまうでしょう。
ARS問題和解に絡む金融機関の評価損、40億ドルの見通し=バンカメ証券
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT822770120080808
米NY連銀、500億ドルのTSLF新オプション入札を期末に向け実施
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT822753720080808
FRBは連銀貸し出しを強化、ARSの受け入れに使われるのでは?
FRBの資産劣化は大丈夫なのでしょうかね?
クレディ・スイスをSTマイクロが提訴−ARSへの投資めぐり
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aOlyR_fV8Ffs
米BOA:カントリーワイドにSECから召喚状−正式調査の一環
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=an_Z1w0zDU60
米BONYメロン:子会社のARS買い注文でSECが調査−届け出
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=ajJjOS0rflVw
米MBIA:4-6月期17億ドル純益、新会計基準で-株価は上昇
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=apshrE2_PU3c
ルール159ですね。
米金融各社が活用する評価損を利益に転じる規則−合法だが常識に遠い
http://blogs.yahoo.co.jp/daitojimari/39276819.html
自己の信用毀損により発生した債権評価の下落を利用し、BS上で利益を計上するという手法である。
米アメックスの格付けを引き下げ方向で見直し−ムーディーズ
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=arc5_YcxuSqM
米クライスラーの格付けを1段階引き下げ「CCC+」に−S&P
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=arGziixj2AWw
AIGを中心に米社債保有リスクが上昇−53.6億ドルの赤字決算で
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=ahV5vSpJOLOc
英銀RBSの1−6月:上場後40年で初の赤字−評価損響く
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aJIJPMRnjO0U
英国のバブル崩壊は、まだまだこれからでしょうね。
|