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本日は情報量から3つに分割されております。まずは(上)からお読みください。
(上)http://blogs.yahoo.co.jp/daitojimari/43851289.html
(中)http://blogs.yahoo.co.jp/daitojimari/43851468.html

本日9月16日は、ドル崩壊!の正式な発売日である。
それを前にして、アメリカの歴史ある投資銀行リーマンが破綻、メリルはBOAに身売りした。
私は、ドル崩壊!の監修者あとがきにおいて、下記の一文を書いたわけである。

現在、世界経済は100年に一度あるかどうかというほど大きく動いています。本書が出版されて書店にならぶころには、さらなる大きな変化を迎えていることでしょう。

本当に大きな変化が起きてしまった。

グリーンスパン前FRB議長:今の金融危機は「100年に一度の大事件」
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aHYBPwIUebeQ
 9月14日(ブルームバーグ):グリーンスパン前米連邦準備制度理事会(FRB)議長は14日、ABCテレビの番組に出演し、サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン市場の崩壊で昨年表面化した金融危機は「100 年に一度しか起こらない大事件」だと考えられると述べ、企業の経営破たんはさらに増えるとの予想を示した。

グリーンスパン前議長(82)はクリントン政権で上級補佐官を務めたジョージ・ステファノプロス氏司会の番組で、「これまでの事象をすべて塗り替えるような事態が今起こりつつあることに、疑いの余地はない。しかもまだ解決策は見いだされていない」と語った。グリーンスパン氏は2006年1月に、それまで18年務めたFRB議長職を退いた。 以下略

サブプライム問題の元凶を作り、その実体を最も知っていると思われる彼の目には、今何が見えているのであろうか?

今回の事態を受けて、過去記事から2つの記事を紹介したいと思う。

数百の米銀が破たんの可能性、業界救済のための納税者支出は2兆ドルも─ルービニNYU教授
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK016647820080804

【コラム】UBSとリーマン、弱った魚は生き残れるか−ギルバート
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003001&sid=afeEP7w9Gsn4&refer=commentary

昨日、AIGについて問い合わせをいただいた。再掲載させていただきます。

AIGグループ各社は、生命保険契約者保護機構に加盟している。
http://www.seihohogo.jp/
生命保険会社の契約者保護制度
http://www.seihohogo.jp/pdf/pamphlet_h18.pdf
上記のパンフレットで確認することをお奨めいたします。[注意、PDFファイル]

最悪、破綻した場合でも、掛け捨てなどの保障部分は保障されております。過去例からいえば、減額されることはあってもごくわずかで済むと思われます。年金など貯蓄部分に関しては、大幅な減額も想定されます。個別の契約内容や保険会社の財務状況により対応に差が生じるものと思われます。最終的には自己責任、自己判断で、、、、

さて、昨日の市況と今後の展開予測です。
昨日のアジア市場は、日本、中国、香港、韓国などが休場日となりました。

9月15日の海外株式・債券・為替市場
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aZgyGHA6HiIM

米国株:S&P500種、01年9月テロ以来の大幅安-ダウ504ドル急落
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=auHm8PSSWOB4
 9月15日(ブルームバーグ):米株式相場は急落。S&P500種株価指数は前週末比4.7%安と、2001年9月の米同時多発テロ以来の大幅な下げとなった。証券大手リーマン・ブラザーズ・ホールディングスの破たんと商品相場の下落を受け、信用損失と景気減速が悪化するとの思惑が強まった。
 ブルームバーグのデータによると、S&P500種の金融株指数は1989 年以来の大幅安となった。株式市場ではこの日の急落で6000億ドルを超える時価総額が消失した。保険最大手のアメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)が61%下げ、ワシントン・ミューチュアルは27%下落。景気減速懸念から原油相場が下げ、エネルギー株に売りを誘った。景気先行きへの不安からゼネラル・エレクトリック(GE)は8%安。

NY金:上昇、市場混乱で安全資産買いが膨らむ−終値787ドル
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=avcOnyT5qZAI

NY外為:円、対ドル99年以来大幅高-リーマン破綻でキャリー解消
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aVNDK1JAxfkk

NY原油(15日):7カ月ぶり安値に下落、需要懸念高まる-95.71ドル
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aRgrJOG64Aao

リーマン問題を発端とし太金融不安から株式は暴落、特に、破綻が確定したリーマンと信用危機にあるAIGの下落が目立つ展開に、また、AIG同様信用不安に揺れるワシントンミニューチュアルも売り込まれた。為替はリスク回避の強まりで円キャリースイスフランキャリーの精算が進む展開となった。
各中央銀行は信用収縮対策として、膨大な額の資金供給を行っているが、金融機関の現金確保の動きと、他の金融機関への信用の悪化から銀行間金利は高止まりしている。

米財務長官:リーマン救済は一度も考慮せず、AIG融資も念頭にない
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=ahjXITidFMQ4
 9月15日(ブルームバーグ):ポールソン米財務長官は15日、経営破たんした証券大手リーマン・ブラザーズ・ホールディングスへの政府救済は一度たりとも検討しなかったと述べた。また保険最大手のアメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)に対する政府融資も、現時点では選択肢として検討していないことを明らかにした。 以下略

この発言を受け、AIGは投げ売り圧力にさらされた。

米リーマンの破たん、資産担保証券の格下げを誘発も―バークレイズ
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003015&sid=aDlcYrVBslsM&refer=jp_europe

米ゴールドマンとモルガンS、6−8月期は記録的な減益か−市場予想
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aR3dHgMFigek

PIMCOやバンガード:リーマン債で大幅損失か-史上最大の破たん劇
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=a9c1PCzZJr3k
 9月15日(ブルームバーグ):投資信託会社のPIMCOアドバイザーズとバンガード・グループ、フランクリン・アドバイザーズは、米証券大手リーマン・ブラザーズ・ホールディングスの破たんによって大きな損失を被りそうだ。史上最大規模の破たん劇は、投資信託業界に少なくとも860億ドル(約9兆1100億円)の損失をもたらす可能性がある。 以下略

リーマン劣後債と優先株、回収不能の恐れも−上位債でも回収率60%
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aTAmgL8siu3Q

米ワシントン・ミューチュアルの格付けをジャンク級に引き下げ-S&P
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003009&sid=a8Lw2losXL10&refer=jp_home
これで新規の資本調達は、ほぼ不可能な状態な状況になったと言えよう。

9月NY連銀製造業景況指数:マイナス7.4-前月比10ポイント低下
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=a9tUlHyAnuAc

8月米鉱工業生産指数:1.1%低下-自動車減産が最大の押し下げ要因(3)
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=axNjAEPKd5QI
ファンダメンタルズも急激に悪化している。すでに危機的状況にある自動車業界の動向にも注目が必要である。

本日は情報量から3つに分割されております。まずは(上)からお読みください。
http://blogs.yahoo.co.jp/daitojimari/43851289.html

メリルリンチの消滅
米BOA:メリルリンチ買収で合意、500億ドル規模の株式交換
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=anEAn0j09LR4
 9月15日(ブルームバーグ):米銀大手バンク・オブ・アメリカ(BOA)は、米証券大手メリルリンチを500億ドル(約5兆3000億円)規模の株式交換で買収することで合意した。金融危機のなか、また歴史ある1社が身売りすることとなった。
 BOAが15日発表したところによると、同社はメリルの株式1株に対し29 ドル相当のBOA株を支払う。これは12日のメリルの株価を70%上回る水準。メリル株は、サブプライムローン(信用力の低い個人向け住宅融資)に関連した評価損・貸倒損失を背景に、昨年初めの最高値97.53ドルから8割余り下げていた。
 米証券大手のリーマン・ブラザーズ・ホールディングスはこの日早く連邦破産法11条(会社更生法に相当)の適用を申請したが、メリルもサブプライムローン禍の次の犠牲者になる危険にさらされていた。

株式交換
 BOAの発表によると、メリルの株式1株をBOA株0.8595株と交換する。これは、BOAの12日の終値33.74ドルを基にすると29ドルに相当する。株式による支払いのため、BOAの株価が下落すればメリルの株主の受け取りは減少する。買収は2009年1−3月(第1四半期)中に終了の見込み。
 15日のドイツ市場の取引で、BOA株は一時14%安の29.06ドル、メリル株は38%高の23.60ドルとなっている。
 BOAはこの日の発表文で、12年までに70億ドルのコスト削減を見込むとしている。

米BOAのカウンターパーティー格付けを「AA−」に下げ−S&P
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aRox5_ROnfog
格付け機関はメリル買収を否定的に判断した。

BOAによるメリルリンチ買収により、市場への影響は限定的となった。これは非常に望ましい結果といえよう。実際どうなったかは神のみぞ知ることになるが、リーマンも株価下落前に身売りするという選択をしていれば、最悪の事態を避けられたかも知れない。韓国産業銀行との無意味な交渉で失われた時間が悔やまれて仕方がない。

すでに市場の焦点は、AIGの動向に移った訳である。

米AIG:増資に苦戦か、部門売却も選択肢−格下げ回避目指す
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=avlEqROvtLRc
 9月15日(ブルームバーグ):米保険最大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)は14日遅くに、増資と部門売却に向けて交渉を進めていたもようだ。業務の障害となる信用格付け引き下げの回避を図っている。
 米紙ニューヨーク・タイムズは関係者1人の話として、AIGが投資会社JCフラワーズからの提案を拒否し、米連邦準備制度理事会(FRB)に400 億ドル(約4兆2400億円)のつなぎ融資を求めたと報じた。JCフラワーズの案にはAIG全社を買収できるオプションが付随していたという。シティグループのアナリスト、ジョシュア・シャンカー氏は12日、「極端な流動性危機」があればFRBはAIGに融資するかもしれないと述べていた。
 AIGは3四半期で計185億ドルの赤字により、資本増強の必要に迫られている。投資家はAIGが今後のCDS関連評価損に対応するのに十分な資本を調達できないことを懸念している。タバコリ・ソトラクチャード・ファイナンス(シカゴ)のジェネット・タバコリ社長は「格下げを回避するのに十分なクッションとなる規模の資本を増強することが急務だ」と話す。
 AIG株は15日のドイツ市場の取引で下落し、フランクフルト時間午前9時31分(日本時間午後4時31分)現在、27%安の8.87ドル。12日のニューヨーク市場では12.14ドルで終了していた。
 格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は12日、株価下落で資本増強の能力が低下する恐れがあるとしてAIGの信用格付けを引き下げる可能性を示唆した。
 AIGは8月6日の当局への届け出で、格下げは「AIGの流動性に重大な悪影響を与え」、CDSを購入した投資家から130億ドル超の担保差し入れを求められる公算があるとしていた。
 事情に詳しい複数の関係者によると、AIGはKKRやJCフラワーズなどの投資会社と、200億ドルの増資をめぐって交渉していた。関係者1人が匿名を条件に述べたところによれば、投資会社はAIGの幹部とニューヨークで会談した。JPモルガン・チェースとシティグループ、ブラックストーン・グループがAIGにアドバイスを提供しているという。ニューヨーク・タイムズによれば、JCフラワーズはAIGに80億ドルを出資し将来に未保有株を買い取るオプションを取得する案を示していた。
 また、AIGの計画に詳しい関係者1人によれば、AIGは資産売却によって200億ドルを調達する可能性がある。AIGの消費者金融部門、アメリカン・ゼネラル・ファイナンスは純資産額の2倍ならば60億ドル余りで売却できる。運用会社のAIGインベストメンツは預かり資産の2.5%なら30億ドル超、再保険会社トランスアトランティック・ホールディングスの持ち分は12日の株価から算出すると約22億ドルの価値がある。
 AIGは5月に債券と株式の発行で203億ドルを調達した。AIGのロバート・ウィラムスタッド最高経営責任者(CEO)は8月7日に、追加の資本が必要となるかどうかは「予想が困難」と述べていた。
 米ニューヨーク州保険局の報道官は今月14日のインタビューで、パターソン・ニューヨーク州知事と同州のディナロ保険局長がAIGの動きを「非常に厳密に注視している」として、「ここ2日はAIGの本社に詰めていた」と語っていた。

AIG株50%急落、格下げ回避計画示せず―バフェット氏出資観測
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=accfLsh7ooZY
 9月15日(ブルームバーグ):15日の米株式市場で、米保険最大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)の株価が急落。格下げ回避に向けた増資計画を発表できなかったことで売りを浴び、約50%の値下がりとなった。
 米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)によると、AIGは投資会社のコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)とTPG、JCフラワーズからの出資提案を拒否し、連邦準備制度理事会(FRB)に400億ドル(約4兆2200億円)のつなぎ融資を求めた。NYTは匿名を条件にした関係者1人の話として伝えた。以下略

米バークシャー、AIGと現在交渉していない=関係者
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT825813720080915

ニューヨーク州知事、AIGに子会社資本200億ドルへのアクセス認可
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=a_YZLaIiS3eM

昨日、リーマンが破綻した。メリルリンチはバンカメが吸収、次の焦点はAIGとワシントンにニューチュアルなった。ついにサブプライムを発端とする金融危機は新たな段階に移ったといえよう。ここ数年、我が世の春を謳歌してきた米国の投資銀行が2つ消滅した歴史的な一日となった。

まずは、リーマンの動向から

米リーマン:連邦破産法11条適用を申請、買い手見つからず
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=adJWAHRDhuX0
 9月15日(ブルームバーグ):投資銀行米4位だったリーマン・ブラザーズ・ホールディングスは15日、連邦破産法11条(会社更生法に相当)の適用を申請した。米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン危機を乗り切れず、史上最大規模の破たんに至った。
 創業来の158年に、1800年代の鉄道破たんや1930年代の大恐慌、10年前のロングターム・キャピタル・マネジメント(LGCM)の事実上の破たんなどを乗り切ってきたリーマンだが、この日、ニューヨーク南部地区の破産裁判所に破産法適用を申請した。リーマンの負債は6130億ドル(約64兆7900億円)を超え、1990年のドレクセル・バーナム・ランベールの破たん時を上回った。
 英銀バークレイズと米銀バンク・オブ・アメリカ(BOA)が14日リーマン買収の交渉を打ち切り、リーマンは破産申請に追い込まれた。リーマンは年初来94%の株価下落に見舞われ、今年の信用逼迫(ひっぱく)を乗り切れなかった10数社の金融機関の仲間入りをした。
 リーマンの債権者を依頼人に持つニューヨークの破産専門弁護士、マーティン・J・ビーネンストック氏は、「残念ながら、短期的にリーマンの債権者や株主、資本市場などが犠牲になるだろう」と話した。
 破産申請したのは持ち株会社で、子会社は対象に含まれない。資料によると、同社の資産は6390億ドル。
 リーマンの身売り先の最有力候補として浮上した英バークレイズは14日、買収を断念した。リーマンの不良資産からの損失をめぐり米政府やウォール街の他社から保証を得られなかった。BOAはその3時間後に交渉を打ち切った。BOAはその後、証券大手メリルリンチを買収すると発表した。銀行と証券会社は14 日、リーマン破たんの影響を最小にとどめるため、同社がかかわる一部取引の整理を進めた。
 1850年創業のリーマンは、100年以上存続してきた数少ない米金融機関の1つだった。リチャード・ファルド最高経営責任者(CEO)は140億ドルの増資や1470億ドル相当の資産売却で破たん回避を図ってきが、力尽きた。同社は先週、創業来最悪の赤字とともに、資産運用部門の過半数株売却や不動産関連資産のスピンオフの計画を発表していた。
 米財務省と米連邦準備制度理事会(FRB)はウォール街幹部とともに3日にわたる協議で、リーマンの破たん回避を模索した。ポールソン米財務長官は同社の身売りを容易にするために税金を投入することには慎重だった。
 発表によると、リーマンはブローカー・ディーラー事業の売却を模索しており、運用会社ニューバーガー・バーマンを含む資産運用部門の売却交渉も続けている。米証券取引委員会(SEC)は、リーマンの顧客勘定は保護されるとし、SECの職員が今後数週間、リーマンに常駐すると発表した。

リーマン劣後債と優先株、回収不能の恐れも−上位債でも回収率60%
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aTAmgL8siu3Q
 9月15日(ブルームバーグ):米リーマン・ブラザーズ・ホールディングスの劣後債と優先株の保有者は債権回収がかなり限定的になるか、あるいはまったく回収できない恐れがある。上位債の保有者でさえ1ドルにつき、最低で60セントしか回収できない可能性があるためだ。
 格付け会社フィッチ・レーティングスはリーマンの優先株と劣後債の格付けを投資適格級の「A」から投機的等級の「C」に15段階引き下げた。調査会社クレディットサイツによると、リーマン上位債の回収率は1ドル当たり60−80セント回収になる公算が大きい。
 英バークレイズと米バンク・オブ・アメリカ(BOA)がリーマンの買収協議から撤退し、リーマンは15日、連邦破産法11条に基づく会社更生手続きを申請した。ブラザーズの無担保債務の大口債権者10社は、合計で1570億ドル(約16兆5200億円)余りの債権を保有している。このうち1550億ドルは債券保有者の債権。

リーマン破綻は邦銀にも影響、あおぞら銀4.63億ドル・みずほ3.82億ドルの債権保有
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK016111320080915 一部抜粋
 リーマンのリストによると、7月2日時点で債権を保有する日本の金融機関は全部で8機関で、債権総額は16億7000万ドル(1753億円)となった。最大のエクスポージャーとなったあおぞら銀行は、銀行ローンとして4億6300万ドル保有していることが分かった。次がみずほコーポーレート銀行の3億8200万ドル(約400億円)。そのほか新生銀行の2億3100万ドル(242億円)、旧UFJ銀行(現三菱東京UFJ銀行)の1億8500万ドル(194億円)、三井住友銀行の1億7700万ドル(185億円)と続く。
 リストの中で最も債権残高が大きかったのは、米シティグループとバンク・オブ・ニューヨーク・メロンで、両社合わせて1380億ドルとなった。5月31日時点のリーマンの資産総額は6390億ドル。これに対する負債総額は6130億ドルで、少なくとも表面上は資産超過になっている。

米リーマンの破たん、資産担保証券の格下げを誘発も―バークレイズ
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aDlcYrVBslsM

現在のところ、約40%が毀損予定である。とりあえず、日本の金融機関への影響は限定的となった。問題となるのは、シティとバンクオブNYであり、1380億ドルもの債権の毀損により2社計で6兆円近い損失を抱えたことになる。そして、これはまだ一時的な影響に過ぎない訳である。

最大の問題はCDSであり、リーマンに対するCDS、リーマンを引き受け側とするCDS、どちらにおいても膨大な損失が予測される。この精算を巡り、新たな損失の発生は間違いないところであるが、その成り行きには不透明感が漂っている。また、同社債権を組み込んだ複合債権や参照するデリバティフ商品など二次的三次的商品も大量に存在すると思われ、その影響評価は出来ないというのが現実であろう。

このような債権の精算は未知の世界であり、その行方は誰も想像できないのではないだろうか?

従来であれば、債権者と債務者の当事者間の問題で解決したわけであるが、金融工学の発達による闇がここに存在する。また、今回の案件で62兆ドルといわれるCDS市場は事実上瓦解することになるかも知れない。CDSの引受先の消滅により、リスクヘッジ手段を失ったハイリスク債権の市場は瓦解し、低格付けの企業の資金繰りを更に圧迫することになると思われる。

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