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ドル崩壊!
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http://ssearch.jp/books/wssearch.php?ISBN=4883926583&EAN=9784883926589

昨日の市場はフレディとファニーメイ救済一色の展開となった。市場は2社が公的管理になったことを好感した様子で大きく上げる展開となった。世界的にリスク回避の動きが緩和し、このところの円への巻き戻しは逆転する展開となった

日本株(終了)金融中心に大幅反発、米GSE支援−三菱Uストップ高
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aWA6B.oBZbK8

欧州株:反発、米住宅公社の公的管理で買い−銀行や建設が主導
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=asA13DvKl8qs

NY外為:ドル上昇、対ユーロで10月以来の高値−米住宅公社救済で
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aS8Gwg4i__WM

NY原油(8日):ほぼ変わらず‐ドル高とハリケーンが綱引き

http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aiWdK3okdrL4

昨日も述べたが、2社の救済内容は、あくまでも公的管理であり国有化ではない。内容的には7月の救済法に定められた通りの内容であり、大きなプラスアルファー要因はなかった。しかし、市場はこれを大きく好感した様子である。社債の保有コストは低下し、金融株を中心に大きく上げる展開となった。また、ドル買いの動きも強まる結果となった。

確かに、法案では財務長官が必要と認めた場合、信用融資枠を拡大し、無制限の資本注入が出来るとされていたが、必ず救済すると明記されていたわけではない。実際に実施される方向で進んだことでこれを好感した形になる。

米2大住宅公社を「公的管理下」に‐財務長官が緊急会見で発表
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=a.Xxbgur7AI8
要約すると下記の通りである。
1,2社を公的管理下に  一種の破綻処理であり国有化ではない。
  今回の処置で、GSE債に政府保証が付けられたわけではない。
  当局は必要に応じて、上位優先株を1社当たり最大1000億ドル(約10兆7700億円)買い入れる

2,既存の株主価値は毀損する。一般株主に対する配当は停止する。
  配当は停止され、79.9%のワラントが負荷される。株式は希薄化することになる。
  また、精算時の支払い順位の低下により、株式価値はほほゼロになる。
  劣後債に関しては、信用維持のため、元本と金利の支払いを継続する。

3,将来的には、ポートフォリオの額を今の半分以下にする。
  2009年12月31日の時点で8500億ドルまでとし、年間 10%減少させ、最終的には2500億ドルにする。

4,既発のGSE債を公開市場で買い入れる。


GSE政府管理は止血剤、不良債権問題先送りで根本解決に至らず
http://jp.reuters.com/article/wtInvesting/idJPnTK015949720080908

プール前連銀総裁:住宅公社救済、コスト3000億ドルは「手始め」

http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=atgt5H_0CO6I
9月8日(ブルームバーグ):プール前セントルイス連銀総裁は米政府が住宅金融大手のファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)とフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)を公的管理下に置いたことを受けて、以下の通りコメントした。
◎ファニーメイとフレディマックの将来について:
「今後決定すべきことが膨大にあり、それぞれの決定事項に関して非常に激しい論争を呼び起こすことになろう。米財務省が住宅ローン担保証券を直接買い取るが、買い取りの規模や種類について議論される。今後何年にもわたり、この問題に関する泥沼の論争にはまり込むことが予想される」

◎資本市場が役割を果たしていない理由について:
「はじめから議会が欠陥構造を設立した。議会はその欠陥構造を変革し、強化する機会が何度もあったにもかかわらず、そうしなかった。両社はどんなに想像力を働かせても、純粋な民間企業とは程遠かった」

◎全体的なコストについて:
「全体的なコストについては分からない。米国が被る損失が両公社の債務の約5%だとすれば、それほど巨額には見えない。その場合、まずは3000億ドル(約32兆5230億円)だが、それはほんの始まりに過ぎない」

◎納税者への負担について:
「われわれは困難な立場に置かれている。今回の事態が発生する決定は何年も前になされていた」

米住宅金融局:2大住宅公社の公的管理決定、「実質価値」が決め手
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=a.fqlzsPd16M 一部抜粋
「先月、両社の資本は十分な水準だと述べたが、それは15年前の法律で定められた条項での話だった。資本、特に経済的資本の状態を調べる方法は他にもあり、先月よりも現時点での両社資産および負債の実質価値が今回の決断に至る決め手となった」

社債保証コストが急低下−ファニー・フレディの公的管理で安心感
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=av61OL7MfkGc
9月8日(ブルームバーグ):8日のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場で、社債の保証コストが急低下した。米政府が住宅金融投資会社ファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)とフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)を公的管理下に置いたことを受けて、政府が大手金融機関の破たんを座視することはないとの安心感が広がった。 以下略

繰り返しになるが、公的管理と最大2000億ドルの資本注入であって、国有化やGSE債に対する完全保証がなされたわけではない。また、この救済策により米国の納税者の負担は増加することになる。

米ファニーとフレディの優先株を格下げ−S&P、ムーディーズ
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=a3z8fgqTxUWA 一部抜粋
S&Pは、ファニーメイとフレディマックの優先株の格付けを「BBB−」から「C」に11段階引き下げたと発表。ムーディーズも「Baa3」から「Ca」に引き下げた。長期無担保優先債務の格付けは、S&Pとムーディーズがともに最上級「AAA」の据え置きを確認した。

今回の処置で、希薄化、無価値化する優先株に対する格付けは引き下げられた。GSE債に関してはAAAを維持している。

ハルマゲドン遠のく、GSEの公的管理で株は大底確認−ドイツ武者氏
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=amX1pmymLanM
 9月8日(ブルームバーグ):ドイツ証券の武者陵司副会長は8日、米政府がGSE(政府支援機関)と呼ばれるファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)、フレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)2社を公的管理下に置くと表明したことについて、「GSE2社の部分国有化、債券の完全保証により、株式下落は大底を確認した可能性が強い」との認識を投資家向けリポートの中で示した。 以下略

これは酷い。米国の公式発表を読んでいるのだろうか? 投資家に大きな事実誤認を与える可能性があると言えるだろう。

ISDA:米ファニーとフレディのCDS、決算手順を検討へ
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=apnVPexL2TYo
 今回の処置により、CDSの精算処置に入った模様である。140億ドル相当のCDSの精算により破綻による連鎖破綻リスクは軽減されることになるだろう。これは非常に好感できるといえる。しかし、GSE2社の破綻リスクがなくなったわけではない。

リーマンへの出資の「合理性」、韓国産業銀は慎重に検討を−金融監督委
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aw3LfXBqNLoA
韓国金融監督委員会が2度目の否定的発言をした。国有銀行と監督当局の間で大きな意見の不一致があるように思われる。これは望ましいことではない。リーマンの動向に関しては迷走を続けている。新たな震源地とならないことを祈るばかりである。

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