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★銀行同盟問題 欧州の銀行監督を一本化し、そのかわり、銀行への救済基金からの直接的な資本注入を可能とする制度となる。この制度に対して、フランスやスペインとドイツとの間の対立は解消されていない。
銀行同盟が成立すれば、欧州救済基金からの直接的な資本注入が可能となる。その結果として、現在国家が背負っている銀行救済の責任は銀行同盟に移管されることになる。
スペインの場合、銀行救済のためのコストが政府の財務を圧迫し、それがスペイン政府の救済申請への原因となっている。銀行への直接的資本注入が認められれば、スペイン政府はこの部分の負債を背負わなくてよくなるわけだ。続きは■渡邉哲也の今世界で何が起きているのか http://foomii.com/00049
■仏・スペイン首脳:銀行同盟での6月合意尊重を−独などに訴え
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MBOOEN6TTDTJ01.html
ドイツのショイブレ財務相は欧州の銀行を単一の監督機関の下に置く構想について、合意された目標の来年1月1日に実現するのは難しいかもしれないと9日発言した。欧州の首脳らは6月、域内救済基金から銀行への直接資本注入を認める前提条件として銀行監督一元化を求めた。
オランド大統領とラホイ首相はいずれも、一元化された機関はユーロ圏内の全ての銀行を監督対象とすべきだと強調。一方、ショイブレ財務相は当初は大手銀のみを対象とすべきだとの立場だ。
■スペイン問題は隣国フランスに影響、共に行動する−仏大統領
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MBON006TTDYZ01.html
■銀行は「BBB」級の業界に、もはや「A」級でない−S&P
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MBOKQJ6TTDSH01.html
■EADSとBAE、統合協議打ち切り−政府支持なく試み断念
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MBOGDZ6JIK0E01.html
米ボーイングに匹敵する航空宇宙・防衛産業企業を誕生させるという試みで、欧州内の対立が浮き彫りとなった。ドイツがフランスとの勢力均衡の維持を図る一方、英国はフランスによる政治介入を警戒していた。
■FRB議長:G20でのインドの役割ますます重要になりつつある
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MBOGCR6TTE4F01.html
■インド、投資適格級の格付け失う可能性高まる=S&P
http://jp.reuters.com/article/companyNews/idJPTK824827520121010
■インド、タイタニック級のデフォルトが銀行の行く手を阻む
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MBNR3Q6K50Y601.html
★昨日の市況★
■今日の国内市況(10月10日):株式、債券、為替市場
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MBO09B6JIJVH01.html
●TOPIX2カ月半ぶり安値、輸出や素材売り−中国需要減退を警戒
東京株式相場は続落し、TOPIXはおよそ2カ月半ぶりの安値を付けた。中国向け需要の減退や為替の円高止まりから企業業績の先行きが警戒され、電機や精密機器、自動車など輸出関連、鉄鋼やガラス・土石製品など素材関連株が下落。相場低迷を嫌気し、証券株の下げも目立った。
TOPIXの終値は前日比10.84ポイント(1.5%)安の716.84と7月26日以来の安値、日経平均株価は同173円36銭(2%)安の8596円23銭と8月3日以来の安値水準に沈んだ。
●ユーロ続落、対ドルと円で1週ぶり安値−債務問題や世界景気懸念
東京外国為替市場ではユーロが続落。世界景気の減速懸念やスペインの支援要請など欧州債務問題をめぐる不透明感を背景にリスク回避の動きが広がっており、ユーロはドルや円に対して約1週間ぶりの安値を付けた。
ユーロ・ドル 相場は1ユーロ=1.28ドル後半から一時1.2835ドルまでユーロ安が進み、前日の海外市場で付けた1日以来の安値を更新。ユーロ・円相場も1ユーロ=100円後半から一時7営業日ぶりのユーロ安水準となる100円44銭まで値を下げた。
■グローバル・ストックマーケット・サマリー【アジア・太平洋編】
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MBOEIE0D9L3701.html
【香港株式市況】
香港株式市場ではハンセン指数が下落。欧州債務危機と中国の景気減速が企業業績に重しとなるとの懸念が高まった。
欧州を最大市場とする複合企業ハチソン・ワンポア(13 HK)は1.1%安。香港と上海で高級物件を管理する不動産のCSIプロパティーズ(497 HK)は5.3%安。上期は減益となったもようだとの発表が嫌気された。HSBCホールディングス(5 HK)は0.7%下げた。
中国の自動車メーカー株は買われた。自動車やトラックを購入する農家向け補助金を当局が拡大するとの一部報道が材料。吉利汽車(175HK)は3.9%高。米投資・保険会社バークシャー・ハサウェイが出資する中国の自動車メーカー、比亜迪(BYD、1211 HK)は4.2%上昇した。
ハンセン指数は前日比17.68ポイント(0.1%)安の20919.60。ハンセン中国企業株(H株)指数は同0.7%高の10041.11となった。
【中国株式市況】
中国株式相場は上昇し、3週間ぶり高値となった。消費押し上げのために政府が補助金を支給するとの観測が広がった。
短期金融市場では金利が2日連続で低下した。中国人民銀行(中央銀行)が金融システムへの資金供給を増やすことで流動性が改善するとの見方が背景。華西証券の魏?アナリスト(上海在勤)は、「流動性が増え、農家向け補助金が増加するなどの良いニュースがある」と述べた。
上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の双方に連動している上海総合指数は、前日比4.71ポイント(0.2%)高の2119.94。上海、深?両証取のA株に連動するCSI300指数は同0.2%高の2324.12。
■10月10日の海外株式・債券・為替・商品市場
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MBP38C0D9L3501.html
◎NY外為:ユーロが対ドルで小幅高、200日平均割り込まず反発
10日のニューヨーク外国為替市場ではユーロがドルに対して小幅高。ユーロは200日移動平均を下回らなかったため、買いが戻った。
米連邦準備制度理事会(FRB)が発表した地区連銀経済報告(ベージュブック)もユーロの支援材料だった。ベージュブックによると、米経済は先月「緩やかに」拡大した。今週は欧州財務当局者の会合が開かれたものの、投資家は域内ソブリン債危機が解決するとの確信には至らず、ユーロは朝方下げていた。
オンライン為替取引オアンダ・コープのシニア通貨アナリスト、アルフォンソ・エスパルザ氏は、「ファンダメンタルズよりも市場関係者が相場を動かしている。ファンダメンタルズは基本的にユーロ下落トレンドを示唆している」と述べた。
ニューヨーク時間午後3時44分現在、ユーロは対ドルで0.1%上昇して1ユーロ=1.2898ドル。一時は1.2835ドルと、10月1日以来の安値まで下げた。200日移動平均は1.2823ドル。
◎米国株:続落、決算を不安視−アルコア需要予想引き下げで大幅安
米株式相場は続落。S&P500種株価指数は4日連続安となった。アルコアによるアルミ需要見通しの下方修正を受けて、企業決算と世界経済の先行きをめぐる懸念が強まった。 米アルミ生産最大手のアルコアは大幅安。同社は中国経済の減速を受けて世界のアルミ需要予想を下方修正した。
ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種は前日比0.6%下げて1432.56。前日は1%下落していた。同指数は過去4営業日で2%低下した。10日のダウ工業株30種平均は128.56ドル(1%)安の13344.97ドル。
◎欧州株:3日続落、割高感広がる−インベブやBAE安い
10日の欧州株式相場は3日続落。ファンダメンタルズ(経済の基礎的諸条件)に照らして株価評価が高過ぎるとの見方が広がったほか、米アルコアが中国経済の鈍化を理由に世界アルミ需要の見通しを下方修正したことが手掛かり。
ベルギーのビールメーカー、アンハイザー・ブッシュ(AB)インベブは1.2%安。メキシコの同業グルポ・モデロを200億ドルで買収する計画が米当局によって阻止される可能性を伝えた報道が売り材料。英防衛大手のBAEシステムズも安い。EADSとの統合協議打ち切りが嫌気された。英半導体設計会社イマジネーション・テクノロジーズ・グループは9.4%安。クレディ・スイス・グループが「アンダーパフォーム」の投資判断で同銘柄のカバーを始めた。
ストックス欧州600指数は前日比0.6%安の268.71。9月28日以来の安値で引けた。6月4日に付けた年初来安値は依然15%上回っている。
◎欧州債:フランス10年債は3日続伸、償還控え−ベルギー債堅調
10日の欧州債市場ではフランス10年債が3日続伸。償還を控えた買いが膨らみ、ドイツ国債を上回るパフォーマンスとなった。
ベルギー国債も堅調に推移し、10年債利回りは過去最低を付けた。オーストリア国債も上げた。スペイン国債は3日ぶりに上昇。ラホイ首相はオランド仏大統領との会談のためパリに向かった。
ドイツ5年債は下落。この日の入札で31億ユーロ相当が発行された。イタリアは12カ月物証券を80億ユーロ相当、3カ月物証券を30億ユーロ相当それぞれ発行した。
ロンドン時間午後4時19分現在、フランス10年債利回りは前日比3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.20%。同国債(表面利率2.25%、2022年10月償還)価格は0.30上げ100.43。同年限のドイツ国債に対する利回り上乗せ幅(スプレッド)は6bp低下の70bp。5日には82bpと、先月4日以来の最大に膨らんでいた。
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