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★IMF世銀総会に向けて、ドイツは防衛戦を張り始めた。総会ではドイツに対して、米国などから救済処置の拡充などが求められる見込み、その前にドイツはドイツとしての姿勢を示した形になる。
★繰り返しになるが、お金は血液であり、金融(銀行)は心臓、財政は基礎体力、経済は生活習慣。当然、急性期と慢性期は対応が違う。急性期には、輸血(量的緩和)や救命処置。慢性期には、長期療法と生活習慣の改善、また、周囲(世界)の環境に合わせた対応が必要となる。
現在の状況で言えば、欧州は急性期 日本や米国は慢性期に入っている。欧州に必要な物は危機国への早く十分な対処であり、これが出来ない限り、危機は拡大し、その影響は世界に広がる。
しかし、欧州連合という歪んだ構造はこれを解消するには脆弱すぎる。通貨だけで見ても、通貨発行権続きは■渡邉哲也の今世界で何が起きているのか http://foomii.com/00049
■独連銀理事:ECBに債務危機対策の強化求めるIMFを批判
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MBKZPK6S972D01.html
ドイツ連邦銀行(中央銀行)は、国際通貨基金(IMF)が欧州中央銀行(ECB)に域内債務危機の対応策を強化するよう求めていることに強い不快感を表明した。
■独連銀総裁:民間投資家も損失負う必要−欧州銀行同盟の下
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MBKYRJ6TTDUS01.html
■独連銀総裁:ECBは債務危機の根本解決できず、過度の期待のリスク
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MBKYHD6TTDUR01.html
■欧州に恒久救済基金が発足−50兆円,直ちに活用ないと財務相ら
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MBL12V6TTDSB01.html
★昨日の市況★
■グローバル・ストックマーケット・サマリー【アジア・太平洋編】
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MBKT8A6TTDXP01.html
【香港株式市況】
8日の香港株は6営業日ぶりに下落。中国では国慶節を挟んだ黄金週間(大型連休)が終わり、市場が再開した。
中国の通信機器メーカー、ZTE(中興通訊、763 HK)は6%安。米議会報告の草稿が同社を安全保障への脅威と指摘したことが響いた。携帯電話端末デザインのSIMテクノロジー・グループ(2000 HK)は最大1億7570億香港ドル(約18億円)を調達する計画を明らかにしたことから23%安となった。
一方、米ナイキの靴を受託生産する裕元工業(集団、551 HK)は米失業率低下を好感し0.6%上昇。一時は3%高となった。中国の連休中の航空旅客数増加を受けて中国南方航空など航空株も上げた。
ハンセン指数は前週末比187.82ポイント(0.9%)安の20824.56で終了。49銘柄中、下落は39銘柄、上昇は10銘柄。5日までの5営業日で2.4%上昇していた。ハンセン中国企業株(H株)指数は前週末比1.3%安の9839.84で終了した。
【中国株式市況】
大型連休明けの8日の中国株式相場は下落。一段の景気下降によって企業業績が悪化するとの懸念が強まった。
不動産開発最大手の万科企業(000002 CH)と保利房地産集団(600048 CH)が下落。北京と上海の不動産販売が大幅に減少したことと、マッコーリー・グループが不動産株の投資判断を引き下げたことが嫌気された。江西銅業(600362 CH)と雲南銅業(000878 CH)など金属株も売られた。先週発表の9月の製造業購買担当者指数(PMI)が2009年以来初めて2カ月連続で50を割り込んだことや、非製造業活動の拡大ペースを示す指標が少なくとも1年半ぶりの低水準にとどまったことが材料。
上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の両方に連動している上海総合指数は、連休前の9月28日から0.6%下げて2074.42で終了。上海、深?両証取のA株に連動しているCSI300指数は1%安の2270.05。
■10月8日の海外株式・債券・為替・商品市場
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MBLEG907SXKX01.html
◎NY外為:ユーロが対円で8日ぶり下落、欧州動向を懸念
8日のニューヨーク外国為替市場ではユーロが対円で8日ぶりに下落。スペインが救済要請を余儀なくされるとの見方がくすぶっている。この日は欧州ソブリン債危機についてルクセンブルクでユーロ圏財務相会合(ユーログループ)が開かれた。
ユーロは対主要通貨の大半で下落。ドイツの8月の鉱工業生産が前月比で減少し、債務問題が成長を抑制していることが示唆された。ドイツのメルケル首相は9日に2009年の金融危機の発生後初めてアテネを訪問する。円は逃避需要の拡大で買いが膨らんだ。
ニューヨーク時間午後2時37分現在、ユーロは対円で1%下げて1ユーロ=101円54銭。一時は1.4%安となった。対ドルでは0.6%安の1ユーロ=1.2970ドル。ドルは対円で0.5%安の1ドル=78円29銭。
◎米国株:小幅安、アップルの下落響く−EU財務相会合で慎重姿勢
米株式相場は下落。アップルを中心にテクノロジー企業の下げが目立った。前週の主要株式指数は週ベースで上昇していた。8日に開催されたユーロ圏財務相会合では、域内の債務危機への対応が討議された。
アップルは2.2%下落し、時価総額が6000億ドルを割り込んだ。ソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)最大手のフェイスブックも安い。米BTIGが同社の投資判断を引き下げ、売りが膨らんだ。
ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価指数は前週末比0.4%下げて1455.88。前週は1.4%上昇していた。この日のダウ工業株30種平均は26.50ドル(0.2%)下落の13583.65ドルだった。
◎欧州株:月初来最大の下げ、世銀の東アジア経済見通しを嫌気
8日の欧州株式相場は今月に入り最大の下落となった。世界銀行が東アジア新興国の今年の成長見通しを引き下げたことが手掛かり。この日はユーロ圏財務相会合が開催され、債務危機対策をめぐる動きを見極めたいとの投資家の慎重姿勢も影響した。
英資材技術会社クックソン・グループは12%下落。同社は通期業績が当初予想に届かないと発表した。ベルギーの銀行・保険最大手、KBCグループは5.2%安。一方、ギリシャの銀行最大手、ギリシャ・ナショナル銀行による買収提案を受け、同国のユーロバンク・エルガシアスは5.1%上昇した。
ストックス欧州600指数は前週末比1%安の271.43で終了。9月28日以来で最大の下げ幅となった。前週は2.1%上昇していた。
◎欧州債:ドイツ債上昇、安全資産需要高まる−スペイン債下落
8日の欧州債市場では、ドイツ10年債が上昇。同国の鉱工業生産の減少がこの日示され、ユーロ圏リセッション(景気後退)入りの懸念から安全資産需要が高まった。
ユーロ圏財務相会合を控えたこの日、スペイン10年債は他のユーロ圏諸国の国債パフォーマンスを下回った。イタリア債も値下がり。一方、ドイツ2年債は3営業日ぶりに値上がりした。
ラボバンク・インターナショナル(ロンドン)の債券ストラテジスト、リチャード・マクガイア氏は「リスク回避の環境下にあるようで、ドイツ債などの安全資産が選好される」と指摘。「全体的な経済状況は中核国の債券を支えている」と付け加えた。
ロンドン時間午後4時49分現在、ドイツ10年債利回りは前週末比4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.48%。5日には1.53%と、9月26日以来の高水準に達していた。同国債(表面利率1.5%、2022年9月償還)価格はこの日、0.395上げ100.21。2年債利回りは2bp低下して0.04%。
スペイン10年債利回りは3bp上昇の5.72%。一時は5.62%と、9月14日以来の低水準に下げた。先週は救済要請期待で25bp下げ、9月7日終了週以来最大の低下となった。イタリア10年債利回りはこの日、2bp上昇の5.08%。
英国債は3営業日ぶりに上昇。ロンドン時間午後4時3分現在、10年債利回りは4bp低下の1.73%。先週は4bp上昇していた。同国債(表面利率1.75%、2022年9月償還)価格はこの日0.385上げ100.20。2年債利回りは2bp低下し0.19%。
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