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★リーマン・ショック後の金融危機を受けて始まったG20であるが、米国とフランスという主要国が欠席を決定、その影響力がさらに低下するものとおもわれる。
様々な国内事情もあるが、先進国と新興国という2つの枠組みの中で、経済的な対立構造が高まり始めてことも原因の一つだと考えられる。
これまで先進国はサミットやG8を中心に世界の経済運営を独占してきた経緯がある。続きは■渡邉哲也の今世界で何が起きているのか http://foomii.com/00049
■米財務長官とECB総裁、4日開幕のG20会議に欠席
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MCSBZJ6TTDTO01.html
11月4−5日にメキシコ市で開催される同会議に欠席するのは、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁とガイトナー米財務長官のほか、ブラジルとフランスの当局者で、中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁の出欠は不明。
■G20:金融規制が議題、欧州の銀行同盟も−独財務相が基調演説
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MCT0796S972J01.html
■日米欧に対立解消を呼び掛け−店頭デリバティブ規制でFSB
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MCSIVK6JIJVB01.html
★昨日の市況★
■日本株は小幅続伸、中国統計や円安を好感−パナソニクはストップ安
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MCS4P00D9L3501.html
東京株式相場は小幅続伸。中国の製造業指数が3カ月ぶりに活動の拡大を示したほか、為替の円安基調が好感され、輸送用機器やコマツなど輸出関連株の一角が上昇。海運株も買われ、不動産など内需関連株の一部も堅調だった。
一方、今期に巨額赤字を計上するパナソニック が制限値幅いっぱいのストップ安まで売り込まれ、TDKや住友電気工業、NTTデータといった業績悪化銘柄の下げが顕著。相場全体の上値を抑えた。
TOPIX の終値は前日比0.99ポイント(0.1%)高の743.32、日経平均株価 は18円58銭(0.2%)高の8946円87銭。
■グローバル・ストックマーケット・サマリー【アジア・太平洋編】
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MCT6R81A1I4H01.html
【香港株式市況】
香港株式 市場では、ハンセン指数が続伸。中国政府が発表した製造業の指標が3カ月ぶりの活動拡大を示したことが好感された。
中国建材(3323 HK)などセメント株が高い。海運会社の中海集裝箱運輸(2866 HK)は8.2%高。大和証券グループが「買い」としたことが手掛かりとなった。マカオのカジノ運営会社サンズ・チャイナ(1928HK)は2.9%高。10月のマカオのカジノ収入が増加した。衣料小売りのエスプリ・ホールディングス(330 HK)や菓子メーカーの中国旺旺(151 HK)も高い。
ハンセン指数 は前日比180.05ポイント(0.8%)高の21821.87で終了。一時0.6%安まで下落した。構成49銘柄中、40銘柄が値上がりした。ハンセン中国企業株(H株 )指数は同1.1%高の10701.21。
【中国株式市況】
中国株式相場 は上昇。上海総合指数は3週間ぶり大幅高となった。同国の製造業活動が10月に7月以来の拡大を示したことが好感された。
セメントメーカーの安徽海螺水泥 (600585 CH)や建設機械メーカーの中連重科(000157 CH)が高い。上海汽車集団(600104 CH)も値を上げた。中国国家統計局と中国物流購買連合会が発表した10月の製造業購買担当者指数(PMI)は50.2と、9月の49.8から上昇。同指数は50を超えると製造業活動の拡大を示す。
上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の双方に連動している上海総合指数 の終値は、前日比35.55ポイント(1.7%)高の2104.43と、10月9日以来の大幅な値上がり。上海、深?両証取のA株に連動しているCSI300指数は同1.9%高の2297.88。
■10月31日の海外株式・債券・為替・商品市場
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MCS1M30D9L4301.html
◎NY外為:ユーロが対円で続伸、欧州がギリシャに努力強化を迫る
31日のニューヨーク外国為替市場ではユーロが対円で続伸。ユーロ圏諸国はギリシャに対して、救済資金を受け取り続けるために一段の歳出削減を実施するように迫った。
ユーロは一時、対ドルでの上げを消す場面もあった。ハリケーン「サンディ」の襲来で前日までの2日間休場していた米国株がこの日取引を再開したものの、売りが先行する展開が続き、リスク資産への投資妙味が減退した。ポルトガル議会が政府の2013年予算をめぐる予備採決を実施する前、ユーロは主要16通貨の大半に対して上昇していた。
ニューヨーク時間午後5時現在、ユーロは対円で0.2%上昇して1ユーロ=103円38銭。対ドルではほぼ変わらずの1ユーロ=1.2960ドルだった。円は対ドルで0.2%下げて1ドル=79円77銭。
◎米国株:総じて上昇、ハリケーン「サンディ」で休場後の初取引
米株式相場 は総じて上昇。S&P500種株価指数は日中の下落から上げに転じた。ハリケーン「サンディ」の影響で停止されていた取引は31日に再開。天候の影響で2日間続けて市場が閉鎖されたのは124年ぶり。
ホーム・デポとロウズが高い。ハリケーン被害からの復旧作業に伴う需要が住宅関連資材を取り扱う小売りチェーン店にとって追い風となるとの観測が背景にある。ゼネラル・モーターズ(GM)は大幅高。7−9月(第3四半期)決算で利益がアナリスト予想を上回ったことが好感された。アップルは下落。同社のティム・クック最高経営責任者(CEO)は、抜本的な経営陣刷新を進めている。
S&P500種は前週末比0.1%未満上昇の1412.16。一時は0.4%安となる場面も見られた。同指数は前月まで4カ月連続高となっていたが、10月に2%下落した。ダウ工業株30種平均は10.75ドル(0.1%)安の13096.46ドル。米証券取引所全体の騰落率は約3対2。売買高 は約63億1000万株と、3カ月平均を5.7%上回った
◎欧州株:下落、ギリシャ情勢を警戒−アルセロールとBGが大幅安
31日の欧州株式 相場は下落。アルセロール・ミタルやBGグループの決算内容を嫌気して失望売りが出たほか、ユーロ圏諸国がギリシャに救済資金を受け続けるために一段の歳出削減の実施を迫ったことが背景にある。ストックス欧州600指数は月間ベースでは5カ月連続高となった。
世界最大の鉄鋼メーカー、アルセロール・ミタルは6.4%安。7−9月(第3四半期)利益が約3年ぶりの低水準となったことで売られた。英エネルギー会社、BGグループは14%安と、上場来最大の下げを記録。同社の生産見通しが嫌気された。大手航空会社、フランス・オランダ系エールフランス・KLMグループと、ドイツのルフトハンザ航空は大幅高。第3四半期の利益が予想を上回ったことが買い材料。
ストックス欧州600指数 は前日比0.5%安の270.30で引けた。一時は0.5%上げる場面もあった。月間では0.7%高と、ここ6年で最長の上昇局面となった。
◎欧州債:スペイン債は上昇、経常収支黒字で−ドイツ債も堅調
31日の欧州債市場ではスペイン国債が上昇し、10年債利回りはここ1週間で最大の下げとなった。同国の経常収支は1999年のユーロ導入以降で2度目の黒字となったことが手掛かり。
スペインとイタリアの2年債 相場は上昇。月間ベースでは3カ月続伸となった。ソブリン債危機は収束するとの楽観が広がった。ギリシャ国債は5営業日続落。ユーロ圏諸国がギリシャに対し、救済資金を受け取り続けるために一段の歳出削減を実施するよう迫ったことが背景にある。ドイツ30年債も上昇。この日の入札で応札倍率がユーロ導入後の最大となった。
ロンドン時間午後4時51分現在、スペイン10年債利回りは前日比6ベーシスポイト(bp、1bp=0.01%)低下の5.62%。一時は7bp下げ、19日以降で最大の低下となった。同国債(表面利率5.85%、2022年1月償還)価格はこの日、0.39上げ101.625。
スペイン2年債 の利回りは7bp低下し3.02%。今月は42bp下げた。同年限のイタリア国債の利回りは6bp低下の2.27%。
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