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★日本の為替と株式が大きく動いている。総選挙での自民党の勝利が織り込まれつつあり、安倍総裁の量的緩和発言などにより、市場に円安の期待感が生まれているからである。
円安は、輸出企業の競争力を上げるばかりではなく、国内市場においても、日本企業の競争力を高める効果がある。海外からの輸入品価格が上昇し、国内製品に割安感が生まれるからだ。その意味では国内の雇用確保にも大きな影響を与える。続きは■渡邉哲也の今世界で何が起きているのか http://foomii.com/00049
■日経平均5月来高値、輸出中心買い続く−円安進行で収益期待
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MDV0Q40YHQ0X01.html
■安倍総裁:日銀は円安を謙虚に受け止めよ−自民政策発表で80円台
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MDVMGI0UQVI901.html
「大胆な金融緩和をやっていく。必要によっては日銀法も改正していく」とあらためて指摘。その上で、「われわれが政策を発表しただけで、なかなか80円台に戻らなかった円は下がった。下がったことによって一体、何人の雇用が守られたか。このことも日銀にも、ちゃんと謙虚に考え直してもらいたい」
■ソニーとパナソニックを投機的格付けに引き下げ−フィッチ
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MDVOT56K50XW01.html
■22日米金融市場:感謝祭で株や債券が休場−23日は短縮取引
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MDUFHI6TTDSN01.html
★昨日の市況★
■今日の国内市況(11月22日):株式、債券、為替市場
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MDVMIG6JIJWE01.html
●日経平均が5月来高値、輸出中心買い続く−円安進行で収益改善期待
東京株式相場は続伸し、日経平均株価は5月2日以来の高値を付けた。為替市場で対ドル、ユーロでの円安基調が続き、収益改善期待から自動車や機械など輸出関連株が総じて上昇。ばら積み船運賃市況の連騰を受け海運株も高く、非鉄金属や鉄鋼など素材関連株、株高を受けて証券株の上げも目立った。
TOPIXの終値は前日比9.42ポイント(1.2%)高の776.43、日経平均株価は144円28銭(1.6%)高の9366円80銭。日経平均は、ことし6月を底とした戻り相場の高値(終値で9232円、9月19日)を更新し、6カ月半ぶりに9300円台に乗せた。
●円が対ドルで4月上旬以来の安値、日銀緩和観測根強い−82円台半ば
東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=82円台半ばを中心に、4月上旬以来の円安水準で推移した。来月の衆院選後に自民党が政権復帰する可能性が大きいとみられている中で、日本銀行への金融緩和圧力が強まるとの観測が円売り圧力につながった。
ドル・円相場は朝方に一時82円59銭と、4月4日以来の円安値を付けた。その後は円売りがやや一服して82円36銭まで値を戻したが、上値は限定的。午後3時56分現在は82円50銭付近で取引され、日中の値幅は23銭にとどまった。円は対ユーロでも一時1ユーロ=106円26銭と、5月2日以来の水準まで下落。同時刻現在は105円97銭前後での推移となっている。
■グローバル・ストックマーケット・サマリー【アジア・太平洋編】
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MDW0LC1A1I4H01.html
【香港株式市況】
香港株式相場は続伸。ハンセン指数が約2週間ぶり高値で終了した。米国の新規失業保険申請件数の減少に加え、中国のHSBC製造業購買担当者指数(PMI)で製造業活動の拡大が示されたことで、米中両国の経済が回復しつつある兆候が見られた。
北米を最大市場とする電動工具メーカーのテクトロニック・インダストリーズ (創科実業、669 HK)は3%高。広州汽車集団(2238 HK)は4.6%高。提携するトヨタ自動車の幹部が、中国での日本車需要は回復が見込めると発言したことが材料となった。日産自動車と提携する東風汽車(489 HK)は4.3%高。華晨中国汽車(1114 HK)も3.5%上げた。
中国政府系の不動産開発会社チャイナ・リソーシズランド(華潤置地、1109 HK)は3.5%値上がり。同銘柄が市場全体のパフォーマンスを上回る可能性があると、クレディ・スイス・グループが指摘した。
ハンセン指数 は前日比218.84ポイント(1%)高の21743.20と、今月7日以来の高値で終了。ハンセン中国企業株(H株 )指数は同0.9%高の10492.09。
【中国株式市況】
中国株式相場は下落。中国人民銀行(中央銀行)が預金準備率を引き下げるとの観測が後退した。前日は上海総合指数 が3週間ぶりの大幅高だった。
酒造株が売られた。宜賓五糧液(000858 CH)は4.7%安と、2010年7月以来の安値。同業の酒鬼酒の製造したサンプル品に可塑剤が過剰に含まれていたと中国当局が指摘したと、国営の新華社通信が報じた。酒鬼酒(000799 CH)株は今週、売買が停止されている。貴州茅台酒(600519 CH)も0.6%下げた。
レアアース(希土類)生産の内蒙古包鋼稀土高科技 (600111 CH)は2.1%安と、1週間ぶりの大幅安。生産の一部停止を継続することを明らかにした。エネルギー株は総じて軟調。石炭生産のエン州煤業(600188 CH)は2.5%下落した。
上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の双方に連動している上海総合指数は前日比14.71ポイント(0.7%)安の2015.61。前日は預金準備率引き下げの楽観ムードが広がり、1.1%高となっていた。上海、深?両証取のA株に連動するCSI300指数 は0.8%安の2177.55。
■11月22日の欧州マーケットサマリー:株続伸、中国製造業拡大で
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MDWI8C0J1ICA01.html
◎欧州株式市場
22日の欧州株式 相場は4日続伸し、ここ5週間で最長の上げとなった。この日発表された経済指標で、11月の中国製造業活動が1年1カ月ぶりに拡大したことが示された。
英ビールメーカーのSABミラーは1年1カ月ぶりの大幅高。上期利益が予想を上回ったことが好感された。新聞発行を手掛ける英デーリー・メール・アンド・ゼネラル・トラストは自社株買い計画を手掛かりにここ3年半で最大の値上がりとなった。フランスの通信機器メーカー、アルカテル・ルーセントは16%急伸。融資を得るため、ゴールドマン・サックス・グループと協議中であることが明らかになった。
ストックス欧州600指数 は前日比0.6%高の271.70で終了。6月4日に付けた年初来安値からは16%上げている。米株式市場は感謝祭の祝日で休場。
英HSBCホールディングスとマークイット・エコノミクスが発表した11月の中国製造業購買担当者指数(PMI)速報値は50.4と、10月の49.5(改定値)から上昇した。同指数は50が製造業活動の拡大と縮小の境目を表す。
◎欧州債券市場
22日の欧州債市場ではギリシャ10年債が10営業日続伸し、利回りは3月の債務再編後の最低水準となった。欧州当局者がギリシャ危機を収拾に導くとの楽観が高まった。
スペイン 国債は3日続伸。同国はこの日の入札で、目標上限を上回る38億8000万ユーロ相当の国債を発行した。ギリシャの金融ニュースサイト、キャピタルの報道によれば、ギリシャ政府は債務買い戻しに向けた準備作業を始めるチームを編成した。ドイツ国債は前日からほぼ変わらず。予算協議に向けた欧州連合(EU)首脳会議がこの日から行われる。ギリシャ支援に関する財務相会合は来週再開される。
ロンドン時間午後4時34分現在、ギリシャ10年債 利回りは前日比32ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の16.43%。一時は65bp低下し16.10%を付けた。同国債(表面利率2%、2023年2月償還)の価格は0.78上げ、額面の34.47%となった。
スペイン10年債 利回りは5bp低下の5.66%。一時は5.64%と、7日以来の低水準となった。ドイツ10年債利回りは1.43%。7日以来の最高となる1.45%まで上げる場面もあった。
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