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ギリシャ救済協議 ECBが保有する500億ユーロのギリシャ債の扱いをめぐり行き詰まりを見せている。ECBが保有するギリシャ債 債権の減額と交換に応じなければ、ギリシャの債務削減目標は達成できない。ドイツや北欧諸国は、ECB保有分の減額に否定的であり、そのままの温存を主張している。これでは民間が70%の減額を受け入れたとしても、支払いの継続は不可能であり、債務再編は意味を持たないものとなる。
また、もし、ECBがこの削減を受け入れたとしても、GDPの悪化による税収減少が発生する見込みが強いため、将来的な支払い継続は不可能という見方も強い。だからといって、欧州はギリシャに景気対策のための支出拡大を許すわけもなく、現状のままではデフォルトの時期が早いか遅いかだけとなってしまう。
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■渡邉哲也の今世界で何が起きているのか
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■ギリシャ協議:融資金利引き下げとECB貢献活用を模索−関係者
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-LZHVDC0YHQ0X01.html
現在協議中の救済パッケージではギリシャの債務は2020年に国内総生産(GDP)の129%までしか減らず、目標の120%を達成できない。このためユーロ圏の財務相らは15日夜の電話会議で、支援の予定額と必要額の差を埋める方法を模索したという。昨年のギリシャ債務水準は約160%だった。
金額の差という新たな障害が浮上したため、20日の財務相会合では第2次ギリシャ救済パッケージ全体は承認せず、民間債権者によるギリシャ債務交換の開始だけを決める可能性があると関係者らが述べた。3月のデフォルト(債務不履行)を回避するために債務交換を進めることが不可欠だからだ。
ギリシャと欧州北部の債権国の間で非難合戦が繰り広げられる間にも、ギリシャ国債145億ユーロ(約1兆4900億円)の償還期限である3月20日は近づいている。その日が、13年のユーロの歴史で初のメンバー国デフォルト(債務不履行)というXデーにもなることもあり得る。
■ECBは保有ギリシャ債を新発債に交換ヘ−ウェルト
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-LZHWQ56JIJV601.html
額面通りに交換されるため、額面未満で購入したECBには利益が出る。
■米国は欧州支援に向けたIMF追加拠出は考えず−財務次官
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-LZHXGY0D9L3501.html
ブレイナード次官は16日、上院銀行委員会で証言。事前に配布された証言原稿によると、「欧州が抱えている課題は欧州の対応能力の範囲内であり、米政権はIMFへの追加拠出を追求しない方針をこれまで各国に対して明確に示している」
★昨日の市況★
■今日の国内市況:株式は反落、債券続伸−円は78円台半ば
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-LZH5YX07SXKX01.html
東京株式相場は4営業日ぶりに反落。ギリシャに対する金融支援実行の不透明感、為替の円安一服などを受け、輸送用機器や精密機器など輸出関連株の一角が下げ、海運や不動産、銀行など直近の上昇が急だった業種群が売られた。
TOPIXの終値は前日比2.71ポイント(0.3%)安の800.25、日経平均株価は同22円24銭(0.2%)安の9238円10銭。
15日夜の会合で期待されていたギリシャへの1300億ユーロ(約13兆3300億円)の金融支援決定は、少なくとも20日まで先送りされた。一方、ユーロ圏財務相会合のユンケル議長(ルクセンブルク首相兼国庫相)は同日、ユーロ圏財務相との電話会議終了後に発表した資料で、20日の会合でギリシャについて必要な決定を下せると確信しているとし、「昨日以降、さらなる大きな進展があった」と説明した。
業績懸念の再燃から日産自動車、東芝、ファナック、三菱電機など輸出関連株の一角が下落。直近急伸していた商船三井など海運株、三菱UFJフィナンシャル・グループなど銀行株も安い。海運株に関しては、UBS証券が大手3社の投資判断を「売り」に引き下げる悪材料も重なった。
東京外国為替市場ではユーロが続落。ギリシャに対する第2次支援をめぐって曲折が続いていることが嫌気され、ユーロは対ドルで約3週間ぶり安値を付けた。
ユーロは対ドルで前日の海外市場で1ユーロ=1.31ドル後半から今月6日以来の安値となる1.3044ドルまで下落。この日の東京市場ではさらに下げ幅を拡大し、午後には一時1月25日以来初めて1.3000ドルを割り込んで一時1.2994ドルを付けた。
ユーロ・円相場も中国による欧州支援期待を背景に海外時間に一時、約2カ月ぶりのユーロ高値1ユーロ=103円49銭を付けたが、その後反落し、東京市場では一時101円93銭まで値を切り下げた。
■グローバル・ストックマーケット・サマリー【アジア・太平洋編】
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-LZHJXK0YHQ0X01.html
香港株式相場は下落。ハンセン指数が4営業日ぶりに値下がりした。中国への1月の直接投資が減少したことや、欧州首脳がギリシャへの追加支援の決定を延期したことが重しとなった。
売り上げの大半を欧州で稼ぐ衣料小売りのエスプリ・ホールディングス(330 HK)は1.7%安。中国2位の銀行、中国建設銀行(939 HK)は1.1%安。3位の中国農業銀行(1288 HK)は0.8%下げた。銅生産で中国最大手の江西銅業(358 HK)は2.1%安。金属相場の下落が響いた。
米ウォルマート・ストアーズに商品を納入するリー・アンド・フォン(利豊、494 HK)は3%下げ。米連邦準備制度理事会(FRB)が15日公表した連邦公開市場委員会(FOMC、1月24−25日開催)の議事録で、追加の資産購入をめぐってメンバー間の意見が割れていることが明らかになった。
ハンセン指数は前日比87.95ポイント(0.4%)安の21277.28。前日は2.1%上昇し、約半年ぶり高値となっていた。ハンセン中国企業株(H株)指数は同0.9%安の11577.36で取引を終えた。
アンプル・キャピタル(香港)の資産運用ディレクター、アレックス・ウォン氏は、市場参加者は欧州リスクを警戒しているとした上で、「利益確定売りがあった。ただ前日の上昇分の一部を下げたにすぎず、相場が弱いとは言えない。多くの投資家が銘柄を選別的に買っている」と述べた。
中国株式市場では、上海総合指数が1週間ぶりの大幅な下落となった。海外から中国への直接投資の減少やギリシャ支援の遅れが、中国の景気減速を加速させるとの懸念が強まった。
欧州当局者がギリシャ救済の決定を先送りにしたことを受け、江西銅業(600362 CH)とチャルコ(中国アルミ、601600 CH)を中心に金属銘柄が売られた。中国の商務省が海外からの直接投資の見通しは「厳しい」との認識を示したことで、中国最大の海運会社の子会社、COSCOシッピング(中遠航運、600428 CH)は2.9%安。世界最大のばら積み船運営会社、中国遠洋運輸(601919 CH)は1.3%安。政府が「文化」産業を支援する意向を示したことで、華誼兄弟伝媒(300027 CH)などメディア関連銘柄は上昇した。
精熙投資管理の王征最高投資責任者(CIO)は、「経済のファンダメンタルズは良くなく、金融政策は今年中、比較的引き締められた状況が続くだろう」と指摘。「しかし、投資家は政府が株式を支える措置を講じると期待している。株価は当面は変動しやすいだろう」と述べた。
■2月16日の欧州マーケットサマリー:イタリアとスペイン債が上昇
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-LZHZKC0J1HKJ01.html
◎欧州株式市場
16日の欧州株式相場はほぼ変わらず。ギリシャ救済策の遅れを嫌気して売りが先行したが、予想よりも良好だった経済統計を材料視して下げ渋った。
サンタンデール銀行を中心にスペインの銀行株が下落。同国証券当局が6カ月間続けた金融株の空売り禁止措置を解除したことが手掛かりだった。世界の配電施設製造で最大手のスイスのABBは四半期利益が予想を下回ったことが嫌気され下落。
一方、仏自動車ルノーは上昇。昨年末のフリーキャッシュフロー(純現金収支)が目標額を上回ったことが買い材料となった。
ユーロ・ストックス50指数は前日比0.2%安の2489.35で終了。一時は1.6%安となった。年初来では7.5%上昇。
コメルツ銀行のエコノミスト、ピーター・ディクソン氏(ロンドン在勤)は、「ギリシャ懸念が相場を押し下げているようだ」と述べた上で、「ギリシャ問題は終盤に入り、事態が予想以上に混乱している様子がうかがえる。ギリシャのユーロ圏脱退は選択肢にはないと、もはや言えないのは明らかだ」と続けた。
サンタンデール銀は2.6%下落。ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行(BBVA)は4.1%下げた。
ルノーは4.5%高。同社の昨年の自動車事業のフリーキャッシュフローは10億8000万ユーロに拡大し、目標額を超えた。
◎欧州債券市場
16日の欧州債市場ではイタリアとスペインの国債が反発して終了した。ギリシャ救済で欧州各国が合意に近づいているとの見方が手掛かりとなった。
ドイツ国債は上げ幅を失う展開。オランダのデヤーヘル財務相は同国議会で、ギリシャを救済するコストの方が、デフォルト(債務不履行)を容認するコストより少なくすむだろうと発言した。
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