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今回は多数の軍、警察、国家機関等に採用されました「H&K USP」についてです。 H&K社は、1970年に「H&K VP70」という世界初のポリマーフレームの拳銃を開発しましたが、 これは商業的には失敗に終わりました。 それから約10年後、グロック社の開発したポリマーフレーム拳銃グロック17が好調な売れ行きを示すと、 米国を市場としても通用するポリマーフレーム製拳銃の開発を始めました。 1993年に発表された「H&K USP」は 文字通りH&K社の販売戦略上の基幹拳銃となり、さまざまなバリエーションが発売されました。 独逸では「P8」の名称で制式拳銃として採用されています。 そして日本警察の特殊部隊「SAT」や自衛隊の特殊作戦群、韓国海洋警察特別攻撃隊も装備しています。 |
ドイツ連邦共和国軍
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冷戦さなかの1970年代の事実上の最前線でした西ドイツは、 当時の軍主力火器だったG3に替わる後継銃として、 開発中のG11に期待を寄せていました。 しかしG11は、様々な問題が露呈したことで期待外れに終わり、 冷戦終結後、東西ドイツが統一されてもG3を使い続けていたドイツ連邦軍は、 共同作戦時にフランスのFAMASを使うことを余儀なくされるなど、 早急にG3に替わる後継銃を必要としていました。 これに対しH&K社は、散々な評価を受けたG11の汚名返上とばかりに、 冒険的な技術は極力抑え、既存技術のみで信頼性の高い突撃銃「HK50」を開発します。 これを連邦軍が1996年に「G36」の名前で制式採用しました。 「G36」は、生産性も高く、安定した精度を維持しつつも「ジャムを死語にした」と云われるほど 動作不良のない、シンプルながら優れた性能を持つ完成度の高い突撃銃となりました。 通常型であるG36(輸出モデルはG36E)の他、 銃身を短くしたG36K(クルツ)、さらに短くしたG36C(コンパクト)、 バイポッドを装備しドラムマガジンにも対応した軽機関銃版のMG36、 スポーターモデルとしてアメリカの法規制に合わせたサムホールストックのSL-8があります。 現在G36はドイツ連邦軍のみならず、 対テロ専門部隊であるGSG9を含む国境警備隊にも配備されていて、 また国外では、スペイン軍やフランス国家警察のREIDやGIPN、 イギリス警察などが制式採用し、イラク派遣やPKO/PKF、 対テロ作戦や凶悪犯逮捕作戦などの際に実戦投入されています。 アメリカでも一部ですが、SWATにMP5に替わる突入用装備として配備が開始されつつあります。 |
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