希・羅語文献の訳し方研究 (旧デ・アニマの訳をいつかやりたい)

中世の聖歌の訳と単語帳、もしリクエストなどがあればもう少し力を入れてやります。

中世の祈りや歌の訳 3

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グレゴリオ聖歌などの教会音楽の cd で子供の頃からタイトルが魅力的に感じられるものがありました。レコード店からもらってきたクラシック音楽のカタログの美しいジャケット写真を眺めていると、主にわあーっと目に入るのはヨーロッパ特に北欧の風景写真でしたが、その中でバッハとかのページではひとつひとつの曲のタイトルがしばしばタイトルだけで既に詩的で (イエス・キリストは夜に、とか)、聖書の一節で独特な雰囲気のあるものもあり (バビロン川のほとりで、とか)、なんとなく夢中になるものがありました。中世やルネサンスの音楽の cd のページは古い写本からとられた奇妙な絵がついているし、タイトルも不思議な面白いものが多く (ダビデのホケトゥス、とか)、読んでいてそれだけで中世世界を旅しているような気分を感じていたものです。この歌もその一つです。


a solis ortus cardine

ad usque terrae limitem

christum canamus principem

natum maria virgine.

beatus auctor saeculi

servile corpus induit,

ut carne carnem liberans

ne perderet quos condidit.

castae parentis viscera

coelestis intrat gratia ; 

venter puellae baiulat

secreta quae non noverat.

domus pudici pectoris

templum repente fit dei ;

intacta nesciens virum

verbo concepit filium.

gloria tibi domine

qui natus es de virgine

cum patre et sancto spiritu

in sempiterna saecula.

amen.




5月15日火曜日 更新
5月17日木曜日 更新
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7月31日火曜日 更新
8月10日金曜日 更新
9月7日金曜日 更新


a solis ortus cardine
-----     ==     -----
太陽の昇ってくる東方とこちら側の境目になった地域から
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+ a (前置詞、奪格 ablative を取ります) : 〜から
+ solis > sol (男性名詞) : 太陽
solis は属格 genitive です。太陽の、という意味です。
+ ortus > ortus (男性名詞) : 天体が昇ること  /  solis ortus = 太陽の昇ること、日の出  /  solis ortus : 東 ; 東方の国、東方の地
ortus は主格 nominative と形が同じですがここでは属格 genitive です。東の、という意味です。
+ cardine > cardo (男性名詞) : (ドアなどの) ちょうつがい  /  (天文学で) 天体が回るちょうつがいのようなところ、天体が回る軸になったところ  /  (天文学で) 基本四方位 (北、南、東、西)  /  (天文学で) 宇宙の中心としての大地  /  (天文学で) 夏至  / 物事の中心、事態のターニングポイント  
わかりにくい単語ですが回転するものの中心、それから、変化や移行の境目、というのが基本的な意味のように見えます。
cardine は単数 singular、奪格 ablative で、前置詞 a に係ります。a cardine は回転の中心点から、境目から、というような意味です。






ad usque terrae limitem
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はるばる西の地の果て (ヨーロッパの大陸の端っ子のことか) に至るまで
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+ ad (前置詞、対格 accusative を取ります) : 〜へ
+ usque (副詞) : ずーっと (空間的に、時間的に)
+ terrae > terra (女性名詞) : 大地
terrae は単数 singular、属格 genitive です。大地の、という意味です。
+ limitem > limes (男性名詞) : (誰かの土地と誰かのと土地の) 境  /  境の目印の石など
東西に引かれた limes decumanus と呼ばれる境と、南北に引かれた cardo と呼ばれる境があった。decumanus (十分の一税のための)。
limitem は単数 singular、対格 accusative です。ad に係っています。





christum canamus principem
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わたしたちキリスト教徒はわたしたちの油を塗られた王をたたえる歌を歌っています。
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+ christum > christus (形容詞) : 油を塗られた ; 特にイスラエルの王について ; (キリスト教で、名詞として) キリスト、メシア
christum は単数 singular、対格 accusative です。名詞として使われているなら、キリストを、という意味です。形容詞として使われているなら principem に合わせて単数、対格にしてるのです。
+ canamus  > cano : 歌う  /  誰々のこと、何々のことをテーマにして歌う  /  讃歌を歌う
canamus は現在 present、一人称 1st person、複数 plural で、わたしたちは歌う、という意味です。英語の現在進行形のような意味に取ることもできます。
+ principem > princeps (形容詞) : 最初の  /  もっとも重要な、もっともえらい
(男性名詞として) : 何々した最初の人、最初に行動を起こした人、長、リーダー、首領、支配者、監督者、いちばんえらい人 
principem は単数 singular、対格 accusative です。支配者を、などという意味です。形容詞として使われてるとしたら、christum に合わせて単数、対格にしているのです。




natum maria virgine.
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処女のマリアから生まれなさった方をたたえる歌を。
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+ natum > natus (動詞 nascor の過去分詞) : 生まれた
natum は男性 masculine、単数 singular、対格 accusative です。principem (または christum) を修飾するため、それに合わせてこのような形になっています。
+ maria > maria : マリア 
<<まめちしき>> 
maria はヘブライの名前のミリアム miriam、モーセの妹だか姉だかがミリアムという名前でしたが、そのミリアムをギリシャ語表記に直した形らしいです。前『めでたし海の星』を訳したとき調べました。
maria はここでは奪格 ablative という形 (主格と見た目が同じですが) で、マリアから、という意味です。
+ virgine > virgo (女性名詞) : 処女、未婚の女性、おとめ
virgine は単数 singular、奪格 ablative です。未婚の女性から、という意味です。
virgo の単数形は次のように格変化します。
virgo 主格 おとめは
virginis 属格 おとめの
virgini 与格 おとめに
virginem 対格 おとめを
virgine 奪格 おとめから、おとめによって
英語の virgin は属格以下の語尾に見える virgin- から来ています。






beatus auctor saeculi
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この世界の裕福な支配者が
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+ beautus (beo の過去分詞) : 幸せな、喜びで満たされた  /  金持ちな
beo : (誰々を) 幸せにする、喜ばせる 
ここでは神/キリストを金持ちな支配層としてイメージしているのだと思います。なぜかというと、次の行の servile と対になっているようだからです。servile は下男の、召し使いの、奴隷の、下層民の、などといった意味があります。富裕な支配者が servile corpus induit 下層民の肉体をまとった。
beatus は男性 masculine、単数 singular、主格 nominative です。auctor を修飾するためこの形になっています。
+ auctor (男性名詞) : 何かをつくりだす人  /  何かの増大を促進すべく尽力する人、何かの成功、繁栄を促進、維持すべく尽力する人
auctor は単数 singular、主格 nominative です。つくりだす人は、というような意味です。
+ saeculi > saeculum (中性名詞) : 世界
saeculi は単数 singular、属格 genitive です。世界の、という意味です。





servile corpus induit,
-----     ==     -----
召し使いの肉体をまといなさった。
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+ servile > servilis (形容詞) : 奴隷の、奴隷的な、下男の、下僕の、従僕の、召し使いの、仕える者にふさわしい  /  卑屈な
servile は中性 neutral、単数 singular、対格 accusative です。corpus を修飾するためにそういう形になっています。
+ corpus > corpus (中性名詞) : 体、肉体
corpus はここでは単数 singular、対格 accusative です。体を、という意味です。
+ induit > induo : なになにを着る
induit は完了 perfect、三人称 3rd person、単数 singular です。彼は着た、彼女は着た、という意味です。主語は前の行の auctor (支配者は) です。





ut carne carnem liberans
-----     ==     -----

肉から肉を解放するため、



* 正しい理解のしかたは知らないので、文法と libero という動詞の意味だけ説明します。

刑、告訴、債務、義務、苦しみ、境遇、牢屋、場所などから、誰々を解放する、免除する、赦す、という意味です。

または、

何々してやることによって誰々を (刑、告訴、債務、義務、苦しみ、境遇、牢屋、場所などから) 解放する、という意味です。

ぼくの当てずっぽの試訳 :

肉 (をまとうことに伴う惨めな境遇) から肉 (をまとった人々) を解放するため、

肉 (をまとうこと) によって (肉をまとった人々の苦しい境遇を理解し、彼らの) 肉を (苦しい境遇から) 解放し、

(支配者であるご自身が) 肉 (をまとうこと) によって肉 (をまとった召し使いたち) が赦されるように、

(ご自分の) 肉と引き換えに (人々の) 肉を支払う義務を帳消しにするため、

(ご自分が) 肉 (を犠牲に捧げること) によって (人々の) 肉 (を犠牲に捧げる義務) を帳消しにするため、

(ご自分が) 肉 (に刑を受けること) によって (人々の) 肉 (に受ける刑) を帳消しにするため、


-----     ==     -----
+ ut (接続詞、目的や結果を表す) : (何々する)ように、(何々が起こる) ように、(何々する) ために ----- 例 : 事故を防ぐためにこれこれする、事故が起こるようにこれこれする
+ carne > caro (女性名詞) : (動物の) 肉、果肉  /  (人の) 肉体、辞書の説明が足りなくてよくわかりませんが、恐怖によって震えるなど感情に支配された部分としてイメージされていたらしいです。
carne は単数 sungular、奪格 ablative です。ここでは奪格は動詞 libero 解放する、と組になって使われ、(何々) から、という意味です。何々から解放する。または、手段を表して、(何々) によって、(何々) を以て、(何々を) 通じて、という意味です。(何々) によって(誰々) を解放する
+ carnem > caro
carnem は単数 singular、対格 accusative です。肉を、という意味です。
+ liberans > libero : (誰々を accusative, e.g. carnem) (罰から、義務から、牢屋から、など ablative, e.g. carne) 自由の身にする、解放する、免除する、赦す  /  (義務、刑などを accusative, e.g. crimen libidinis) 免除する、取り消す、赦す
liberans は libero の現在分詞 (分詞というのは動詞の意味を形容詞化した形です) で、男性 masculine、単数 singular、主格 nominative です。主語である auctor (beatus auctor saeculi) と同じ 男性 masculine、単数 singular、主格 nominative です。




ne perderet quos condidit.
-----     ==     -----
ご自分がつくったものをこわさないため。 

別訳 :
ご自分がとっておいたものを失わないため。

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+ ne (接続詞) : (何々し) ないように、(何々が起こら) ないように
ne に導かれる節の動詞は接続法 subjunctive mood になります。
+ perderet > perdo : (誰々を) 滅ぼす  /  (何々を) 浪費する、無駄に使う、無駄にする  / 
(何々を) 失う、すっかりなくす
perederet は接続法 subjunctive、未完了過去 imperfect、三人称 3rd person、単数 singular です。ne の後なので接続法なのです。主語は beatus auctor saeculi (この世界の富裕な支配者)。ne perderet は auctor が (何々を) 失わないように、という意味です。
+ quos > qui (関係代名詞) : 英語の who みたいなもの
quos は男性 masculine、複数 plural、対格 accusative です。
この文は完全な形では ne perderet eos quos condidit (自分がつくり保管してきた者たちを失わないように) ですが、関係代名詞の格が先行詞の is (eos は is の男性、複数、対格) と同じ格 (ここの場合、対格 accusative) なとき、is は省略されることがあります。こういう現象は is の吸収 absorption of is と呼ばれるらしいです。
+ condidit > condo : (何々を) 積み重ねる  /  組み立てる、(建築物を) 建てる、(制度を) 設立、確立する  /  (何々を) しまう、蓄える、保管する、(何々を何々の中に) 保つ
condidit は完了 perfect、三人称 3rd person、単数 singular です。主語は beatus auctor saeculi です。auctor が組み立てた、という意味です。
condidit は接続法 subjunctive でなくふつうの 直説法 indicative です。auctor が組み立てたのが事実だからです。上の perderet が接続法 subjunctive なのは事実ではないから、またはまだ起こっていないからです。






castae parentis viscera
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清らかな母の体の中に

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+ castae > castus (形容詞) : きれいな、汚くない  /  (道徳的に) 汚さがない、清い  /  (性倫理において) 不潔さがない、清らかな、貞操を守っている、淫らさがない、きれいな  /  (宗教的に) 清い、穢れていない
castae は女性 feminine、単数 singular、属格 genitive です。parentis を修飾するため、parentis と同じ女性、単数、属格になっているのです。
+ parentis > parens (男性名詞としても女性名詞としても) : 親 (父親または母親)
parentis は単数 singular、属格 genitive です。親の、という意味です。
もともと pario (産む) という動詞があって、その現在分詞が pariens です。それが少し変形した形のようです。
+ vescera > viscus (中性名詞、単数形よりも複数形で使われることが多い) : 体の内部、肉も内臓も、皮の内側のやわらかいところすべてを指す  /  心臓や胃や腸などの内臓  /  (複数形で) 子宮  /  (動物以外について、例えば、心の、山の、大地の、政府の、家の、金庫の) 中、内部、内奥、中枢
viscera は複数 plural、対格 accusative です。次の行の intrat の目的語になっています。








coelestis intrat gratia ; 
-----     ==     -----

上の世界からの愛が入りこみ、

-----     ==     -----
+ coelestis (形容詞 caelestis ともつづります) : 空の、天の  /  神々の、神の  /  神々しい
coelestis は女性 feminine、単数 singular、主格 nominative です。gratia を修飾するために gratia と同じ性、数、格になっておるのです。
中世になると ae や oe は e になり、celestis と綴られます。
+ intrat > intro (動詞) : (何々に、対格) 入る
intrat は三人称 3rd person、単数 singular、現在 present です。(何々が) 入る、という意味です。なぜ現在形を使っているかというと、ラテン語の歴史の本で、状況を活写するために、本当は過去なのだけれど現在形を使って書いたりするそうで、そういう技法なのかもしれません。
+ gratia (女性名詞) : 人を快く感じさせる性質   /  容姿美  /  (人物たとえばクレオパトラがが他に感じさせる) 好感、好印象、かわいさ、好ましさ、魅力、人に愛される性質  /  (言葉や態度や行為で人を快くしようとする気持ち) 好意、親切心、老婆心、思いやり、顧慮、奉仕の精神、賛意、味方につこうとする気持ち、支えようという気持ち  /  (〜するという意味の動詞 facere, agere などの目的語になって、または 〜を抱くという意味の動詞 habere などの目的語になって) 感謝、感謝の念
gratia は単数 singular、主格 nominative です。容姿美が、という意味です。




venter puellae baiulat
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見よ、召し使いの女の腹が重くかかえている

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+ venter (男性名詞) : 腹、おなか  /  子宮、胎  /  胎児
venter は単数 singular、主格 nominative です。おなかが、という意味です。
+ puellae > puella (女性名詞) : 女の子、少女  /  若い女性  /  奴隷女、下女、はしため
puellae は単数 singular、属格 genitive です。女の子の、という意味です。
+ baiulat > baiulo : (重い荷を) 負う、運搬する、運ぶ
baiulat は三人称 3rd person、単数 singular、現在 present です。彼/彼女が負う、という意味です。目的語は次の行の secreta です。過去形でなく現在形なのはたぶん状況を生き生きと描写して見せようという意図ででしょう。






secreta quae non noverat.
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彼女がそれまで経験したことのない私事を!

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+ secreta > secretus (形容詞 --- 動詞 secerno の過去分詞) : 分けられた、切り離された  /  人里離れた、寂しい  /  孤独な  /  私的な、公ではない、内々の  /  隠された、秘密の、神秘の  /  珍しい、まれな
secreta は中性 neutral、複数 plural、対格 accusative、名詞扱い (複数の切り離されたもの、複数の人里離れた場所、複数の私的な事情、複数の隠されたこと、複数の珍しいこと、など) です。秘密なことを、という意味です。
+ quae > qui (関係代名詞) : 英語の who、which のような関係代名詞です。
quae は中性 neutral、複数 plural、対格 accusative です。
+ non : 〜ない (否定)
+ noverat > nosco : (何々を) 知る (英語の learn)  /  (完了形や過去完了形で) 知っている (英語の know)
noverat は過去完了 pluperfect、三人称 3rd person、単数 singular です。
主語は女の子 puella か、またはおなか venter です。noverat は (女の子が) 既に知っていた、という意味です。non noverat だと、まだ知らなかった、という意味です。
-- 過去完了の変化形 ---
noveram 一人称単数 わたしは知っていた
noveras 二人称単数 あなたは〜
noverat 三人称単数 彼女は〜
noveramus 一人称複数 わたしたちは〜
noveratis 二人称複数 あなたたちは〜
noverant 三人称複数 彼らは〜
過去完了とは、過去のある時点ですでに完了していた (否定文の場合は、まだ完了していなかった) ということです。
今は7月ですが、
5月に既に知っていた、5月にはまだ知らなかった、とか、
5月に既につくってしまっていた、5月にはまだつくっていなかった、とか、
5月に既にやめていた、5月にはまだやめていなかった、とか、
今は11時ですが、
8時に既に食べてしまっていた、8時にはまだ食べていなかった、など。





domus pudici pectoris
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見よ、清らかな魂を宿す家は

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+ domus (女性名詞) : 家  /  何かが宿るところ、例 : 動物、神、風、魂、など何でも  /  家族
特に魂の宿る肉体を指すことがあると辞書にあります。
domus は単数 singular、主格 nominative です。家が、という意味です。
+ pudici > pudicus (形容詞) : 恥を知る、名誉を重んじる、道徳的な (特に性道徳)、節度を重んじる、貞操を守る
pudici は中性 neutral、単数 singular、属格 genitive です。pectoris を修飾するために pectoris と同じ性、数、格になっておるのです。
+ pectoris > pectus (中性名詞) : 胸  /  心  /  知性
pectoris は単数 singular、属格 genitive です。胸の、という意味です。





templum repente fit dei ;
-----    ==    -----

突然、思いがけなくも神の神殿になる!

-----    ==    -----
+ templum (中性名詞) : 神聖なことのために区画された場所、聖域、神殿
templum は単数 singular 、主格 nominative です。A が B になる、という構文では A も B も主格になります。
+ repente (副詞) : 突然、思いがけなく
+ fit > fio (動詞) : なる
fit は三人称 3rd person、単数 singular 、現在 present です。主語は前の行の domus (家が) です。
過去形でなく現在を使うのは状況を生き生きと描くためでしょう。
+ dei > deus (男性名詞) : 神
Dei は単数 singular、属格 genitive です。神の、という意味です。





intacta nesciens virum
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誰にも触れられないまま、男を知ることなくして、

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+ intacta > intactus (形容詞) : 触れられていない、誰にも触れられたことのない  /  完全な状態に保たれた  /  未だ試みられていない、まだ試してみたことのない (戦争、武器、旋律、技)  /  汚されていない、穢れていない  /  処女の、未婚の
Intacta は女性 feminine、単数 singular、主格 nominative です。主語の Maria (省略されています) を修飾するため、Maria と同じ性、数、格になっています。形容詞ですが、ここでは副詞的に働き、動詞または文全体の付帯状況を説明します。誰にも触れられないままで、というような意味で使われています。
+ nesciens > nescio (動詞) : (何々を) 知らない
nesciens は現在分詞 present participle で、女性 feminine、単数 singular、主格 nominative です。分詞は動詞の意味を形容詞化したもので、知らない、無知な、未経験な、というような意味になります。ここでは副詞的に働き、動詞または文全体の付帯状況を表して、(何々を) 知らずに、知らないのに、というような意味で使われています。
+ virum > vir (男性名詞) : 男
virum は単数 singular、対格 accusative です。男を、という意味です。





verbo concepit filium.
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(マリア様は) ただ言葉によって子を身ごもりなさった。
or
(マリア様の体は) ただ言葉によって子を身ごもった。

* 言葉によって、つまり (神の) 命令によって、という意味かもしれません。福音書でも、イエスの言葉によって、つまり命令によって、隊長の部下の下男だったかが病気から回復した話がありますね。。。。。。 いま聖書を調べてみたら、百人隊長の部下でした。ルカ7です。

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+ verbo > verbum (中性名詞) : 言葉
verbo は単数 singular、奪格 ablative です。言葉から、という意味です。または、言葉によって、という意味でもあり得ます。
+ concepit > concipio (動詞) : 何々を受け取る (受け取って自らの中に入れる、というイメージらしいです)  /  誰々を身ごもる (構文 : concepit 彼女は身ごもった filium 息子を ab から 神 Deo)
concepit は完了形 perfect です。三人称 3rd person、単数 singular です。主語のマリア様は省略されています。彼女は身ごもった、という意味です。
ここでは、言葉から verbo 息子を filium 受け取った concepit という意味か、言葉によって verbo 息子を filium 身ごもった concepit という意味かです。
+ filium > filius (男性名詞) : 息子
filium は単数 singular 、対格 accusative です。息子を、という意味です。





gloria tibi domine

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よい評判があなたに、王よ!

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+ gloria (女性名詞) : 賞賛、よい評判、名誉、栄光、栄華、名声  /  尊重しているしるし、敬意のしるし (Niermeyer)  /  永遠の幸福 (Niermeyer)  
gloria は単数 singular、主格 nominative です。賞賛が、という意味です。
+ tibi > tu : あなた、君、お前、汝
tibi は単数 singular、与格 dative です。
+ sit > sum (be動詞) : ある、いる  /  何々である
与格と be動詞のセットで所有を表せます。
gloria tibi est (栄光はあなたのものである、あなたは栄光を持っている)、
domus tibi est (家はあなたのものである、あなたは家を持っている)、
filius tibi est (あなたは息子を持っている)、
mater tibi est (あなたは母を持っている) 、
gemma tibi est (宝石はあなたのものである、あなたは宝石を持っている)
est は be動詞 sum の三人称 3rd person、単数 singular、現在 present、直説法 indicative の形です。
sit は三人称 3rd person、単数 singular、現在 present、接続法 subjunctive です。接続法はここでは願望を表すために使われています。(賞賛が) あってほしい、という意味です。接続法は命令も表せるので、(賞賛が) あれ、という意味にもなります。日本の古文の言葉みたいに、(賞賛が) あるべし、と訳してもいいでしょう。
活用変化
sim, sis, sit, simus, sitis, sint 接続法、現在
sum, es, est, sumus, estis, sunt 直説法、現在
+ domine > dominus (男性名詞) : 支配者、征服者  /  (目下の者が目上の者に言及したり呼び掛けたりするとき使う) 殿、殿下、旦那様、主人、お師匠、先生、頭、リーダー  /  (愛しい人への呼び掛けに用いて) 殿、旦那様  /  皇帝  /  王 (Niermeyer)  /  領主 (Niermeyer)  /  (キリスト教) 主
domine は単数 singular 、呼格 vocative です。主よ、という意味です。





qui natus es de virgine
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処女から生まれなさった方、

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+ qui (関係代名詞) : 英語の who みたいなものです。
qui は男性 masculine、単数 singular、主格 nominative です。この関係詞節の主語になっています。前の行の domine が先行詞です。
+ natus > nascor (動詞) : 生まれる
natus は過去分詞 (生まれた、という意味) で、男性 masculine、単数 singular 、主格 nominative です。
名詞扱いすると、生まれた者、つまり、子、という意味です。男性形だと男の子、息子、という意味。
+ es > sum (be動詞) : ある、いる  /  (何々) である
es は二人称 2nd person、単数 singular 、現在 present です。あなたは (何々) である、という意味です。
+ natus es > natus sum (動詞フレーズ) : 
nascor の完了形です。natus es は二人称 2rd person、単数 singular。あなたは生まれた、という意味です。ちなみに nascor の完了形の活用変化は次のような感じです。
natus sum わたし (男性) は生まれた
natus es あなた (男性) は生まれた
natus est 彼は生まれた
nata sum わたし (女性) は生まれた
nata es あなた (女性) は生まれた
nata est 彼女は生まれた
+ de (奪格を取る前置詞) : (何々) から
+ virgine > virgo (女性名詞) : 処女、未婚の女性、おとめ、若い娘  /  若い既婚女性
virgine は単数 singular、奪格 ablative です。前置詞 de につきます。
ちなみに virgo は次のように格変化します。
主格 virgo 
属格 virginis
与格 virgini
対格 virginem 
奪格 virgine
英語の virgin は語幹の virgin- から来ています。





cum patre et sancto spiritu
-----     ==     -----

父と聖霊にも (よい評判がありますように) !

直訳は : 父と聖霊とともに

-----     ==     -----
+ cum (前置詞、奪格を取ります) : (何々) とともに、といっしょに
cum patre 父とともに、cum sancto spiritu 聖霊といっしょに
+ patre > pater (男性名詞) : 父、お父さん
patre は単数 singular、奪格 ablative です。cum につきます。
+ et : = and
+ sancto > sanctus (形容詞)
神聖で不可侵なものとされた (例 : 建物、土地、法、権利、自由、協定、役職、客人、配偶者、神、皇帝、祭日、火、泉)  /  宗教や道徳において正しいものと認められた、清い、有徳な (例 : 人、考え、生き方、慎み、話、話し方)
sancto は男性 masculine、単数 singular、奪格 ablative です。spiritu を修飾するため spiritu と同じ性、数、格になっています。
+ spiritu > spiritus (男性名詞) : そよ風、空気の動き  /  呼吸 ; 息 ; ため息  /  命  /  香気 (例 : 香油の)  /  神霊の息がかかること、神がかり、霊感、インスピレーション (例 : 詩人の、神官の)  /  (人や芸術作品などの) 性格 ; (人や役職や芸術作品などの) 風格  /  高慢な態度、プライド  /  勇気、意気、エネルギー  /  (わたしたちの中の) 心、霊、魂 ; (わたしたちの前に現れる存在として) 霊、魂 (例 : 邪悪な)
spiritu は単数 singular、奪格 ablative です。前置詞の cum につきます。
ちなみに spiritus の格変化 (単数) は次のようになります :
主格 nominative - spiritus そよ風は
属格 genitive - spiritus そよ風の
与格 dative - spiritui そよ風に、などの意味
対格 accusative - spiritum そよ風を
奪格 ablative - spiritu そよ風によって、などの意味





in sempiterna saecula.
=====     --     =====

我々の世代交代がいつまでもいつまでもつづく、その間ずーっと。

=====     --     =====
+ in (前置詞、対格を取る) : (何々) へ、(何々) まで、(何々) の間
+ sempiterna > sempiternus (形容詞) : 永遠につづく、ずーっとつづく
sempiterna は中性 neuter、複数 plural、対格 accusative です。saecula を修飾するため、saecula と同じ性、数、格になっています。
+ saecula > saeculum (中性名詞) : 33 年ほどの期間、一世代分の期間  ;  もっと数字的に曖昧にも使える、そのくらいの長い期間について  /  世代  ;  (複数形で) 世代の連続  /  100 年ほどの期間、人の生き得る期間  ;  もっと数字的に曖昧にも使える、とても長い期間について
saecula は複数 plural、対格 accusative です。前置詞 in につく形です。in saeculum は、長い期間を、というような意味です。






amen.

前回のつづきで、マニフィカト(ギリシャ語相当部分)につけた単語帳3回目です。
クリスチャンのギリシャ語の勉強に役立ててください。
 
 
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ラテン語のマニフィカトにつけた単語帳と比べてみてください。
ラテン語のマニフィカト、単語帳
 
 
 
 
 
 
自身の考えにおいて思い上がった者たちを追い払いました
or
自身についての認識において思い上がった者たちを追い払いました
or
その野望において思い上がった者たちを・・・
or
自身の考えゆえに思い上がった者たちを・・・
or
自身の知力ゆえに思い上がった者たちを・・・
or
その知力において優れた者たちを・・・
 

+ dieskorpisen : diaskorpizo^ のアオリスト「彼は追い払った」
+ diaskorpizo^ : 追い払う、追い散らす 
dia = in different directions
skorpizo^ = scatter, disperse
+ hypere^phanous : hypere^phanos の男性・複数・対格・名詞扱い「傲慢な者たちを」
思い上がった、傲慢な
/ (まれによい意味で)立派な、みごとな、すばらしい 「hy. sophia 立派な技術、すばらしい知恵」「hy. ergon みごとな行い」
+ dianoia^i : dianoia の与格
: 考え=目的、意図、心づもり、意思、たくらみ
/ 考え=認識、概念
/ 考える力=知性、心
「考えによって dative of instrument --- 例:石を以って打つ、罰金によって罰する」
「考えにおいて dative of respect --- 例:体において虚弱な、理解力において抜きん出た」
「考えゆえに、考えのせいで dative of cause (特に感情の動詞・形容詞とともに使われる)--- 例:運がいいゆえに自信家な、今の情勢ゆえに不安だ、酒ゆえの暴挙、横柄さゆえにあのようなことをする」
「目的のために dative of purpose --- 例:町の奪還のために攻めて来る」
「考えにおいて locatival dative (in, on, at) --- 例:地面に寝る、心の中で、アテナイで」
+ kardias : 名詞 kardia の属格「心の」 : 心臓 / (感情の場として)心 / 欲求、心の傾向、意志 / (考える働きをする所)精神
+ auto^n : 代名詞 autos の複数・属格「彼らの」
 
 
 
 
 
 
 

1.52
彼は支配者たちを玉座から下ろし、身分の低い弱い者たちの力を上げ、
 
 
+ katheilen : kathaireo^ のアオリスト・3人称(彼は下ろした) : 〜を下に下ろす / 〜を押さえ込む、鎮圧する、やりこめる --- キュロス王を、海賊を、思い上がった奴を / (王など)を退位させる、除く
+ dynastas : 男性名詞 dynaste^s の複数・対格(支配者たちを) : 支配者、殿様、主人、リーダー
+ apo : 前置詞、属格を取る : 〜から
+ throno^n : 玉座 / 王としての地位
+ kai : and
+ hypso^sen : hypsoo^ のアオリスト・3人称(彼は上げた) : 〜を上に上げる / 〜を(地位的に)高める、〜を(気分的に)高める
+ tapeinous : (空間的に)低いところにある ;(サイズが)小さい / (人が)力を奪われた、自尊心を傷つけられた ;ちっぽけな、弱い ;知能の低い ;低い身分の / (心が)沈んだ、落ちこんだ / (道徳的に)下劣な、下等な、悪い
 
 
 
 
 
 
 

よいものを求めて飢えている人たちをよいもので満たしてやり、よいものをたくさん持っている者たちをよいものを奪った上で追っ払いました。
or
飢えている者たちをおいしい食べ物で満たしてやり、金持ちたちを空手で帰しました。
 
 
+ peino^ntas : peinao^ の現在分詞(名詞扱い)・男性・対格(空腹な者たちを) : (自動詞)腹がすいている、空腹である / 〜を(属格)飢えて求める
+ eneple^sen : empiple^mi の3人称・アオリスト(彼は満たした) : 〜を満たす、〜(対格)を〜で(属格)満たす
+ agatho^n : 形容詞 agathos の中性・複数・属格 : よい / (物が)役に立つ / (状況が)よい / (行為などが道徳的に)よい / to agathon 「ため、利益、得」 --- epi agatho^i tinos (誰々のためになるように)、epi agatho^i tois politais (市民のためになるように)、epi agatho^i te^s Hellados (ギリシャのためになるように) / ta agatha 「宝、富」「おいしい食べ物」「よい性質、よい属性」
+ kai : and
+ ploutountas : 動詞 plouteo^ の現在分詞(名詞扱い) plouto^n の男性・複数・対格(金持ちたちを) : (自動詞)金持ちである、〜に(属格)富んでいる、〜を(属格)たくさん持っている / (現在分詞)金持ちである、金持ちな ;(現在分詞、名詞扱いで)金持ち
+ exapesteilen : exapostello^ のアオリスト・3人称(彼は追い出した) : 〜を送る / 〜を空手で帰す / 〜を追い出す、追い払う
+ kenous : 形容詞 kenos の男性・複数・対格 : 空手の、何も持っていない状態の / 〜を(属格)失った、〜を奪われた
 
 
 
 
 
 
 
彼はご自分の息子イスラエルを息子として受け容れました、ご自分がかつて示されたイスラエルへのあわれみを思い出されたのです。 
1.54
 

+ antelabeto : antilambano^ のアオリスト・中動・3人称(○○は〜した) : (物)〜を(属格)つかむ ;(比喩的な意味で)〜をつかむ --- 平和を、安全を
/ 〜(属格)を自分のものとする、自分の所有とする --- 王座を、親権を / 〜を(属格)援助する / 〜を(属格)魅了する、夢中にさせる
+ Israe^l : イスラエル
+ paidos : pais の属格 : 子(息子または娘) / 奴隷、従僕、下男、下女
+ autou : autos の属格 : 彼の
(comma)
+ mne^sthe^nai : mimne^sko^ のアオリスト・不定詞・受動(〜されるために・・・目的の不定詞) : 思い出させる / (受動)〜が思い出される
+ eleous : ho eleos の複数・対格(不定詞の主語)、また、to eleos という形もあり、その場合 eleous は単数・属格 : 憐れみ、かわいそうに思うこと、かわいそうに思う心、慈悲、慈悲心、同情
(comma)
 
 
 
 
 
 

かれがそうされたのは、彼がかつてわたしたちの祖先に言われたようにアブラハムとそのいつまでもつづく子々孫々のためにです。
 
 
+ katho^s : 〜のように、〜であるように、〜するように、〜したように
+ elale^sen : laleo^ のアオリスト・3人称(彼は言った) : 話す、言う --- pros tina 誰々に
+ pros : 前置詞、対格を取る : 〜へ、〜に
+ tous : 冠詞 ho の男性・複数・対格
+ pateras : 男性名詞 pate^r の複数・対格 : 父 / (複数形で)祖先、先祖
+ he^mo^n : 代名詞 e^go(わたし)の複数・属格(〜たちの) : わたしたち
(comma)
+ to^i : 冠詞 ho の男性・与格
+ Abraam : 無変化の男性名詞 Abraam ・・・与格扱い(〜のために) : アブラハム
+ kai : and
+ to^i : 冠詞 ho の中性・与格
+ spermati : 中性名詞 sperma の与格(〜のために) : 子孫(複数形のほか単数形でも子孫全体を指せる。単数形は1人の子孫を指すことも。)
+ autou : autos の男性・属格 : 彼の
+ eis : 前置詞、対格を取る : (時間)〜の間、〜の間ずっと
+ ton : 冠詞 ho の男性・対格
+ aio^na : 男性名詞 aio^n の対格 : 長い時間
(period)
前回のつづきで、マニフィカト(ギリシャ語相当部分)につけた単語帳です。
クリスチャンのギリシャ語の勉強に役立つかも?しれません。
 
 
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ラテン語のマニフィカトにつけた単語帳と比べてみてください。
ラテン語のマニフィカト、単語帳
 
 
 
 
 
ルカ福音書
1:49
+ hoti : なぜなら(しばしば感情を表す動詞の後に; その他の動詞の後にも)
+ epoie^sen : poieo^ (〜をする、〜をつくる)のアオリスト「彼は〜をした」
+ moi : ego^ (わたしは)の与格「わたしに」
+ megas : 大きい(物体のサイズ) / 程度が大きい、はなはだしい、すごい(人の性質、感情、などが) 「tharsos 大きな勇気」「penthos 大きな悲しみ」「pothe^ はなはだしい欲求」「nousos 大病」
/ 程度が大きい、はなはだしい、すごい(その他何についても) 「orthos 大きな誓い」「logos すごい話」「ero^te^ma 大きな=難しい質問」
/ 重要な
/ 大きすぎる、はなはだしすぎる(悪い意味で) 
/ 長い(日数が)
・・・ megala は中性・複数・対格・名詞扱い「大きなことを」
+ ho : 冠詞 男性・主格
+ dunatos : 強い(肉体や精神が) / 影響力がある、勢力がある、有力な 「chre^masi dunatos 財力がある」「to^n Helle^no^n dunato^tatoi ギリシャ人の中でももっとも地位・勢力のある人々」 / 生産力のある、生み出す力のある 「cho^ra dunato^tera eis te^n karpo^n ekphusin 果実の生産に向いた土地」
 
 
 
 
そして彼の名は聖なるものです。
+ kai : そして
+ hagion : hagios の中性・主格 :
神に捧げられた / (物・事が)聖なる、神聖な ; (人が)聖なる、清い
+ to : 冠詞 中性・主格
+ onoma (中性名詞): 主格 :
名前(人・物の)
/ 名声 「to mega onoma to^n Athe^no^n アテーナイの大きな名声」「ho^n onomata megala epi sophia^i 知恵で名高い」「en onimati einai 有名さの中にある=有名である」
+ autou : 彼の ・・・ autos の属格
 
 
 
 

1:50
そして彼のあわれみは彼を畏れる人々に時代から時代へ(注がれつづけます)。
+ kai : そして
+ to : 冠詞 中性・主格
+ eleos (中性名詞): 主格 :
あわれみ、慈悲、同情 / あわれみの対象、かわいそうな人
+ autou : 彼の ・・・ autos の属格
+ eis + 対格 : (空間)〜へ
/ (時間)〜へ、〜まで 「朝まで」; 〜の間 「夏の間」「一年の間」
/ (限度)〜まで 「1ドラクマまでは払う」「これこれの距離まで離れる」「わたしが覚えているかぎり」
/ (関係)〜に対して 「神に対して罪を犯す」「誰々に対して悪いことをする」「誰々に対して訴訟を起こす」
+ geneas : genea の複数・対格 :
家系、血統 / 子孫 / 一族(ある一族の下に生まれてくる者を総称して) / 時代 「epi te^s he^meteras g. わたしたちの時代に」 / 部族、国
+ tois : 冠詞 男性・複数・与格
+ phoboumenois : phobeo^ の分詞 中動・男性・複数・与格・名詞扱い「怖れる者たちに」
+ phobeo^ : 〜を怖れさせる、こわがらせる / (中動・受動)怖れさせられる; こわがる、怖れる (中動は対格もとる。「〜を怖れる」のほかに「〜を畏れる、畏敬する」の意もあるらしい。)
+ auton : 彼を  autos の対格
 

 
 
1:51
彼はご自分の腕っぷしで勝利しました、
or
彼はすみやかに自分に勝利しました、
or
彼はご自分の腕の中に力をこめました、
+ epoie^sen : poieo^ のアオリスト「彼はつくった」
+ poieo^ : 〜をつくる
+ kratos : kratos の対格「強さを」
/ 強さ(ホメロスでは特に肉体的な。でもそれ以外にも使う。例えば鋼鉄の強さとか。) 
「echei he^be^s anthos、ho te kratos esti megiston あなたは若さの盛り・・・それは最大の強さだ・・・にある」
「dikaia glo^ss' echei kratos mega 正しい舌は大きな強さを持つ」
「me^chane^s 機械の」
「kata kratos 力強く、全力で」
/ 権力、権能
「tou gar kratos esti megiston 彼(ゼウス)の力は最大であり」
「ekpiptain kratous 権力の座から落ちる」
「hypocheirios kratesin 権力に従属する」
;(+属格)〜を支配する力
/ 勝利
「kratos arnusthai 勝利を得る」
「kratos polemio^n 敵への勝利」
・・・ poiein kratos で「勝利する」という意味になりうる。
+ en + 与格 : 〜の状態・状況の中で
「en polemo^i 戦いの中で」
「en logois einai スピーチの中にいる、スピーチをしている」
「hoi en tois pragmasi そのビジネスの中にいる人々、そのビジネスに関わる人々」
「en philote^ti 友愛の中に」
「en phobo^i einai 怖れの中にある」
「en aischyne^i 恥の中で」
「en orge^i 怖れの中に」
/ 形容詞の中性形とともに副詞的表現をつくる
「en brachei = bracheo^s 短時間で」
「en tachei = tacheo^s すばやく」
+ brachioni : brachio^n の与格

/ 詩においては力強さのシンボルとして用いられる
その場合、「en brachioni」は「力強さの中で」「力強く」という意味かも。
+ brachio^n は brachus (短い)の比較級でもある
だから、en brachioni は「より短時間で」という意味でもありうる。
+ autou : autos の属格。autos は属格・与格・対格では指示代名詞(彼・彼女・それ)の代わりになる。
 
 
 
 
 
 
 
新約聖書のルカ書1:46からはじまるマリアのせりふ、
そのラテン語訳(magnificat という言葉ではじまる)が音楽で有名なマニフィカトです。
 
前にマニフィカトに訳と単語帳をつけて投稿しました。
そのときラテン語に理解しにくいところがあったので、元のギリシャ語はどうなってるのかなと思って、比較のために単語を1つ1つ辞書で調べてみました。
 
 
前に投稿したラテン語のマニフィカトの訳と単語帳。(その1)
 
 
以下の単語帳ではギリシャ文字をローマ字に変換して打ったので、
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ルカ書1:46から
 
kata Loukan (according to Luke) 1:46
 
わたしの心は主をほめたたえます
+ megaluno^ : 言葉で大きくする=称賛する、誇張する、大きいと言う、等  「to onoma 話を誇張する」「heauton 自分を称賛する」「m. te^n heautou dunamin para tini 誰々の力よりも自分の力を大きいと言う」「tou theou te^n dunamin 神の力を大きいと言う、褒め称える」
・・・ megalunei は3人称「彼・彼女・それは大きくする」
+ he^ : 冠詞・女性形
+ psuche^ (女性名詞): 命  「命を救う」「命をかけて戦う」「命の危険」「命乞いをする」
/ 幽霊
/ 魂、霊魂(肉体の反対語として; 肉体に宿るものとして; 死すべき肉体に対して、永遠に生きるものとも考えられている)
/ (意識・欲求・感情・意志・道徳的な考え・知的な考えなどを抱くものとしての)心、精神
次のようなフレーズもある「apo te^s psuche^s philein 心から愛する」「hole^i te^i psuche^i kecharisthai tini 心から親切にする」
+ mou : わたしの  ・・・人称代名詞 ego^ (わたしは)の属格
+ ton : 冠詞、男性・対格
+ kurios (男性名詞): 支配する人、主人、あるじ、長 / キリスト教では神ヤハウェやキリストのこと
・・・ kurion は対格「あるじを」
 
 
 
1:47
そして救いをもたらしてくださるわたしの神のおかげで大喜びしています。
+ kai : そして
+ agalliao^ : 非常に喜ぶ ・・・ agallomai と同じ
・・・ e^galliasen はアオリスト1「彼は・彼女は・それはよろこんだ」
+ cf. agallo^ の受動 agallomai : to glory in ... , exult at.... 得意になる、誇りに思う、喜ぶ、歓喜する、有頂天になる  
/ 分詞とともに 「niko^n 勝って喜ぶ」「he^n hekastos patrida echo^n 皆その母国を誇っている」 
/ 与格とともに 「hippoisin kai ochesphin agallomenos 馬と戦車を誇っている」「to^i ounomati agallonto 言葉が得意げである」「Mousai opi kale^i ムーサたちが美しい声を上げて喜ぶ」
/ dia + 対格 「〜のゆえに誇る、喜ぶ」  oti ... 「〜であるゆえに喜ぶ」  
/ epi + 与格でも同様に。
・・・ アオリストの用法について。(Goodwin, Syntax of the moods and tenses, sec.19 Note 5.) アオリストは詩文で用いられる口語でときに「たったいま起こっていること」を表すことがある。だから e^galliasen は「たったいま喜んでいる」という意味を表しているかも。
・・・ アオリストの用法について。(Goodwin, Syntax of the moods and tenses, sec.30.1.) gnomic aorist という用法があって、何度も同じように起こること、常に同じように起こること、法則を表す。例えば「違反した者がいるときはその者は常に罰せられる」ということをアオリストで「e^n de tis touto^n ti parabaine^i, ze^mian autois epethesan 違反した者がいるときはその者は罰せられた」と表す。
+ to : 冠詞 中性・主格
+ pneuma (中性名詞): 風 / 息 / 呼吸 
/ 息=命 「pneuma echein 息を保つ=命を保つ」 
/ 命あるもの、生き物  「ou pneumata panta broteia soi (Plouto^ni) nemetai あなたにとっては、すべての生き物が死すべきものというわけではない」
/ 神的なインスピレーション、神が降りること、霊感 「agria pneumata theuphorie^s 神が降りたときの激しい嵐のような霊感」「to hieron kai daimonion en mousais pneuma 歌に宿る聖なる、神的なインスピレーション」「kathron dikaion pneuma theou so^te^ros 守護神の清く正しい霊に満たされる」
/ 人の魂、霊、心(肉体の反対語として)
/ 霊的な存在、天使  「kaka 悪い霊」「pone^ron 悪い霊」「pseudes うそつきの霊」
+ mou : わたしの  ・・・人称代名詞 ego^ 「わたしは」の属格
+ epi + 与格 : (原因)〜によって、〜のために  「aganaktein epi tivi 何々のためにイライラする」
+ to^i : 冠詞  男性・与格
+ theos (男性名詞): 神 ・・・ theo^i は与格
+ to^i : 冠詞  男性・与格
+ so^te^r (男性名詞): 救い主、解放者、守護者 / (形容詞的に)救いをもたらす、救ってくれる
・・・ so^te^ri は与格

 
 
1:48
彼はご自分の下女の卑しいみじめな状態を見てくださいましたから。
だから、えへん!これからはすべての人々が、わたしが神の恵みを受けのだと思ってくれるはずです。
+ hoti : なぜなら(しばしば感情を表す動詞の後に; その他の動詞の後にも)
+ epiblepo^ : (自動詞的)見る、注視する --- 構文 eis tina, epi tina, pros tina
/ + 対格で 〜をよく見る、〜を観察する
/ (自動詞的)上を向く or 下を向く
/ 妬みをもって見る、恨みをもって見る + 与格  「tuchais 運命を恨みをもって見る」
・・・ epeblepsen はアオリスト「彼は見た」
+ epi + 対格 : 〜へ、〜の方へ、〜の方向へ(空間的方向でも、心の中の方向性でも)「epi dexia 右へ」「epi aristera 左へ」「epi amphotera noeo^n 両方向に=両様に理解する」「epi to meizon kosme^sai より大きい方向へ飾る、称える=飾り立てる、称えまくる」「epi ta geloiotera epaine^sai 褒めちぎり方をもっと笑える方向へ=みんなを笑わせようという意図で褒めちぎる」「epi to cheiron より悪い方へ」「epi to ameinon よりよい方へ」
/ (人々の上に立って管理する人について)〜の上に、〜を管理して、〜をあずかって  「epi tous pezous kathistanai archonta 指揮官が陸軍<の上に>置かれる」「strate^gos epi te^n cho^ran その土地<を受け持つ>官吏」「hoi thesmothetai hoi epi tous nomous kle^roumenoi 法<を司る>役職を与えられた官吏」
+ te^n : 冠詞 女性・対格(主格は he^ )
+ tapeino^sis (女性名詞): 恥、屈辱、卑しめられること、地位をおとしめられること
/ 地位の低い境遇、卑しい境遇、不面目な境遇、恥な境遇
・・・ tapeino^sin は対格「恥を」
+ cf. tapeinos : (空間的に)低いところにある / (丈、サイズが)低い、小さい
/ (人が)卑しめられた、力・自尊心などをおとしめられ挫かれた; 
人に服従する; 
弱い立場の、力が弱い、貧しい 「hai tapeinai to^n poleo^n 町の貧しい女たち」;
知的レベルが低い 「hai to^n asuneto^n kai tapeino^n anthro^po^n psuchai 馬鹿たちの精神」「te^n mikran kai tapeine^n iatrike^n theo^rian ho Hippokrate^s e^uxe^sen 従来の取るに足らないレベルの低い医学的見解をヒッポクラテスが高めた」;
(気持ちが)落ち込んだ、挫けた
/ (道徳的な意味で)悪い意味では・・・卑しい、下等な、卑屈な; よい意味では・・・へりくだった、謙遜した、謙虚な(新約聖書で多い用法)
+ te^s :  冠詞 女性・属格(主格は he^ )
+ doule^ (女性名詞): 女奴隷 ・・・ doule^s は属格「女奴隷の」
+ autos : 属格・与格で用いられた場合はふつうの人称代名詞「彼・彼女・それ」の属格・与格と同じ意味となる
・・・ autou は属格「彼の」

+ idou : みよ!見て!
+ gar :  なぜなら(理由を述べる際に)(例や証拠を挙げる際に・・・ここではこの用法だろう・・・「その例として」「その証拠に」)(前の文をさらに詳しく説明する際に「つまり」)
/ 何も文が先行していないのに、いきなり「なぜなら・・・」という理由を述べることもある。その場合はその文を補って考える。 「hoid' ouketi eisi. touto gar se de^xetai. 彼らはもういない。(わたしはこう言った。)なぜならこう言えばあなたへの皮肉になるからだ。」
/ (質問や、同意するか否定するかの問いかけに対して答えるさいに)はいそうです、いいえ 「A. oukoun anagke^ esti ?  必然的ではないですか? B. anagke^ gar oun はい、必然的ですね」 「A. oukoun de^ to g' eikos ? ありえないかね? B. ou gar.はい、ありえません」
/ 願望を表す希求法の文で、文意を強めるはたらきもする
+ apo + 属格 : (空間的に)〜から / (時間的に)〜から
+ tou : 冠詞 中性・属格(主格は to)
+ nun : (副詞)今 / to nun (名詞として)現在、今 「apo tou nun 今から」「mechri tou nun 今まで」
+ makarizo^ : 〜を祝福する、〜を幸福・幸運であるとみなす、〜を神の恵みを受けているとみなす、〜におめでとうを言う
・・・ makariousin は未来「彼らは祝福するだろう」
+ me : わたしを  (ego^「わたしは」の対格)
+ pa^s : すべての ・・・ pa^sai は女性・複数・主格
+ hai : 冠詞 女性・複数・対格
+ genea (女性名詞): 家系、血統 / 子孫 / 一族(ある一族の下に生まれてくる者を総称して) / 時代 「epi te^s he^meteras g. わたしたちの時代に」 / 部族、国
・・・ geneai は複数・主格「子孫たちは」

 
 
 
ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの歌です。
歌詞はセクエンツィアのCD (Simphoniae) のブックレットから写しました。
こういうのを聞く人で、ラテン語に興味がある人にいいかなと思って作成しました。
 
 
今回は聖ウルスラへの賛歌です。
「ウルスラはイギリスの王女であったが、異教の国王の求婚を避けるために、多数の侍女を従えてローマに巡礼した。帰途ドイツのケルン郊外でフン族のために侍女たちとともに射殺されたが、たちまち多くの天使が現れて、フン族を追い散らしたという。」
とブックレットに説明されてます。
 
 
1.
Spritui Sancto honor sit,
+ Spiritui : 男性名詞 spiritus の与格(〜に) : 霊 / (キリスト教、Spiritus Sanctus で)聖霊
+ Sancto : 形容詞 sanctus の与格 : 聖なる、神聖な
+ honor : 男性名詞 honor の主格(〜が) : 名誉、名声、栄光
+ sit : 動詞 sum (be動詞 〜がある)の3人称・接続法(〜があってほしい / 〜があるべきだ)

訳例:聖霊に栄光あれ、
 
 
 
qui in mente Ursulae virginis
+ qui : 関係代名詞 qui (who)の男性・主格 ・・・ Spiritus Sanctus を指します。
+ in : 前置詞、奪格を取る : 〜(場所)の中で、〜の中に、〜において / in animo, in pectore 心の中で、in memoria 記憶の中で、in summa eloquentia 非常な雄弁さの中で(非常に雄弁に)、in sollicitudine 心配の中で(心配して), in timore 怖れの中で、in amore 愛情の中で、in laetitia 喜びの中で(喜んで)、in amentia 狂気の中で、in voluptate 快楽の中で、in expectatione 期待の中で(期待して)
+ mente : 女性名詞 mens の奪格 : 心 / 魂 / 知性 / 意図、計画、目的、意思、心づもり --- in mente mihi est dormire (眠ろうというつもりがわたしにはある、眠りたい) / 勇気 / 良心
・・・ in mente には現在分詞の ens (being) が省略されているのかもしれないです。ens in mente 「being in the mind 心の中にいて」、あるいは operans in mente 「working in the mind」
+ Ursulae : 人名 Ursula の属格(〜の)
+ virginis : 女性名詞 virgo の属格(〜の) : 結婚していない若い女、乙女、処女

訳例:聖霊は乙女ウルスラの魂の中にいて、
:聖霊は乙女ウルスラの心の中で働いて、
 
 
 
virginalem turbam velut columbas collegit.
+ virginalem : 形容詞 virginalis の女性・対格 : 乙女の、乙女からなる、乙女の性質を持つ
+ turbam : 女性名詞 turba の対格(〜を) : 多数の人、群、集団 ; 一隊、グループ、集団
+ velut : 〜のように
+ columbas : 女性名詞 columba の複数・対格(〜を) : 鳩
+ collegit : 動詞 colligere の3人称・完了形(〜が・・・した) : 〜(物)を集める、まとめる ;  〜(人)を呼び集める、〜を結集する

訳例:乙女の集団を、まるで鳩を呼び集めるように結集しました。
 
 
 
Unde ipsa patriam suam sicut Abraham reliquit,
+ unde : だから、そのことによって ・・・たぶん、聖霊が魂の中にいるから、ということかと思います。また、辞書には特に載っていない意味ですが、「then そこで、次いで」という意味があるかもしれません。
+ ipsa : 代名詞 ipse (彼)の女性形・主格(〜は) : 彼女
+ patriam : 女性名詞 patria の対格(〜を) : 祖国、故郷
+ suam : 形容詞 suus の女性形・対格 : 自分の
+ sicut : 〜のように
+ Abraham
+ reliquit : 動詞 relinquere の3人称・完了形(彼女は〜した) : 〜を離れる、〜を去る

訳例:そこで彼女はアブラハムのように自身の故郷を出て、
 
 
 
et etiam propter amplexionem Agni
+ et : and
+ eiam : さらに、〜も、〜さえも
+ propter : 前置詞、対格を取る : (理由・原因、または手段)〜によって、〜のために、〜ゆえに
+ amplexionem : 女性名詞 amplexio の対格 : 〜を抱きしめること(あいさつで、愛し合って) ;〜を愛すること、〜を敬うこと (「〜を」は属格で表します)
+ Agni : 男性名詞 agnus の属格 : 子羊(犠牲に捧げるための) / キリスト教ではキリストを指す。

訳例:そしてさらに、子羊を抱きしめているために
:そしてさらに、キリストを愛するゆえに
 
 
 
desponsationem viri sibi abstraxit.
+ desponsationem : 女性名詞 desponsatio の対格(〜を) : 〜との婚約(「〜との」は属格で表す)
+ viri : 男性名詞 vir の属格 : 男
+ sibi : 再帰代名詞の与格 : 自分自身
+ abstraxit : 動詞 abstrahere の3人称・完了形(彼女は〜した) : 〜を(対格)・・・から(与格)引き離す、〜を(対格)・・・に(与格)寄せつけない
 
訳例:男性との婚約を避けました。
 
 
 
 
2.
Nam iste castissimus et aureus exercitus
in virgineo crine
mare transivit.
+ nam : (説明)つまり、なぜなら / (説明)なぜなら当然・・・、なぜなら説明するまでもないだろうが・・・、つまり当然のごとく・・・ / (説明を求められて答えるとき)だって、なぜって / (話題の転換)さて / (話の脱線ののち、話を元に戻して)さて
+ iste : 指示代名詞 iste の男性・主格 : その
+ castissimus : 形容詞 castus の最上級(もっとも〜な)・男性・主格 : (宗教上・道徳上の理由で)性的に禁欲している、貞操を守っている、純潔な / (道徳的に)清い、罪のない、穢れない、汚くない / (宗教に)信心深い、神をあがめる / (物・事が)神聖な、聖なる
+ et : and
+ aureus : 形容詞 aureus の男性・主格 : 金の / 金色の / (精神的に・肉体的に、など優れた人・物を形容して)金の ・・・美しい(人、物腰、など)、優れた、輝かしい(時、人生、など)
+ exercitus : 男性名詞 exercitus の主格(〜は) : 軍隊、軍団 / 集団、一団、群
+ in : 前置詞、奪格を取る : 〜の状態で(in + 名詞A + 形容詞B = AがBの状態で)
+ virgineo : 形容詞 virgineus の男性・奪格 : 乙女らしい、乙女に属する、乙女の性質を持つ
+ crine : 男性名詞 crinis の奪格 : 髪、ヘアスタイル ・・・既婚女性の髪形、未婚女性の髪形というのがあったそう。
+ mare : 中性名詞 mare の対格(〜を) : 海
+ transivit : 動詞 transeo の3人称・完了形(〜は〜した) : 〜を渡る

訳例:さて、その清らかさを極めた金色の処女軍団は、乙女の髪形をしたまま海を渡りました。
:さて、その純潔きわまる美しい処女軍団は、・・・
 
 
 
O qui umquam talia audivit ?
+ o : おお!
+ qui : 疑問形容詞 qui の男性・主格 : どんな? ・・・ここでは「どんな人が?」という意味。
qui も quis のように疑問代名詞として使われます。(qui homo の略か。)けれども、quis ? は名前を尋ねる意味で使われ、qui ? はどんな人かを尋ねる意味で使われます。どのような性格か、どのような地位にある人か、どのような状況にある人か、どのようなところに住む人か、など。
+ umquam : かつて、今までに
+ talia : 形容詞 talis の中性・複数(名詞扱い)・対格(〜を) : そのような
+ audivit : 動詞 audire の3人称・完了形(〜が〜した) : 〜を聞く

訳例:おお、かつてどんな人がこんな話を聞いた廊下!
 
 
 
et etiam propter amplexionem Agni
desponsationem viri sibi abstraxit.
 
訳例:そしてさらに、キリストを愛するゆえに
男性との婚約を避けました。
 
 
 
 

3.
Gloria Patri et Filio et Spiritui Sancto.
et etiam propter amplexionem Agni
desponsationem viri sibi abstraxit.
+ gloria : 女性名詞 gloria の主格(〜が) : 名声、名誉、栄光
+ Patri : 男性名詞 pater の与格(〜に) : 父
+ et : and
+ Filio : 男性名詞 filius の与格(〜に) : 息子
+ et :
+ Spiritui : 男性名詞 spiritus の与格(〜に) : 霊
+ Sancto : 形容詞 sanctus の与格 : 聖なる

訳例:(父と子と聖霊に栄光あれ!)
彼女はキリストを愛するゆえに
男性との婚約を避けました!
 
 
 
 

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