希・羅語文献の訳し方研究 (旧デ・アニマの訳をいつかやりたい)

中世の聖歌の訳と単語帳、もしリクエストなどがあればもう少し力を入れてやります。

天文学

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全1ページ

[1]

これは前に Porphyry の書いた Tetrabiblos への入門書を訳してるとき気づいたことですが、
http://blogs.yahoo.co.jp/dakuserukun/42596558.html


占星術のサインルーラーの決め方で、
どうも惑星の遠近と、獣帯の星座の北よりか南よりかは対応しているようです。


古代ギリシャの人は、南を遠いと感じていたらしいのですが、


=====
地平線の方向は遠い、という日常的な感覚からでしょう。
=====
また、
klima という単語 (いろいろ意味がありますが傾斜、坂、というのが第一の意味です) を辞書で調べると古代のギリシャ人たちは地表は南へ向かって下り坂になっているかのようなイメージをもっていたらしいことが感じ取れます (このブログ内で坂と内容検索してみてください) 。
klima について説明が見れるページを見つけました (10月29日)。
http://penelope.uchicago.edu/Thayer/E/Roman/Texts/secondary/SMIGRA*/Clima.html
=====


そういう感覚からすると、北よりのかに座とかしし座の方が近く見えることになり、南よりのやぎ座とかみずがめ座は遠く見えることになる。


その遠近に対応して月や水星みたいな近い惑星に近い星座を、つまり獣帯の星座の中でも北寄りの星座を、土星みたいな遠い惑星に遠い星座を、つまり南よりの星座を割り振ったのらしいです。


惑星の近い遠いはたぶん、動きの大きいものほど近く --- 例えばすぐ2メートル先にいる人の動き ---、動きの小さいものほど遠い --- 例えば100メートル先にいる人の動き ---、という日常的観察から決めてたのでしょう。
土星は動きが小さいからつまり遠い、
月とか水星は動きが激しいから近い、みたいに。
星座の位置をすっかり覚えたい、という願望が子供の頃からあります。
去年から天文学を翻訳のためにちょっとずつ学びはじめて、
そのなかで独りでに気づいた夜空の星座の位置暗記法があります。
星占いの星座の位置を基準にするんです。
つまり占星術の12星座の1日の位置と年間の位置だけ最初に覚えれば、その他の星座は12星座との位置比較で覚えやすくなるというわけです。
例えばいて座の一がわかっていれば、その付近の、例えばその真北にあること座やはくちょう座の位置が覚えやすく、
現在のいて座の位置がわかっていれば、こと座やはくちょう座の現在の位置もわかるわけです。


占星術の12星座があります。
太陽は一年かけてあの12の星座の前を一つ一つ横切っていくんですよね。(いっぽう月は1日ごとにそれらの星座を横切っていきますね。今日はふたご座、明日はかに座、その次の日はしし座、みたいに。)
どんなふうに横切るのかは図を見てください。
イメージ 1


太陽が一年かけてその12の星座を通過していく順序は星占いの星座の順序と同じです。
うお座 (春分)、おひつじ座、おうし座、ふたご座 (夏至)、かに座、しし座、おとめ座 (秋分)、てんびん座、さそり座、いて座 (冬至)、やぎ座、みずがめ座。


12星座は太陽の通り道であり、すべて南の空の星です。
で、太陽がいま位置している星座が例えばふたご座なら、
ふたご座のある場所はいつでも簡単にわかるわけです。
正午ならそのとき太陽がある位置、日没時ならそのとき太陽がある位置、夜中の12時ならそのとき太陽があるであろう位置、日の出の時刻ならそのとき太陽がある位置です。
その時期は太陽は常にふたご座と重なっているからです。


そして12星座のほかの星座は乱暴にいって30度ずつ離れて並んでいます。(本当は正確に30度間隔でなくまちまちですが。)
だからふたご座の場所がわかれば他の星座、例えばおうし座やかに座やいて座などの方向もだいたいわかるわけです。
ふたご座のある方向 (つまりいま太陽がある方向) を指差して、30度ずつ動かしていってみればいいと。


ふたご座など12星座が南天を横切る弧の高さはそれぞれ一つ一つ違いますが、
これもだいたいの見当がつけられます。
上の図を見てください。
うお座 (春分点) とおとめ座 (秋分点) は天の赤道を通ります。
真東から昇って、天の赤道を通って、真西に沈みます。
(赤道の真南における高さは、180度ひく自分のいるところの緯度たとえば北緯35度ひく90度イコール55度です。180 - 35 - 90 = 55)
ふたご座 (夏至点) は東のすごく北よりのところから昇って、南のすごく高いところ (例えば55度たす23度イコール78度くらい) を通り、西のすごく北よりのところに沈み、
いて座 (冬至点) は東のすごく南よりのところから昇って、南のすごく低いところ (55度ひく23度イコール22度くらい) を通り、西のすごく南よりのところに沈みます。
うお座とふたご座の間の星座 (おひつじ座、おうし座) はうお座の弧 (赤道) とふたご座のすごく高い弧との中間を通り、
おと座といて座の間の星座 (てんびん座、さそり座) はおとめ座の弧 (赤道) といて座のすごく低い弧との中間を通ります。


例えば今の時期みたいにふたご座に太陽があるとき、
日没時はふたご座は西の地平線の辺りにあるわけですが、
イメージ 2



そのときふたご座の次のかに座はだいたい30度東にあって、その高さはこんな感じです。
イメージ 3


その次のしし座はふたご座より60度ほど東にあって、その高さはこんな感じです。
イメージ 4


その次のおとめ座はふたご座より90度ほど東、真南にあり、その高さはこんな感じです。
イメージ 5


その次のてんびん座は120度東にあり、その高さはこんな感じです。
イメージ 6



その次のさそり座は150度東にあり、その高さはこんな感じです。
イメージ 7



その次のいて座は180度東にあり、その高さはこんな感じです。
イメージ 8



(こんなふうに黄道の線もリアルタイムで簡単に求められます。)


で、こうして星占いの星座の位置を把握すると、
あとはそれらとの位置関係でほかの星座の位置がわりと簡単に覚えられるし、リアルタイムで目測できるわけです。

イメージ 1

冬至、夏至のことを意味する solstice は元のラテン語では solstitia です。
sol は太陽のことです。
stitia という単語はありませんが、辞書によると動詞 sisto (完了形 stiti) から派生しているらしいです。
sisto は立つ、という意味のほか、立ち止まる、停止する、という意味があります。
Solstitia は太陽が立ち止まることです。
冬至からだんだん北上してきて夏至の日に立ち止まり、
夏至からだんだん南下してきて冬至の日に立ち止まる。


南回帰線 tropic of capricorn、北回帰線 tropic of cancer といいますが、
tropic は元々のギリシャ語ではトロピコス tropikos です。
古典ギリシャ語の辞書では tropikos はトロぺーの、トロぺーのための、トロぺーの行われる、という意味の形容詞です。
トロぺー trope~ は向きを変えること、ターンすること、ターン、リターンという意味の名詞です。
trope~ はまたトレポー trepo~ 向きを変える、ターンする、リターンする、という意味の動詞から来ています。
Trope~ はターン、向きを変えること、という元々の意味から、冬至、夏至という意味を持っています。
どういうことかというと、地上から空を見上げて観察していると、
冬至からだんだん太陽が北上してきて、夏至で立ち止まり、くるりと向きを変える、折り返すのが見られます。
この夏至の折り返しが Tropic of Cancer です。
夏至からだんだん太陽が南下してきて、冬至で立ち止まり、くるりと向きを変える、折り返す。
この冬至の折り返しが Tropic of Capricorn です。
そこから、ターンの、ターンの行われる、という意味の形容詞トロピコス tropikos が冬至の、夏至の、という意味も持つのです。
この形容詞を名詞として用いると tropic or solstice as marked on the sphere だそうです。
古代では Tropic of Cancer と Tropic of Capricorn は天球上での太陽のターンするところを、或るいは、ターンする動きを、意味していたようなのです、あくまで地上から空を見上げる観察者の視線で。
現在の北回帰線、南回帰線は、この天球上で太陽がターンするところの垂直下の地表面にありますが。


ちなみに、熱帯、赤道直下地帯のことを Tropics というのは、Tropic of Cancer と Tropic of Capricorn の間にあるからです。


回帰というのは再び戻ってくる、巡り巡って帰ってくるという意味のような気がしますが、そうすると元々の用語の訳としてはちょっと誤解を生むのではないかと思えます。
例えば一年かけて同じ位置に戻ってくる、という意味だと解釈されたり。
だから回帰よりも、折り返す、という意味の漢字熟語があったらその方がふさわしいように思います。


Tropic of Cancer と、かに座が出てくるのは、大昔は夏至のとき太陽はかに座にあったからです。
いまはふたご座のあたりのようですが。
だから Tropic of Gemini みたいなぐあいになっているわけです。
Tropic of Capricorn も大昔は冬至の太陽がやぎ座にあったからです。
いまはいて座の辺。
Tropic of Sagittarius のような。

古代の北緯35度のところからの図。
イメージ 2

全1ページ

[1]


.
ダクセルくん
ダクセルくん
男性 / AB型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

Yahoo!からのお知らせ

過去の記事一覧

検索 検索

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

数量限定!イオンおまとめ企画
「無料お試しクーポン」か
「値引きクーポン」が必ず当たる!
CMで話題のふるさと納税サイトさとふる
毎日お礼品ランキング更新中!
2019年のふるさと納税は≪12/31まで≫

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事