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関西地方電気事業百年史の巻末の
関西地方発電所一覧を見ていて気になったのが
以前訪問している和歌山の西川原柑橘組合の水力発電所と
もうひとつ
大宮川発電所

何が気になるかというと
運転開始時の事業者が「比叡山延暦寺」なのです

関西地方電気事業百年史によると
運転開始 大正12年
出力   73kw

昭和18年4月に関西配電、後に関西電力となり
昭和43年8月に廃止となっています

が、詳しい事を調べようといろいろ資料を探してもなかなか出てこず



辛抱たまらず延暦寺に電話してしまいました

私「昔、そちらで発電所を持たれていたそうですけど
  何か詳しいことは分からないでしょうか?」
延「ありました、でも古いことなのでちょっと詳しくは分からないです」
私「どの辺にあったんでしょうか?」
延「ケーブルカーの乗り場辺りじゃないでしょうか」

で、ケーブルカーの乗り場辺りを探索
かなり探したんですがそれらいいものは出てこず

ち〜ん



ほぼ1年前くらいの話でしょうかねぇ



その後も資料探し


ちょろっと出てくるのが
昭和16年発行の
「大同電力株式会社沿革史」
その中に
「大宮川発電所は比叡山延暦寺の自家用電気施設を元千早川水力が委託を受け建設経営せるもので、同寺院に配電する外その余力京都電燈へ供給している」
とあります

ちなみにそこには
発電出力 77kw
竣工年月 大正12年4月
となっています



もうひとつ出てくるのが
「電気事業要覧」
「関西地方電気事業史」の元ネタになるんでしょうかねぇ?

全ての回を見た訳ではないのですが
「電気事業要覧 第28回」(昭和12年)には
事業許可  大正10年
事業開始  大正12年
落成電力  73kw
最大電圧  3500v
電燈取付数 4639燈
電熱その他 2.0kw
大口契約  60.0kw
従業者   6名

有効落差  145m
使用水量  0.07立方m/s
水車形式  ペルトン

など興味深い事が書かれています

大口契約ってのは京都電燈に売電のことか?
水量0.07立法m/sって少なっ!
(まぁ外にも0.01とかいう所もあるんですけど)
なかなかの落差!




珍しく字ばっかり

つづく 

閉じる コメント(2)

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事業者が比叡山延暦寺の水力発電!
なんと魅力的なんでしょう、いや、文字だけでも十分に惹かれる話です。0.07は少ないけれど、有効落差で73kwを稼ぎ出しているから立派なもの。

福島には過去、1kwなんて発電所もありましたもんね(笑)。
続きを楽しみにしています!

2011/11/16(水) 午前 0:59 [ DAiN ]

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1kw?!
下掛け水車で?
個人でやっている自家発電?
スゴイ心惹かれます

早くも降参状態
期待を裏切って申し訳ないんですけれども
これ以上資料が見つかっていないんです
なので大したものは出てこないので
あしからずご了承ください(笑)

2011/11/18(金) 午前 1:18 [ mt.tell ]


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