核燃・だまっちゃおられん津軽の会ブログ

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◇3月21日(土)青森市文化会館で行なわれた「六ヶ所再処理工場放出放射能測定プロジェクト」主催の報告会に行ってきました。「六ヶ所再処理工場周辺での空気中トリチウム濃度の測定」と題して報告したのは、京都大学原子炉実験所の小出裕章先生です。
トリチウムは海に放出されているものとばかり認識していたので、「空気中のトリチウム」というタイトルを見て、最初、おや?と思ったのですが、トリチウムは、海水に投棄されている10分の1くらいの量ですが、排気塔からも放出されているのだそうです。「測定プロジェクト」の方々は、発電機と除湿機、を持って、再処理工場近辺、石油備蓄基地東側や吹越、尾鮫船たまり、出戸西方断層露頭前、出戸老人ホーム前など、20ヵ所で空気中の水蒸気を収集し、また、沼や海の水は、不純物を除くため蒸留して、サンプルをつくり、小出先生の実験所にある「液体シンチレーションアナライザー」という機械で測定したそうです。各試料を1回あたり100分ずつ計測し、それぞれ12〜16回測定を繰り返すという辛抱強いデータ解析の結果を一覧表にしたものが公表されましたが、他と比べ、データナンバー37、38、39、40番、のトリチウム含有量が明らかに高い値が出ていました。そのサンプルは、尾鮫沼付近の野鳥観察公園で空気中から採取したものであったそうです。ちょうど、その日、再処理工場の方から風が吹いており、野鳥公園は風下になっていたということです。

◇まず、トリチウム、という物質についての説明が若干ありました。トリチウム(T)というのは、つまり「水素」で、陽子1コなのが水素(H)陽子1コに中性子1コくっついたのが重水素(D)、で、トリチウムは、陽子1コに中性子が2コくっついたもので、トリチウムは、酸素とくっついて「水」になります。で、トリチウムは放射能を出すので、「水」になってしまったトリチウムを水処理することはできない、どんなに廃水処理をしても、トリチウムは除去できない。なので、原燃は、海中に全量投棄という方針をとっているということなのです。
再処理工場が稼動して出る膨大な量のトリチウムは、(1.8×10の16乗ベクレル)放出許容濃度に薄めるためには、毎日、100万トンの水が要る計算になるといいます。そんな水は準備できるわけがないので、国はどうしたかというと、再処理工場の廃水の、濃度規制をなくしました。信じられませんが、そういうことだそうです。

◇原燃が出しているチラシに記載されている環境モニタリング報告の中にも、大気中のトリチウム濃度の欄が2つありますが、それは、いずれもND(検出不能)となっています。しかし、野鳥観察公園で採取したサンプルから検出したトリチウム量は、40〜100ミリベクレル/㎥、という値になるそうです。
原燃には、もともと測る気がないので測れないのだろう、と、話しておられました。(み)

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