ますらをぶりっこ

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息子、小2

発端は、昨年12月の終わり。
翌1月になって、息子が学校に通えなくなりました。
同級生の子の、不可解な暴力によるものです。
もちろん担任とも相談し、授業参観の後の懇談会の場で、こういう事実がありますよと、他のお母さんに向けて話をさせてもらいました。
なんとなくうまくいくようになった2月。しかしあの時、もう少し掘り下げておけばよかったのかもしれません。

3月、暴力の子にさらに2人が加わって、手足を押さえられ、動けない状態で腹を殴られたりしたと。
担任への連絡ノートに書いたのですが、担任からは何もアクションがありませんでした。息子もそれほど病んだ状態ではなかったので、様子を見ることに。

2年生の初夏になりました。
先々週の月曜日、再び学校に行けなくなりました。その前の週から様子がおかしかったので、以前の経験から、何かあったなとわかりました。

息子に聞いたところ、3月の時のようなことがまたあったと。しかし、回数や時期がイマイチはっきりしませんでした。ただ、あったことだけは本当のことだとわかりました。

水曜日、聞いたことをそのままメモにし、担任へ。
金曜日、学校側から反応が。学校全先生に今回のことを連絡し、目を光らせると。
しかし、息子に暴力を振るった子たちは、その事実を認めていないとのこと。

翌月曜日、教頭先生と担任が、我が家に来て、今回のことを謝罪しにきました。ただ、彼らはまだ認めていないとのことでした。

水曜日、息子を無理矢理車に乗せ、というか、妻が抱きかかえた腕で息子の体を縛り付け、学校に行きました。学校につくと担任は、車で学校に来ても、車だとすぐに帰れると思うからそのままお引き取りください、ということを言いました。この言葉は、今に始まったことでなく、以前も浴びせられました。担任は、息子を疑っていたんだと思います。

この日と、続く木曜日、金曜日は、教室ではなく、相談室というところで過ごしました。
1年生の冬も、だいぶ厄介になった場所です。相談室の先生も、普段は午前中だけの勤務ですが、この時は午後もずっといてくれたそうです。
相談室に連れて行った時、息子に暴力を振るったであろう1人の子がこっちを見ているのを、私も妻も気づいていました。金曜日の日には、息子はその子に謝罪を受けたと言いました。

金曜日の夜、担任から妻に向けて電話がありました。
私は妻の横にいて、ただ1日の様子を報告している担任に腹が立ったので、電話を取り、息子は先生を全く頼りにしていないことを伝えました。そうです、担任は、クラスでこういった問題を取り上げたことはあっても、彼ら個人の問題としてはしっかり対応してきていなかったんだと思います。
暴力を受けた1人の子から謝罪があったと話すと、そのあと、
「なんで彼が謝罪したのかはわかりませんが、」
と話を始めました。まだ、息子を疑っているのがわかりました。

本日、校長先生との面談がセットされたため、私と妻で小学校を訪れました。
校長先生から謝罪の言葉があったあと、暴力を振るったであろう3人が、事実を認め、息子の話すことと整合性が出てきたことを私たちに話しました。私は、このことだけで、なんとも言えない安堵感に包まれました。
教頭先生と担任にも部屋に入ってもらい、彼らが認めた時の様子などを聞きました。終始、穏やかに。私は、多分、浮かれていました。

息子が主に話していたことは、実際には3月のことだったようです。先々週学校に行けなくなったあたりに、また隠れて同じようなことをされていたため、最近されたことと3月の時のこととオーバーラップし、訳がわからない状態になっていたんだと思います。

3人のうち1人は、例の謝罪をしてきた子ですが、目を床に落として事実を認めたそうです。
もう1人は、事実を話すことを怯え、言葉少なに、先生の言葉にうなづくといった様子だったそうです。
主犯の子は、認める言葉がなかなか出てこず、やっと認めても、表情からは悪びれる様子はなかったそうです。

このことがわかったのも、またさらに別の事件を学校内で起こしたことで、話していくうちにボロが出てきたようです。

3人のうち2人は、主犯の子を恐れてやっている面もあったようです。だからと言って許されるものでもありませんが。答えることに怯えていた子については、息子の弁では、事件の発端になるようなちょっかいを出していたからです。

終わりという時に、校長先生は、小学校教育の、みんなが仲良し、という風潮に疑問を持っている、人間として適切な距離感を身に付ける方が大切ではないか、ということを我々に話してくれました。大いに納得出来る一言でした。我が家でも、息子に話していることでした。

彼ら3人とも母子家庭です。これまで関わったことのある母子家庭の子は皆いい子でしたが、こうやって問題を起こす3人が皆そういう家庭環境であることを知ると、学校生活以外のところが、急に不憫でたまらない気持ちになりました。
特に主犯の子は、1月に息子が行けなくなった時に、私が息子と一緒に教室に行くと、「ゴンザ、どうしたんだよ?」と平気で話しかけてきました。
先日、妻が相談室に行った時も、同様に声をかけてきたそうです。
彼については、息子から伝え聞く彼の言動や、先ほど書いた悪びれないそぶりから、非常に深い闇を感じずにはいられません。罪悪感を感じる心がないのでは?と。この世に生を受けてからの8年間、どのような生活してきたのか。無性に胸が痛みます。

息子は被害者です。でも、少しだけ明るい展望が見えてきました。
息子に暴力を振るった3人は、加害者です。が、被害者であるようにも感じます。彼らには明るい未来が見えるでしょうか。今はまだ難しいです。



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