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子供達が、健やかで、幸せに暮らせることをいつも願っている。
ただ、大人ってのはわがまま、じゃないな、それは言い訳だ。
大人になった今も、幼かった昔もそれは大して変わっておらず、割と従順な子供達を、教育という名目で、言葉巧みに都合の良いように操ろうとしている。
息子は、今なおトンネルの中にいると思う。
長く生きてきた私より、ひどく長く感じているだろう。波のようにやってくる、終わりの見えない苦しみに、力なく歩き続けている。
先日、もうすぐ小学3年生になる息子は、こう言った。
「僕は何のために生きてるんだろ。」
私は、このひどくませた物言いに笑い、デカルトを教えた。
「我思う、故に我あり。」
苦し紛れだった。情けない。全く笑えないつぶやきなのに。
4月からクラスメイトが変わる。今日は、その発表の日だった。
学校側の、温かな優しさを感じるものだった。
そう。大人のすべきことってこういうことなんだろうなって。
もし彼らがひどく幼かったなら、手を引っ張って歩かなきゃいけない。
もうそんな歳じゃないんだから、臆病だけど一人で部屋に居られる時もあるんだから、こっちを振り向いた時には笑顔でいてあげよう。
親としてのエゴも捨てきれないので、そこは許せ。
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