What A Wonderful World!

いろいろあるけど、めげずにコツコツと

思い出の人

[ リスト ]

最初の上司

1980年代の初めに大学を卒業して、最初に勤めたのは神田にある小さな
商社です。配属は経理でした。社会人最初の上司は経理のT課長でした。

T課長は、当時38歳くらい。佐渡ヶ島出身。高校生の修学旅行で「内地」
に来るまでは電車に乗ったことがなかったそうです。
小柄でしたがいつも陽気で元気でした。9時まで残業してから、
「「一杯飲みに行くか?」と飲みに行き、10頃から
「早回しで、マージャンするか?」
と終電ギリギリまでマージャンをして、それでも翌朝は、爽やかな顔で
元気に「おはよう!」と出社してくる人でした。
「経理は一日中、社内にいるから、絶対に雰囲気が重要だ」ということで
なにかと、時々雑談をして場を和ませる人でした。

温厚な人でしたが、「内地」の人間に負けてたまるか!という根性は
すごかったです。本州のことを「内地」と呼んでいました。新潟の天気予報で
「佐渡を除く新潟の天気は・・・」という表現があるようです。たしかに
島ですから天候も違います。でも、この表現に「除かれている」という
意識を感じたようです。

大学も夜間で勉強した人です。

仕事をしながら、よく佐渡の話を聞きました。彼が子供の時は、タコ取り
の名人だったそうです。岩場を歩いていれば、だいだいどこにタコがいるか
わかる、と。そして、紐が1本あればタコを釣り上げることができる、と。
「佐渡のタコが一番美味しい」と彼は言っていましたがどうでしょう。
(佐渡では、捕ったタコに逃げられた男が一番バカにされるそうです)

私は、結構可愛がってもらいました。久しぶりの新入社員だったので、
随分大事にしてもらいました。アホな質問をたくさんして、それらについても
ちゃんと教えてもらいました。

彼は、今では、その会社の常務取締役経理部長です。真面目で陽気で
健康な彼のこの人事は全うだと思います。多少アタマは古い人ですが。

風のたよりで聞いたところによると、彼のお子さんは、当時小学生でしたが
今ではすっかり大人になって、娘さんは、結婚、出産、離婚、ということで
小さな子供を引き取って、再びTさん夫婦と暮らしているようです。

嫁いだ娘が小さな子供を連れて、離婚して戻ってくる、というのは
ハッピーではないでしょう。気の毒とは思いますが、今はそういう時代
なのかもしれません。

すっかり「内地」の人間になってしまった彼は、もう、佐渡へ戻ることも
あまりないでしょう。職場も近いので、彼の定年前に、もう一度一杯
飲みたいところです。


.
dareyanen22
dareyanen22
男性 / AB型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

過去の記事一覧

標準グループ

友だち(9)
  • tak*o*otet*u
  • @Subtropical
  • アジアや世界の歴史や環境を学ぶ
  • toshimi
  • げんき
  • は な
友だち一覧

よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事