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村上春樹の『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を読み終えた。
1985年6月に出版されるとともに買った本なのに、なぜか、当時は読みかけて挫折してしまった。
それを今回、わけあって、再トライした。
ものすごく面白かった。
「世界の終り」と「ハードボイルド・ワンダーランド」という2つの話が平行して進んで行き、
やがて読者はこの2つの話のつながりを理解する。全く現実から遠いSFのようなファンタジーの
ような世界を、素晴らしいレトリックで、しかもリアリティのある文章で引っ張って行ってくれる。
まさに「村上ワールド」だ。
26年も前に、村上さんは、こんなレベルの高い本を書いていたのだとあらためてびっくりした。
618ページもあるのに、最後のほうになると、もう終わってしまうというのが残念になってくる。
主人公の「僕」に感情移入してしまうと、なんだか気が遠くなって、あちら側の世界に行ってしまいそうだった。
この小説の中に何度も登場する「ダニーボーイ」という曲を私は知らなかった。
アイルランド民謡であり、そこに歌詞をつけたものらしい。
別れを告げる歌である。
いろんな歌手が歌っている。
なかなかいい曲なので聴いてみて下さい。
Oh Danny boy, the pipes, the pipes are calling From glen to glen, and down the mountain side The summer's gone, and all the roses falling 'Tis you, 'tis you must go and I must bide. But come ye back when summer's in the meadow Or when the valley's hushed and white with snow 'Tis I'll be here in sunshine or in shadow Oh Danny boy, oh Danny boy, I love you so. But when ye come, and all the flowers are dying If I am dead, as dead I well may be You'll come and find the place where I am lying And kneel and say an "Ave" there for me. And I shall hear, tho' soft you tread above me And all my grave will warmer, sweeter be For ye shall bend and tell me that you love me And I shall sleep in peace until you come to me. |
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僕は平成元年くらいに読みました。
全然、内容が思い出せません(苦笑
2011/10/4(火) 午後 10:29
キリンさん、こんばんは。村上春樹の世界に入って楽しむことはできるけど、後でどんな話だったか、と説明するのは難しい本が多いですね。「かえる君、東京を救う」?だったかは、分かりやすかったですけど。でも、この「世界の終り」、読み返して良かったです。昔の自分では理解できなかった。今は、十分堪能できました。
2011/10/4(火) 午後 10:33 [ dareyanen22 ]
dareyanen22さんの紹介から読みたくなりますが、まだまだ私のレベルでは難しそうで、投げ出し組でしょうか^^
古本屋さんで安ければどんな結果でも自分を許せますね(笑)
2011/10/4(火) 午後 10:54
村上氏の小説ってなんとなく似ていて。でもこの物語はいつも根底にあるような気がします。私も読み直したいのですが、上巻が誰かに貸したままどこかへ・・・ついでにクロニクルも第一集が無い!!w
2011/10/4(火) 午後 10:55
僕も同じ、箱入りのハードカバーで持っています。新潮社の純文学書き下ろし作品だったのですね。装丁は立派だけど中身の印象はうすいので、もう一度読み返してみようかと思います。
2011/10/5(水) 午前 6:50 [ すいす ]
すみれさん、こんにちは。大丈夫ですよ、最初の50ページくらいクリアすれば、どんどん引き込まれます。古本屋さんにはないと思うけど(この本をブックオフに持っていく人はいないのでは)、文庫本になっていますよ。
2011/10/5(水) 午後 0:18 [ dareyanen22 ]
モノケさん、こんにちは。そう、村上さんの本は、何冊も読むと、それらがどこかでつながってくる楽しさがあります。
2011/10/5(水) 午後 0:19 [ dareyanen22 ]
すいすさん、こんにちは。随分、遠回りをしましたが、読んで良かったです。数年前にドストエフスキーも読んでいて良かった。
もし、この小説を映画化するとしたら、「ダニーボーイ」がテーマ曲として一番かもしれません。村上さんの小説には、いろいろな仕掛けがしてあるので、それを見つける楽しみもあります。
2011/10/5(水) 午後 0:21 [ dareyanen22 ]
こんばんは、今積読状態のもの数十冊に囲まれています、
(´_`illi)この作品は読んでいません、しばらくは彼のものはいいかなぁと思っています、残虐なシーンはありませんか、ないようならいつか読もうかな!
ところで、ノーベル賞は無理でしょうかね。
2011/10/5(水) 午後 8:08
凛さん、こんばんは。残虐なシーンはありませんよ。「ハドボイルド・ワンダーランド」のほうにレイモンド・チャンドラーをパロったような場面はありますが、まあ、大丈夫と思います。
ノーベル賞ですか。わかりませんね。まあ、無冠の帝王でもいいんじゃないですか。ここまで世界的に売れているんですから。
そもそも、芥川賞も直木賞も取っていない日本作家がここまで世界で評価されている、というのが楽しいですよ、私は。
2011/10/5(水) 午後 9:37 [ dareyanen22 ]