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いろいろあるけど、めげずにコツコツと

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機内で映画「カンパニ・ーメン」(The Company Men, 2011年米)を見ました。
エリート・サラリーマンの主人公は37歳。大きな邸宅に住み、ポルシェに乗って通勤。
妻子もいて、休日は高級クラブでゴルフ。そんな彼が、ある日、いつもの通り、陽気に
会社へ行ったら、皆がシーンとしている。
「どうした!どうした?誰か死んだのか?」
と冗談のように言っていたのだが、上司に呼ばれ、突如、解雇を言い渡される。
即日、解雇で机の周りを整理して会社を出て行かなくてはいけない。
自分と同様に多くの人が、身辺整をしている・・・。
ゴルフ会員代も払えず、家も手放し、車も安いものに買い替え・・・・という現実に
彼はなかなかついていけない。突如、やってきた現実が信じられないのだ。
 
監督:ジョン・ウェルズ
主演:ベン・アフレック、トミー・リー・ジョーンズ
 
リーマンショック後の米国では、多くの企業が倒産し、失業者が増加した。失業率は10%くらい。
10%って何人くらいだろう?500万人くらい?
人口3億人のうちの、どのくらいの10%だろう?
 
カリフォルニアにあった私の顧客も突如チャプター11に申請した。つい数時間前に「大至急出荷して」
などとメールの連絡があったのに、夜が明けたら、もう、メールも電話も通じなくなっていた。
従業員たちは、会社に出勤したら、突然、解雇を言い渡され、私物を持って帰るように言われたらしい。
 
日本だって、大手企業でさえ、ソニーもパナソニックもトヨタも赤字だ。東京電力もオリンパスも
非常事態だ。任天堂ですら業績が悪化している。中小企業はもっと大変なのだろう。
ただ、さすがに日本では、出社したら、いきなり解雇を通達される、ということはないだろう。
 
でも、ボーナス・カット、給与カット、配置転換、自分の部署がなくなる、自分の部下がいなくなる、
などということはザラだろう。現実にそういう状況に直面して、ものすごいストレスと経済的な困難
で苦しんでいる人はたくさんいるのでしょうね。
 
なんでこんな不況になってしまったのだろう。
 
私の愛読書『アメリカの小学生が学ぶ歴史教科書』の「大恐慌The Great Depression)」の章には
こんな記述がある;1929年の世界大恐慌のことです。
 
「歴史家たちは大恐慌の原因についてまだ議論を重ねていますが、ほとんどの人は
1920年代にアメリカの産業があまりに急速に成長しすぎたことを認めています」
Historians still argue over what caused the Great Depression, but most agree that in the twenties,
American industry grew too rapidly.
 
「人々が車や冷蔵庫といった新製品を買えば買うほど、それらを製造するために工場がたくさん
建てられました。しかし、ある時点で人々が購入できるよりも多くの製品が出回ってしまいます。
遅かれ早かれ、工場はそのような大量の水準の生産をやめる必要にせまられ、そこで働く人々は
仕事を失うのです」
As more and more people bought new products like cars and refrigerators, more and more factories were
built to make these products. But at a certain point, there were more products than people could buy.
Sooner or later the factories would have to stop producing at such high levels, and the people who
worked in them lose their jobs.
 
「もう一つの問題は、人々が自分が持っているよりも多くのお金を使う習慣を身につけてしまったこと
でした」
Another problem was that peopel got into the habit of spending more money than they had.
 
かなり略していますが、この他、株式への投資についてもかなり言及しています。というのも、
1929年の世界大恐慌は米国の株の大暴落が、世界へと連鎖されていったからです。
結局、米国は、ニューディール政策で内需を拡大し社会保障制度をつくります。そして、タイミング
よく、第二次大戦が始まり、一挙に米国経済は好転に向かって行きます。
 
さて、20世紀後半のブラックマンデー(バブル崩壊)、21世紀になってからは、2001年当時のITバブル崩壊、2008年のリーマンショック、そして、米国債の危機、ギリシャ危機、イタリア危機。
どう乗り切っていけるのでしょうか。
 
なんとなく、直感的に思うのだけど・・・・
以前は資本主義と社会主義とに大きく国家路線が分かれ、結局、社会主義の負け、資本主義の勝ち、
といった構図があったけど、今の状況って、実は資本主義の限界を示唆しているのでは。
金儲けのために資本主義が暴走を始め、制御ができなくなってきたようにも見えます。
原子力もそうですけど、飼いならしたはずのトラが、突如、牙をむき始めた?
 
いろいろと考えさせられる映画でした。
 
 
 
 
 
 
 

閉じる コメント(5)

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内緒さん、おはようございます。ご紹介いただいたサイト、非常に興味深いです。日露戦争時に、日本までがお金を借りていたとは・・。今度、プリントしてよーく読みます。

2011/11/13(日) 午前 9:38 [ dareyanen22 ]

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お蔭様でいろいろと考えさせられました。
私は現役時代はアメリカ資本主義の会社にどっぷりつかって、リストラの嵐にも会いましたが、一時金でちゃっかり別荘を作っちゃったりして結果的には運が良かったような...
急成長した会社で厳しい競争にさらされてきて、また今年の原発事故を思うとアメリカ資本主義とそれに追従してきた日本の社会の方向性は転換期にきているように思います。
一番でも二番でもなくても、足るを知る精神で、国民がつつましくても心豊かな暮らしが出来るほうが幸せになると思います。ポニョママ

2011/11/13(日) 午前 9:56 [ マック(ライブドアに移行済です) ]

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こんにちは!海外ご出張、おつかれ様ですm(_ _)m

「カンパニー・メン」私も見てみたいと思っていました。
自分も職業柄、外資系企業で仕事をする機会が多く、米国系はとにかくアメリカ式キャピタリズムを根付かせよう、日本の慣習は度外視、という所も多く、いつも複雑な気持ちになります…。

資本主義や競争主義、経済的繁栄のためにこれまでは必要だったのかもしれないけれど、今は今後のあり方を模索する転換期にあるのでしょうね。ここらへんで、「小さな大国」として世界に貢献する日本になっていっても良い気がしています^^

2011/11/13(日) 午前 11:02 ニイハオ

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ポニョママ、こんばんは。今の時代に別荘は贅沢ですねぇ。まあ、それはさておき、明らかに日本は、そろそろアメリカ離れを検討すべき時期かもしれません。どこにつく、というのではなくて、日本独自の道を行く。優れた工業製品を開発しながらも、江戸時代的な良さ、馬鹿みたいに経済発展を追いかけるのではなくて、今の幸せを噛み締めるような、日々の感謝の気持ちを持つような国民になるべきでは。

2011/11/13(日) 午後 10:31 [ dareyanen22 ]

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ニイハオさん、こんばんは。アメリカだけでなく、アジア、アフリカ、中東、南米、欧州などの国々の声にも耳を傾けるべきだと思います。なんだかいまだに第二次大戦敗戦国として、アメリカに従属している国、それが日本のような気がします。アメリカにもお世話になったけど、そろそろ、日本人として、幸せについて考えたいです。
そして、おっしゃるとおり、小さな大国として、押し付けがましくない程度に世界貢献をしていくべきですよね。

2011/11/13(日) 午後 10:36 [ dareyanen22 ]

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