|
図書館で借りた『アルジャーノンに花束を』(ダニエル・キイス著、早川書房)を読んだ。
とても、面白く、引き込まれ、感動した。心を強く動かされました。
(結末にも軽く触れているのでご注意!)
裏表紙から内容をざっくりとご紹介します;
「32歳になっても幼児の知能しかないパン屋の店員チャーリィ・ゴードン。
そんな彼に、夢のような話が舞い込んだ。大学の偉い先生が頭をよくしてくれる
というのだ。この申し出に飛びついた彼は、白ネズミのアルジャーノンを競争相手に
連日検査を受けることに。やがて手術により、チャーリィは天才に変貌したが・・・・。
超知能を手に入れた青年の愛と憎しみ、喜びと孤独を通して人間の心の真実に迫り、
全世界が涙した現代の聖書」
1959年に最初の中篇が発表され、その後、1966年に長編となって再登場した。
SFに分類されているらしい。米国、カナダ、フランスで映画化され、日本、韓国でも
ドラマ化されたらしい。
すべてチャーリィによる一人称の手記による表現だ。最初は、頭の悪い子供のような
手記(経過報告)だったのが、やがて、普通の文章になり、そして、天才となっていく。
IQは68から185となる。
自分の手術の前に、アルジャーノン(ネズミ)が動物実験で知能向上手術の成功をして、
チャーリィは人間としては実験第一号だった。チャーリーは、みごとに天才になったが
やがて変調を来たしていくアルジャーノンを見て、自分の末路を予見する。
日本語版文庫の序文によせて、ダニエル・キイス(1927- )は、こう書いている。
「他人に対する思いやりをもつ能力がなければ、そんな知能など空しいものです」
心優しい白痴のチャーリィが、天才になってからは他人に対して傲慢になり、優しさを失っていく。
そして、その彼は、また、運命的にまた、もとの優しい白痴に戻っていく。
白痴化していくチャーリィの手記の最後は;
「どーか、ついでがあったらうらにわのアルジャーノンのおはかに花束を
そなえてやてください。」
**
心が洗われるような小説ですよ。
|
全体表示
[ リスト ]





こんばんは☆彡
ランダムからお邪魔しました!
この本好きなんです。子供にも勧めています。
チャーリーがいつまでも 子供のようにおもえて。
辛い虚しい旅をさせてしまったのか
それとも・・・
涙があふれてしまうんです。
2012/4/22(日) 午後 10:17
はのはのさん、こんばんは。コメントありがとうございます。いい本ですよね。泣けちゃいます。でも、こういう本って、何歳くらいになれば読んで分かるんでしょう?
私は50歳を過ぎていますが、なんとなく、昔(若いとき、今よりも、もっと若いとき)読んだ本は、実はちゃんと理解していなかったのでは?などと思っています。頭で理解しても、なかなか体験を重ねないとわからないことって多いですよね。
2012/4/22(日) 午後 10:23 [ dareyanen22 ]
はじめまして!ランダムからお邪魔しました。
タイトルは知っていたけれど内容は知らなくて…ぜひ読んでみたいと思います。
2012/4/22(日) 午後 10:37
昔、読みました!懐かしい・・・。
色々と考えさせる話ですよね。私は、人間の知能を意図的に
操作して上げる必要ってあるのか?って思いながら読んでいました。
ま、フィクションですから気楽に読めばいいのかもしれませんけど。
天才よりも、IQは低くても心優しいチャーリーの方が
やっぱり何倍も好きですねぇ。
2012/4/22(日) 午後 11:01 [ TOKO ]
SF小説はあまり読まないのですが、この作品は高校生の頃読んでとても印象に残りました。自分の子供にも勧めたい作品です。ホロリと爽やかなSFならばハインラインの『夏への扉』もお奨めですよ。
2012/4/23(月) 午前 6:50 [ すいす ]
一世を風靡した本(ちょっと大げさですが)だったような記憶があります、まだ読んでいません、そういう内容だったのですね。
いつか読んでみたいです、ここでは無理なので。
2012/4/23(月) 午前 8:24
Pちゃん、こんにちは。是非、読んでみて下さい。貴重な体験が出来ると思います。心が少しキレイになります。
2012/4/23(月) 午後 0:38 [ dareyanen22 ]
TOKOさん、こんにちは。確かに知恵遅れの子供を持った親の苦労は大変だと思いますが、心優しいチャーリィは皆から愛されますよね。
2012/4/23(月) 午後 0:39 [ dareyanen22 ]
すいすさん、こんにちは。この小説をSFということを知らずに読みました。すごい話だな、とは思っていたんです(笑。
「夏への扉」、覚えておきます。ありがとうございます。
2012/4/23(月) 午後 0:40 [ dareyanen22 ]
りんさん、こんにちは。ジャワではなかなか手に入らないと思いますが。読む価値のある本です。人間は知能だけではない、とつくずく思います。
2012/4/23(月) 午後 0:41 [ dareyanen22 ]