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機内で映画「オーストラリア」を見た。
2009年アメリカ映画 出演:ニコール・キッドマン、ヒュー・ジャックマン
舞台は第二次大戦中のオーストラリア。
英国からオーストラリアに出張に行った夫がいつまでも帰ってこないので、
業を煮やした妻(貴族の女性・ニコール・キッドマン)が、その夫を連れ戻しにやってくる。
しかし、到着直後、夫は死亡し(他殺?)、様々な陰謀を知った彼女はこの地に留まる決意をする。
現地の野蛮なカウボーイ(ヒュー・ジャックマン)との愛も生まれる。
オーストラリアは1970年代まで、アボリジニに対して人間としての扱いをしていなかった。
アボリジニ狩り、虐殺、強姦、生まれた子供を壁に叩きつけて殺す、もしくは、強姦して生まれた
子供を母親から引き離し、「施設」に入れるか、「家庭」に持ち込み、おもちゃにする。
この映画では、「混血」の子供が「施設」に送られるのが嫌で、なんとか、ニコールに助けを
求め、彼女が自分の子供のように保護しようとする場面もある。
ある意味、アングロサクソンが、オーストラリアでの野蛮な歴史に焦点を当てて、映画化したのか
と、感心した。
ところが、全然。白人のアボリジニに対する虐待は、せいぜい黒人差別程度にしか描写されて
いない。それどころか、日本軍がダーウィンに空襲に来て、上陸して、アボリジニを数人で囲み
射殺する場面がある。日本軍の空襲はあったが、上陸したという記録はない。
なんだか、「一番の悪は日本軍」として、アボリジニに対する虐待をさらっと懺悔のふりして
逃げ去っているように見える。ずるいなぁ。
ダーウィンはここ。上の赤いところ。
こういう映画を見て、「歴史的事実に即している」などと勝手に思い込む人は多い。
しかも、映画に出てくる日本兵は、非常に無表情、非人間的で、こういうステレオタイプの
イメージをさらに植えつけられるのはいいとは思えない。世界の子供たちだってみるのだ。
そういう問題はあるものの、そして、結構長い映画ではあったけど、非常に面白かった。
ニコール・キッドマン、ヒュー・ジャックマンはオーストラリア出身だ。
ニコール・キッドマンって、なんとも言えない魅力がある。真面目な顔して演技するほど
笑っちゃう。美人で気取っても、何かしら、チャーミングだ。
ヒュー・ジャックマンのことは知らなかったけど、たくましくて、あの体を見れば、女性ならば
痺れるのでは。
そして、なによりもアボリジニと白人の混血少年役のララが可愛かった。
この子を見つけた監督は、「よし!」と思ったに違いない。
顔だけで、十分訴えてくるものがあります。
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