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坂本龍一が反原発活動を行っている。
彼が演奏会をしようとする自治体から
「政治的な発言を控えてほしい」
という圧力もあるらしい。
しかし、彼は屈しない。
世界的に著名な彼や村上春樹のような人たちが、
政治的な発言を、「人間」という観点から
発するのは素晴らしいことだと私は思う。
ネットにも掲載されましたが、2012年9月23日の
産経新聞にも以下のコメントが掲載されました。
ご紹介します;
坂本龍一 ほんとうに言いたかったことは
2012.9.23 09:35
今年の夏は演奏活動などで約2カ月国内に滞在した坂本龍一さん
ぼくがなぜ「たかが電気」と言ったか。「たかが」という単語にひっかかって、感情的に反応している人が多かったようですが、ぼくは人間の生命、健康、生活と対比させて、電気を「たかが」と言ったのです。つまり命と電気と、どちらが大切か、と問うたのです。そう聞かれて、ほとんどの方は「命」と答えるのではないでしょうか。
人は水がなければ生きていけません。一方電気は、それ自体というよりも、そこから得られる動力、熱、光などをわれわれの生活のなかにいかしているに過ぎません。もちろんぼくもそのような電気の恩恵にあずかっていますし、それを否定したことはありません。
しかしその利便性のために、なぜ16万人もの方が依然避難し、故郷、家、職を失い、家族ばらばらになったうえ、これから長い間、健康被害におびえながら暮らさなければいけないのでしょうか?
原発はエネルギー問題という言い方がなされますが、常々ぼくは違和感を覚えていました。というのは、日本国の最終エネルギー消費のなかの電力の占める割合は24%(2010年度、資源エネルギー庁)、大震災前の原子力による発電はそのなかの25・9%ですから、原発は全体の6%に過ぎないのです。
真のエネルギー問題は6%の原発の問題ではなく、94%の方なのです。地域の気候・風土に合った各種の再生可能エネルギーを組み合わせ、それをスマートグリッド(次世代送電網)により融通し合う構想は既に常識だと思いますが、さらには電気だけでなく各種エネルギーを効率的に組み合わせ、ネットワークを形成する仕組みこそ待望されます。
そして天然ガスや燃料電池の普及は追い風になります。現在の経済や生活水準を維持しながら、日本を、さらには地球共同体をどう低炭素社会にもっていくか、これこそ真の課題のはずです。
原発はその事故処理、補償、除染、さらには廃炉というハードルなど大きなマイナスを作り上げてしまいました。これらはどうしても放り出すことができませんし、日本の経済に突き刺さった「棘(とげ)」だということは、日本人全員が覚悟しなければなりません。原発がなければ経済が成り立たないのではなく、原発があるから経済が成り立たないのです。
美しい日本の国土、さらには地球環境を汚し、人類の未来である子供たちの命を危険にさらす原発は、許容することはできません。(おわり)
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原発問題
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2012/9/25(火) 午前 9:42
うさぎさん、おはよう。経団連会長は露骨に原発ゼロ政策に反対していますね。立場上、しょうがないのかもしれないけど。政治家達は、票が欲しいものだから、玉虫色に立場を変えています。肝心な核物理学者とか原子力専門家が発言を控えているような気もします。
現実に即して、計画的に、技術のすべてをつぎ込んで、脱原発を推進すべきだと思います。
2012/9/25(火) 午前 10:13 [ dareyanen22 ]
こんにちは♪
テレビで原発のこと、説明していて・・・ふと、思ったんですけど。
日本は軍事改良可能なプルトニウムを平和利用目的として、持っています。その名目になるはずの「もんじゅ」の活用が無理とわかると
どうにか「こじつけ」のように名目を探っているよう。
経済だけでなく、国としてはっきり公表できないけれど周辺国対するある種の抑止力と考えてるんじゃないか・・・って。
抑止力になるはずが、自爆しちゃった感じですけど。
そうだとすると、経済が安定して国力の安定まで原発「0」に向かって動けない状況なのかな?って。
これを、公表したら中国も韓国もだまっていないでしょうけど。
2012/9/25(火) 午後 3:44
はのはのさん、こんばんは。米国は、日本を極東の軍事的な防波堤として考えているので、核兵器を持たせないまでも、原子力開発、原発、プルトニウム利用などを技術を持たせることによって、中国、ロシアへの抑止力としています。だから、日本が原発ゼロ政策を取ることは、米国の軍事戦略にとっては困ることなのです。ですから、相当圧力をかけてきていると思います。ですが、日本の政治家もまずは国民の支持がないと当選しないので、とりあえず、国民の意向を汲み取った形を取り出したのですが、もし、本気で原発ゼロにしたら、その政権は米国に潰されるかもしれません。
もちろん、中国はその辺のところはわかっているはずです。
原発に平和利用も戦争利用もないと思います。
言ってみれば、銃を平和利用するか、殺人目的にするか。同じことです。
2012/9/25(火) 午後 6:40 [ dareyanen22 ]
はじめまして。坂本龍一は私も好きですが,産経新聞に寄稿していたっていうことは,ここではじめて知りました。ちょっと意外ですね。左翼とか右翼とか,保守とか革新とかという図式を現実にあてはめることができない時代になっているということでしょうか。
記事に関しては,私は「命か電気か」という単純な二者択一では片付かないところが難しいところなのだと考えているので,「う〜ん」という感じでした。
ただ,こうして発言するということは,常に誤解や批判のリスクをしょいこむということでもあるわけで,そういう場所で自らの意見を開陳する気概を持っているところには共感します。
2012/9/25(火) 午後 9:09
Nanajunさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
産経新聞は右よりですが、こういう寄稿分はいろいろです。
原発問題は非常に難しいと思います。
でも、核燃料の最終処分とか、原発の廃炉計画もなく、50基以上の原発を作ってきた日本は、どうかな、とも思います。
坂本龍一は、損得なしでコメントしていると思います、残念ながら、多くの人たちは、生活のため、お金のために、発言しています。
2012/9/25(火) 午後 10:43 [ dareyanen22 ]
説得力があるなぁ、と思いました。
一筋縄では行かない問題ですが、
人間の手に負えないものであることは少なくとも
たくさんの人は理解したはずです。
なのに、いまだに原発推進をする人はよっぽど個人的に
利益にありつくとしか考えられません。
坂本教授は、ミュージシャンとして大好きで、ピアノを
習っていた時にもよく彼の作品を色々弾いていました。
また、彼から影響を受けたアーティストも調べて聴いてました。
facebook`でこの文章を紹介させていただきました。
事後報告ですみません。
私のリアルに知っている友達にしか読めないようには
していますが、もしご不快でしたら削除しますので
お知らせください。
2012/9/25(火) 午後 11:23 [ TOKO ]
TOKOさん、おはようございます。この投稿分は、転載可です。
全然問題ないし、是非とも広めてくください。
2012/9/26(水) 午前 7:49 [ dareyanen22 ]
著名な方はそれなりのリスクがあることでしょう。
です。
にも拘らず前面に押し出して発言した勇気に
大江健三郎さんも発言とデモ頑張ってくれていますね。
2012/9/28(金) 午前 11:55
ぽちゃさん、こんにちは。大江さんもそうですね。昔からヒロシマとか核問題については、非常に関心が高く、発言も多かったですからね。嫌がらせや圧力もあるでしょうね。なんか青森で建設中で停止していた原発の工事が再開するらしいですね。政府は、今後のエネルギー政策をどう考えているのでしょうね。
2012/9/28(金) 午後 0:30 [ dareyanen22 ]