What A Wonderful World!

いろいろあるけど、めげずにコツコツと

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皆様、去年のクリスマスはいかがでしたか?
今年のクリスマスは、どうなりそうですか?

1984年のヒット曲「ラスト・クリスマス」です。
ワム!は英国のポップ・グループ。
私の1984年は、一人暮らしを始めたくてお金を少し貯めはじめていました。
恋はしていたかな?ちょうど失恋後で、さばさばした気持ちになっていたような
気がします。なんといっても25年前ですからね。記憶は霧の中です。
それでも当時はまだ若かったし、世の中はバブルの真っ最中でしたから、
明日は明るかった。失恋しても、明日があった。

聞いてみてください。軽快な曲ですが、内容は少し寂しい。
(下の訳は私ではなくて、他所から勝手に拝借しています)

Last Christmas (The Wham)
ラスト・クリスマス  (ワム)

   Last Christmas I gave you my heart
   But the very next day you gave it away
   This year, to save me from tears
   I'll give it to someone special
   去年のクリスマス 君に僕の心をあげた
   でもその翌日には もういらないって
   今年は 涙を流さないために
   僕の心は誰か特別の人にあげるつもりさ

   Last Christmas I gave you my heart
   But the very next day you gave it away
   This year, to save me from tears
   I'll give it to someone special
   去年のクリスマス 君に僕の心をあげた
   でもその翌日には もういらないって
   今年は 涙を流さないために
   僕の心をあげるのは誰か特別の人

Once bitten and twice shy
I keep my distance but you still catch my eye
Tell me baby do you recognize me?
Well it's been a year, it doesn't surprise me
あつものに懲りて― というやつで
距離を置いてみるけれど やはり君に目が行ってしまう
ねえ君 僕のこと眼中にある?
一年たつけど そんなの僕には驚くことじゃない

(Happy Christmas!)
I wrapped it up and sent it
With a note saying "I Love You" I meant it
Now I know what a fool I've been
But if you kissed me now I know you'd fool me again
ハッピー・クリスマス 
これ包んで送ったんだけど
メモの「愛してる」は 僕のほんとの気持ち
わかっているんだ なんて馬鹿なやつだってこと
でももし君がキスしてくれたら また騙されるだろうね

   Last Christmas I gave you my heart
   But the very next day you gave it away
   This year, to save me from tears
   I'll give it to someone special
   去年のクリスマス 君に僕の心をあげた
   でもその翌日には もういらないって
   今年は 涙を流さないために
   僕の心をあげるのは誰か特別の人

  Last Christmas I gave you my heart
   But the very next day you gave it away
   This year, to save me from tears
   I'll give it to someone special
   去年のクリスマス 君に僕の心をあげた
   でもその翌日には もういらないって
   今年は 涙を流さないために
   僕の心をあげるのは誰か特別の人に

(Oh. Oh Baby)

(instrumental break)

A crowded room, friends with tired eyes
I'm hiding from you and your soul of ice
My God I thought you were someone to rely on
Me? I guess I was a shoulder to cry on
人でいっぱいの部屋 友達の目は疲れて
君に会わないようにしよう 氷のような心の君には
ああ 君は支えになるような人だと思っていた
じゃあ僕はといえば 君の泣き顔を埋める肩だと思っていた

A face on a lover with a fire in his heart
A man undercover but you tore me apart
Oooh Oooh
Now I've found a real love you'll never fool me again
恋している男の顔 めらめらハートが燃えて
密かに想っている男 でも君にずたずたにされて
あああ
今 本当の恋って何かがわかった もう君は僕を騙せない

   Last Christmas I gave you my heart
   But the very next day you gave it away
   This year, to save me from tears
   I'll give it to someone special
   去年のクリスマス 君に僕の心をあげた
   でもその翌日には もういらないって
   今年は 涙を流さないために
   僕の心をあげるのは誰か特別の人に

   Last Christmas I gave you my heart
   But the very next day you gave it away
   This year, to save me from tears
   I'll give it to someone special
   去年のクリスマス 君に僕の心をあげた
   でもその翌日には もういらないって
   今年は 涙を流さないために
   僕の心をあげるのは誰か特別の人に

A face on a lover with a fire in his heart
(Gave you my heart)
A man undercover but you tore me apart
恋している男の顔 めらめらハートが燃えて
(君に僕の心をあげた)
密かに想っている男 でも君にずたずたにされて

Next year
I'll give it to someone, I'll give it to someone special
(special)
(someone)
someone
I'll give it to someone, I'll give it to someone special
(who'll give me something in return)
I'll give it to someone
(hold my heart and watch it burn )
I'll give it to someone, I'll give it to someone special
来年
これは誰かにあげよう これは誰か特別の人に
(特別の)
(誰か)
誰か
これは誰かにあげよう これは誰か特別の人に
(僕の心を手にとって燃えるのを見ればいい)
これは誰かにあげよう これは誰か特別の人に

(I've got you here to stay )
(I can love you for a day )
I thought you were someone special
Gave you my heart
(君が逃げないようにしなくちゃ)
(君を愛せる 今日一日)
君が 特別の誰かと思っていた
君に僕の心をあげたんだ

I'll give it to someone, I'll give it to someone
(Last christmas I gave you my heart)
(You gave it away )
I'll give it to someone, I'll give it to someone
La la la la...
こんどは誰かに僕の心をあげよう 誰かにあげよう
(去年のクリスマス 君に僕の心をあげたけど)
(君は捨ててしまった)
こんどは誰かに僕の心をあげよう 誰かにあげよう

written by George Michael & Wham


『白痴』(2)

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『白痴』を読み終わりました。

天才について凡人が語ることは愚かかもしれない。所詮、凡人に天才のことは理解できない。
ある文学者は
「ドストエフスキーの本を読んで、理解し、語り尽くすには少なくとも10年はかかる」
といったようなことを書いていました。それだけドストエフスキーが描いた世界は広く深い。

それでも、私は語ろうと思う。
以前も書きましたが、ドストエフスキーの文学は、文学的なポリフォニーとでもいうように、
数々の登場人物がそれぞれの考えや信念を語る。主役でない人にもかかわらず、たとえば
60ページくらい語る。それを読むと「なるほど」などと思う。しかし、また、別の登場人物が
またまた80ページくらい延々と語る。それはそれで、またわかる。作者のドストエフスキーは、
ずっと後ろに隠れていて、登場人物に自由に語らせていく。

もし、あなたが自分の物語を書いたとしたらどうなりますか?
もちろん、主役はあなただ。登場人物の数はどのくらいだろう?
あなたが愛した異性がいる。それも一人ではないはずだ。しかし、その異性を愛している他の人もいる。あなたを愛した人もたくさんいるはずだ。あなたが嫌いな人もいる。あなたを嫌いな人もいる。そこには素直な愛の喜びだけでなく、嫉妬もあるし奪い合いもある。憎しみだって生まれる。
あなたには母がいて、父がいて、それぞれの個性を持っている。血がつながっていてもあなたとは違う。兄弟姉妹がいる。友人や仕事の同僚もいる。
あなたを利用している人もいる、あなたが利用している人もいる。
お金持ちも貧乏人もいる。ノイローゼの人もいるし、病気の人もいる。秀才もいれば、愚鈍な人もいる。お金や権力に媚びる人もいれば、高潔な人もいる。死んでいく人もいれば、新たに誕生してくる人もいる。子供がいて、老人がいて、ずるい人も、誠実な人もいる。殺す人、殺される人、裁く人、裁かれる人、自殺する人、発狂する人。神を信じる人もいれば、神様なんて全く信じない人もいる。

ドストエフスキーの小説には世界のすべてがある、と言われています。だから、正直言って、
読むのはしんどい。数多くの人がチャレンジしては、途中で嫌になってしまう。でも、せめて
150ページくらい頑張って読み進むことができれば、やがてあなたはドストエフスキー・ワールド
にはまって行くでしょう。

『白痴は』は、一種の恋愛小説でもあります。主役のムイシュキン公爵が愛した二人の女性、
ナスターシャとアグラーヤ。そして、その二人の女性も彼を愛した。しかし、ムイシュキン公爵は
「恋」というものがどういうものかも知らなかった。そして、ナスターシャを愛するロゴージンの
複雑な心境とアグラーヤを愛するガーニャの苦悩。

スイスの精神療養所を出たムイシュキン公爵が11月の終わり、ペテルブルグへ向かう汽車の中で、
ロゴージンに出会うところから物語りは始まります。

ロゴージンは(以下引用)
「あまり背の高くない、二十七歳ばかりの青年であり、髪はほとんど真っ黒といっていいほどの縮れ毛で、灰色の瞳は小さかったが、火のように燃えていた。鼻は低くて、平べったく、顔は頬骨がとびだしており、薄い唇はたえずなんとなく不遜な、人をばかにしたような、いや、毒を含んでいるとさえ思われるような薄笑いを浮かべていた。しかし、その額は秀でて美しく整い、下品に発達した顔の下半分を補っていた。この顔のなかで特に目だっているのは、その死人のように蒼ざめた肌の色で、それはこの青年のかなりがっちりした体格に似合わぬ憔悴しきった感じを体つき全体に与えていた。が、それと同時に、その人を食ったような、厚かましい薄笑い、いや、みずから悦に入っているような鋭い眼差しとはまるでそぐわない、悩ましいまでに情熱的なものをも感じさせていた。」

ロゴージンは品のない商人で、がさつで粗暴、しかし、お金を持っていました。
ロゴージンは、絶世の美女ナスターシャをぞっこん惚れこんで、なんとか、お金の力で彼女を
自分のものにしようとしていました。

一方、ムイシュキン公爵は、ほとんど無一文で、白痴同然に世間知らずで、でも、誠実で素朴で
紳士的な美しい青年でした。まさに二人は対極をなしていたのです。

ムイシュキン公爵の家系は絶えてしまっていて、遠縁の人がある将軍夫人であると知って、
訪ねていきます。最初は胡散臭い青年と思った将軍家ですが、彼の誠実さに打たれて、
温かく迎えられます。この将軍家の三人姉妹の末っ子が美人のアグラーヤ。
アグラーヤはムイシュキン公爵を白痴扱いしながらも、「これだけ高潔で誠実な人はいない」
と恋します。
将軍家の秘書をしているガーニャという知的な青年はアグラーヤとナスターシャのどちらかを
自分のものにしたいと考えていました。

アグラーヤは将軍家の令嬢。
ナスターシャは、お金持ちに囲われていた過去をもつ女性。

ムイシュキン公爵がガーニャの家を訪問しているときにナスターシャが突然やってきて、
初めて二人は出会います。初めは高圧的だったナスターシャは、ムイシュキン公爵のあまりに
無防備で誠実で無欲な人柄に惹かれ、恋します。

さあ、この5人の恋の行方は?
読んでいて、ムイシュキン公爵の行動を「おまえはバカか!」と思うことがありますが、
この本のタイトルを考えれば無理もないことです。

「なんだただの恋愛小説?」って言われそうですが、もちろん、そんな単純な小説では
ないです。説明が難しい。

<<次回に続きます>>

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