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ブータン国王と王妃が来日して、爽やかな一陣の風を残して行った。
毎日まいにち、ニュースを見ると不愉快なことばかり。その中で、この小国の二人は、
なぜ、こんなにも爽やかな心地よさを運ぶことができたのだろう?
ブータンの存在を初めて知ったのは、今から40年ほど前。当時小学生だった私は切手収集を
していた。世界の切手の中で一番ユニークなのは、ブータンの切手だった。現在の切手は
知らないけど、当時の切手は確か、ひょうたん型をしていたと思う。
また、ブータンでは、多夫一妻制だと聞いたことがある。今回、あらためて調べたら、確かに
ブータンなどの一部で、多夫一妻制があるらしい。この背景は、①間引きが行われること、
②経済な理由、などらしく、必ずしもポジティブはものではなかった。
ブータンは、チベットの山奥にある。中国、インドに挟まれ、ネパールのやや東だ。
世界で唯一、チベット仏教を国教にしている。人口は70万人足らず。
親日国の理由は、1960年代から日本が農業指導などでサポートしてきたかららしい。
31歳の国王と21歳の王妃。国王のお父さんはどうしたのかと思ったら、まだ、56歳なのに
息子に王位を継承したらしい。これもいいなぁ。
日本の天皇は「死ぬまで」天皇だ。ちょっとハードなのではないか。
天皇自身に継承タイミングを決断できる権利を与えるべきではないだろうか。
ブータン国王が福島の被災地を訪れ、小学生にスピーチをした。
「皆さん、竜を見たことがありますか?
私は、ありますよ」
と王様が言うと、子供たちは皆
「えーーー!?」
とびっくり。
ブータンの国旗は竜の絵なんですよね。
王様は続ける。
「竜は、経験を食べて大きくなるんですよ。
竜は、あなたの心の中にいるんです」
と。
暗に、「今回の大変な経験で、皆さん、そして、皆さんの心の中にいる竜は、とても
大きく成長した」ということなのでしょう。
王様も王妃もとても綺麗な英語で話していました。
国民の幸福度が世界で一番高い国ブータン。
物質的な豊かさではなく、心の豊かさを求めようと。
ブータンの長い歴史を見ると必ずしも平坦な道のりではなかった。
しかし、資本主義の流れ、社会主義の流れ、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教
とも異なる、独自の世界を保てたことは素晴らしい。
大国ではなく、この小国から学ぶことは多い。
金銭的な損得を超えて、日本中がこの二人を大歓迎したのもうなずけます。
余談ですが、この王様は、なんとなく、アントニオ猪木に似ていますね。
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2011年11月20日
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