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先週の朗読会では、村上春樹の『夜のくもざる』に収録されている「もしょもしょ」を読みました。
『夜のくもざる』は、16年くらい前に、糸井重里の薦めで村上春樹が雑誌広告などに書いたもの
を集めたナンセンス短編集です。非常に短いので、1話あたり3〜4分で読めます。
正直言って、面白いものもあれば、それほどでもないものもある。シュールなものもある。
でも、はまってしまうと楽しい。
私のお気に入りは、「もしょもしょ」「ことわざ」「タコ」「コロッケ」など。
ちなみに、「もしょもしょ」は、
僕が、ぼちょぼちょにいいことをしたら、そのお礼にもしょもしょが、くりゃくりゃを持ってきた話。
僕は、驚いて、こんなものをもらうわけにはいかない、と拒否するのだけど、もしょもしょは
「えーやないですか。よっしゃ、ゆうて、もろてくれたらええんですよ」
と置いて行く。まさか、くりゃくりゃを玄関に置いておくこともできず、押入れの奥にしまう。
奥さんに見つかったら大変なことになるからだ。でも、くりゃくりゃを実際使ってみると、思ったよりも
ずっといい。毎日堪能している、といった話。
村上春樹の本は、世界の数十カ国語に翻訳されていますが、春樹の本の翻訳家による国際
シンポジウムでは、「『夜のくもざる』が一番翻訳が難しい」という話でした。
楽しい本ですよ。
↓これは、「夜のくもざる」をベースに動画化したものです。
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2011年12月09日
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