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かつて「悠々自適な老後」という言葉があったけれど、最近、めっきりと聞かなくなった。
少したって、「自己責任」なんて言葉が流行ったりもした。
日本人は会社のため、家族のために一生懸命働いて、せめて、「老後はのんびりしよう」
と生きてきた。でも、もう、僕らに老後なんてないんじゃないのかな。
年金はでない。定年もどんどん延びると思う。
いま、60歳定年のところは、やがて63歳に、そして、65歳に、そして、
「まだまだ働けるはずだ」とかいう風潮を創り出して、68歳定年とかに
なるかもしれない。そうしないと年金を出せない政府としても困るから。
かつて55歳定年だった頃は、定年を迎えても元気だった。だから、海外旅行にも
行けたし、いろいろと趣味を全うする元気があった。
しかし、68歳で定年を迎えて、どれだけの期間、元気に過ごせるだろう?
海外旅行に行くにしても体力がいる。歩けなければつまらない。膝が痛いとか
腰が痛いとか言っているようでは、観光もロング・フライトもきつい。
食事するにしても、70歳を過ぎれば、こってりした洋食は食べられないだろう。
ビールだって、ワインだって、がんがんは飲めない。
硬いものも食べられなくなる。
そして、もちろん、お金も必要だ。
もう、老後はないと考えよう。
僕は幸い海外出張が多い。結構大変なのだけど、これからは、寸暇を見つけて
エンジョイしようと思う。せっかく会社のお金でいいホテルに泊まって、あちこち
行くのだから、美味しいものを食べて、世界の遺跡を見て。
国内出張も楽しもう。
仕事も楽しくやろう。
ゴルフも楽しもう。
恋もしよう。
美味しいものを食べよう。
本を読もう。
映画も見よう。
美術館にも行こう。
博物館にも行こう。
習い事もしよう。
お金のかからない方法で楽しもう。
土日はできるだけ、のんびりしよう。
元気なうちにやれることをやっておこう。
定年の時には、すべてをやりつくしておいて、
いつ、死んでもいいようにしておこう。
今を生きよう。
だって、もう老後はないのだから。
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2012年09月12日
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