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男はプライドで生きている。というか、オスは、本能的に戦う運命にある。
生まれてきて、生殖行為をするにも他のオスたちとの戦いがある。
サル山を見てください。ボス猿はオスだ。戦いに敗れたら去るしかない。
トドのコロニーを見てもわかる。オスは戦う。どっちが強いか。
強い方が、自分の遺伝子を残す権利を有する。
鳥を見ても、オスはエサを探しに行く。メスはオスが取ってきたエサを
雛に与える。オスが戦い、遺伝子を残し、子どもたちのエサを入手し、メスは
強いオスからエサをもらって子供たちを育てる。
侍の時代には、武士のプライドがあった。
大戦中には、軍人たちのプライドがあった。
時代が変われば、プライドの中身も変わっていく。
戦後は、経済の時代になった。
焼け跡から奇跡の経済成長を遂げた日本。サラリーマンは、日本の経済
成長に貢献し、会社のために頑張り、家族のために働いてきた。
戦後の男のプライドは、学歴、有名企業、出世、高額所得、美人の妻、
マイホーム、優秀な子供・・・・
そんなものを目指して、入手して、プライドを満たしてきた。
すべてのプライドを満たすことはできなくとも、右肩上げりの経済成長時には
ある程度のプライドを満たすことはできた。
しかし、バブル崩壊で右肩上がりの経済は終わった。
学生が就職できない。
有名企業なんて入れない。
会社でリストラにあってしまう。
会社が倒産してしまう。
所得が増えるどころが減ってしまう。
出世なんかしない。
結婚もできない。
子供もいない。
マイホームもローンが払えない。
などなど、これまで男のプライドを満たすためのアイテムが、ことごとく
崩壊してきてしまった。
宮部みゆきの『理由』には、その辺のところが実にうまく描かれている。
自分はすごいんだぞ!ということを家族や彼女に見せたいがために、
無理なことをしてしまったり、違法行為に手をつけてしまったりする。
誰もそんなことは期待していないのだけど、プライドが満たされないと
男はやってられなくなることがあるのだ。
以前は、男が女性にごちそうするにが当たり前の時代があった。
男女雇用均等法以降は、当たり前ではなくなってきた。男女のどちらが
所得が多いかもケース・バイ・ケースになっている。
女性も男性と同様に働くようになって、男性ホルモン優位となって、
妊娠もしにくくなっているらしい。
夫婦で、旦那がリストラされ、奥さんの仕事がうまくいっているならば、
旦那が主夫をしたっていい、そういう時代だ。
かつてのプライドを持っていても、愚かで、笑われるだけだ。
「最近の男子は草食系になってきた」
と言われているけど、当たり前だと思う。
こんな時代に誰(男)が肉食系として、やっていけるのだろう。
あくまでも
メスをゲットして、生殖行為をして、子孫を増やし、
メスや子供のためにエサを持って帰る、
それこそが、男の本懐だった。
社会で「用無し」の烙印を押され、エサもなく手ぶらで戻ってくる男が、
どうして、ペニスを硬くできるか。
難しい時代になった。
これから、男は、どうやって、プライドを持って生きればいいのでしょう。
オス、メス関係なく、協力しあって、やっていくしかないのでしょうね。
「プライドなんて、くだらない!」と言わないでくださいね。
男がなんとか頑張っているのは、プライドなしではありえないことですから。
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2012年10月08日
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