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死語となった言葉で感慨深いのは「リゾート」と「悠々自適な老後」だ。
「リゾート」という言葉は、たぶん、バブル期に西武がプリスホテルの展開とともに
使ったのでは。パルコでは「美味しい生活」なんて言葉もあった。
鉄道も流通グループもいまや寂れてしまっている。
別荘ブームもあった。今では、売れ残りの別荘が朽ちてきている。
リゾート・マンションの管理費が滞納されているらしい。
「悠々自適な老後」というのも、以前、あった。
まだ、年金の心配もいらない時代のことだ。現役時代は一生懸命働いて
老後はゆっくりとしよう、というもの。いまや、年金はいつ、いくらでるかもわからず、
定年はいつまで延長するかわからない。
「年をとっても働きたい」
なんていうのは嘘で、余裕の資金があればゆったりと暮らしたい。
「自己責任」という造語がはやった時代もある。
企業が退職金の責任を持てずに、社員に運用をさせ始めた頃だ。
年金がまともに払えなくなりそうだ、という時期にも重なる。
さすがに、使う側も恥を知ったのか、この言葉はいまではあまり目にしない。
村上春樹のエッセイに書いてあったけど、ギリシアでは、海辺のカフェで一日何も
しないで、ボーとしている老人たちがたくさんいるようだ。そのエッセイが書かれていた
頃には、今のように「ギリシア危機」は顕在化していなかった。
彼らは「悠々自適な老後」を送っていたのだ。
最近、訃報が多い。もと関取の久島海、漫才師、そして、ホイットニー・ヒューストンが死んだ。
ホイットニーは素晴らしい歌姫だった。映画ボディガードでは、歌とともに素敵な容姿で
楽しませてくれた。その彼女が、年下の夫のDVで悩み、薬物中毒になり、48歳で変死した。
憧れのスターには、老後もなかった。
5億円の宝くじが発売開始になった。前後賞あわせて、5億円があたる、と。
もし、本当に当選者がでるならば、名前は公表しなくてもいいから、「当選者が出た」
というニュースだけでも知りたい。たぶん、当選者は出ない。
発売金額に応じて、当選者の数も減る。一等賞金が上がれば、当選確率も下がる。
「あたる、あたる」と言いながら、「当たった」という話は聞いたことがない。
最近の新語、造語は、何だろう?
今日、電車のつり革広告で幸福の科学の大川隆法氏の本を見た。
こんなに夢のない時代になると宗教が流行るかもしれない。
結婚もしない。子供もつくらない。
就職もできない。給与は減る。
老後は心配。税金は上がる。
国会は空転している。
米国の大統領予備選挙のニュースを見ていると、アメリカ人はどうしてあんなに
バカみたいに楽しそうにできるのかと思う。オバマの登場であれだけ大騒ぎして
結果、なにかいいことがあったのか?何もないと思うのだけど。
でも、日本人もアメリカ人なみに、バカみたいになるのも面白いかもしれない。
皆が楽観的になって、仕事もほどほどにして、定時に帰り、貯蓄もやめて、
持ってるお金を全部使ってしまい、借金してまで遊び、返済しないで死んでしまう
ような生活をしたら、どうなるんでしょうね。
そういえば、今日は、バレンタインデーでした。
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2012年02月14日
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