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民間会社で営業をしているとノルマのような販売目標が課せられます。というか、その前に「予測」を提出させられるのですが、その集計結果がネガティブだと、途端に上から「なんとかしなさい」「20%増益策を具体的に考えて提出しなさい」などという指令が流れます。
もちろん、市場状況、為替状況、競合他社の動向なども十分に報告して、現実的な報告をした後のことなのですが、それでも、とにかく打開策を求められる。諦めるなどということは基本的に許されない。こうやって民間会社の社員は追い詰められる。
こういうのを見ていると、大東亜戦争のときの玉砕覚悟で米国軍に立ち向かった日本兵を思い出します。硫黄島では支援も援軍も全く期待できない状況の栗林中将に東条首相が
「どうかアッツ島のようにやってくれ(玉砕せよの意味)」と懇願したらしい。徹底抗戦した日本軍は最後は手榴弾などを持って「万歳」と叫びながら敵に向かって走っていったらしい。もちろん射殺もしくは爆殺された。万歳は嬉しいときにも使うけど、「もう打つ手がありません」という表現でもある。
もし、「日本の強さ」の秘訣に「命をもいとわない精神」というものがあるとしたら、これは一体どうなのだろう。こういう人種が中国、朝鮮、フィリピン、ビルマ、インドネシアシンガポールなどを占領し、現地人に対して優しく接するわけがない。中国における日本軍の中国人虐殺はあったと思う。
ちなみに「特攻」の始まりは1944年10月、フィリピン東方海上で米護衛母艦セント・ローに体当たりをして撃沈したのが始まりらしい。その後、「特攻」は美化されて、終戦まで続いた。「生きて帰ってくるな」という命令はどういう感覚でなされたのか。言われた兵隊はどう自分自身に言い聞かせて出撃したのか。「お国のため」だったのか。
「会社のために」どこまで頑張るか。戦後も日本人は頑張り続けた。世界が目を見張る奇蹟の経済成長を日本は遂げ、そして、今、長い不況にある。
14年連続で年間3万人以上の自殺者が出ている。年間3万人と計算しても42万人が自殺した勘定だ。もちろん、特攻とこの自殺とは違うだろうけど、なんというか、まだ、別の戦争が続いているような気がする。
日本人はなかなか降伏しない。それがいいことなのかどうか。諦めればずっと楽になるような気がする。我慢もしない。プライドも捨てて開き直る。そうすることによって、もっともっと人生は楽になるような気がするのですが。
英国は「数々のバトルでは負けても、戦争に負けたことはない」と豪語していますが、これは、「小さな地域戦(人生の小事)では白旗を揚げてもいい、でも、人生は諦めない」という哲学に通じると思うのですが。
もうすぐ、桜の季節になりますが、散る桜に対して「美しい」と思う感覚は要注意です。確かに美しい、でも、人間は天寿を全うすべきだと思います。
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2012年03月12日
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