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うちの職場は、私以外のほとんどは非常に高学歴、もしくは有名校出身者です。
ある女性(35歳)は、いわゆる総合職で男性と同様に働いています。
筑波大付属高校を出て、東大受けたけど落ちたので慶応に行った、といった経歴です。
彼女は数年前に結婚し、昨年子どもを産み、産休を3ヶ月くらい取っていましたが
昨年暮れから仕事に復帰しました。昼間、子どもの面倒は親に見てもらっている
ようです。旦那も会社員。
彼女の担当製品は現在非常に忙しくて、彼女は朝9時から夜9時まで働いています。
家に着くのは夜10時を過ぎる。
以前は、1人で欧州や中国への出張もしていた。
今日も残業だったので、
「こんなに残業して、妻の仕事もして、母親の仕事もするなんて大変だね」
と声をかけたら、「無理ですよ」と。
とことん疲れている様子。体調も悪そう。あまり愛想のいい女性ではないのですが
性格は悪くないし、頭もいい。英語もペラペラだ。
「80年代に雇用機会均等法とかで、女性も男性と同様に働けるようになった、とか
言うけど、結婚したら、家事は女性、出産も女性、育児も女性で、結局、働く女性を
支援する社会システムが全然できてないんだよね。北欧なんかは、随分発達している
ようだけど」と言ったら
「そうですよ。スエーデンのお客さんへ行ったら、事務所で赤ちゃんの泣き声や子どもの声が
聞こえたので、何かな、と思ったら、女性は子どもと一緒に出勤して、会社には
託児所があるんですよ」と。
「でも、東京ではあかちゃん連れて、通勤電車には乗れないからね」
と言ったら、「そうですよ。地方の工場でないと無理です。車通勤でないと」
と。
「でも、もっと大変なのは、専業主婦ですよ。」と彼女。
「どうして?」
と聞いたら、
「専業主婦にはやることがたくさんあるけど、お金を稼がないので、全然、その
苦労を認めてもらえないからです。こんなにつらいことはありませんよ。
朝から晩まで、逃げ場がないんですから。外で仕事をしていれば、仕事のせいに
して、いろいろと逃げ場を作れるんです。」
と。
確かに専業主婦は「大変だね」とか、「忙しそうだね」とか、「よくやった」とか
ねぎらいの言葉をもらうことは少ないし、気分転換もしにくいかもしれない。
でも、会社員、妻、母親の3役をやりながら、へとへとになって残業しながら
そういう専業主婦のメンタルな点にまで頭がまわるのはすごいなぁと思いました。
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